旅客機の友
ピストン・エンジンを装備したプロペラ旅客機のモノクロ写真を集めて見たのですが......
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民間旅客機アトランダムINDEX 目次

(49)第2次大戦後は民間航空路線で活躍したダグラスDC-3旅客機(軍用機はC47) 2005年07月09日
(48)台湾の中華民航からチャータしたカーチス・ライト社C46・コマンド旅客機が民間機1号だった 2005年07月09日
(47)民間の水上機を利用して魚群の捜査が始まった 2005年06月27日
(46)ユンカースJu52輸送機はアジアを南まわりで1939年に日本まで飛んできた 2005年06月21日
(45)デ・ハビランドDH83フォックス・モス輸送機は瓦斯電KR-1旅客機の設計モデルとなった 2005年06月20日
(44)A-26長距離実験機が日本の実力に近かったのではないか 2005年06月19日
(43)大正期末に,イタリアから2度目の長距離飛行が実施された.サボイアS16飛行艇で 2005年06月17日
(42)三菱式鵬型長距離連絡機は,陸軍の93式2型双軽爆を改造した連絡機 2005年06月17日
(41)Savoia Marchetti S.75 RT長距離輸送機は,1942年にローマと東京を往復 2005年06月15日
(40)2式輸送飛行艇「晴空」は,2式飛行艇を輸送機に改造した 2005年06月15日
(39)三菱式21型貨物輸送機は陸軍の97式重爆を改修した民間機 2005年06月14日
(38)中国大陸で使用した中島式双発輸送機「暁号」は海軍向けのLB-2試作長距離爆撃機を民間機に改造 2005年06月12日
(37)三菱MC-20型旅客輸送機は,陸軍の97式重爆を基本に開発された民間輸送機だった 2005年06月12日
(36)日華事変で渡洋爆撃した96式陸攻は「ニッポン」号として世界一周飛行もした 2005年06月11日
(35)川西式4発輸送飛行艇は海軍の97式飛行艇を旅客輸送用に改造した民間旅客飛行艇 2005年06月10日
(34)陸軍の一式輸送機(日本航空工業キ59)は,失敗作の民間旅客機TK-3を救済した 2005年06月08日
(33)ダグラスDC-4E試作旅客機:海軍は次期爆撃機の参考に購入したが.... 2005年06月07日
(32)ユンカースW33輸送機は大西洋の横断は成功したが太平洋では失敗した 2005年06月07日
(31)ビーチ・クラフトC17E小型複葉旅客機は電動引込脚を採用していた 2005年06月05日
(30)ユンカースJu160旅客機 (Junkers Ju160)は波形軽合金板を止めて高速旅客機に 2005年06月04日
(29)瓦斯電TR-1/TR-2中型旅客機は台湾国防義会へ納入して終わった 2005年06月03日
(28)三菱MS-1旅客輸送機は,海軍向けの機上作業練習機を改造した 2005年06月03日
(27)ハインケルHe116輸送機は,ルフトハンザがユーラシア線と南米線用に開発した長距離輸送機 2005年06月02日
(26)ユンカースJu86旅客機 1930年代のドイツ航空省は軍用機と民間機を兼用で開発していた 2005年05月31日
(25)第二次大戦後に開発されたターボプロップ旅客機も次第に姿を消して行く 2005年05月30日
(24)サボイアS.13飛行艇には不運がつきまとう 2005年05月30日
(23)サボイアS.62輸送飛行艇 (Savoia S.62 Flying-boat)は海軍より払い下げ 2005年05月29日
(22)満州航空MT-1「隼」旅客機は,中国に駐留した関東軍のための航空輸送会社が製作した 2005年05月28日
(21)ロッキード14スーパー・エレクトラ旅客機は日本の航空会社と陸軍で活用された 2005年05月26日
(20)ダグラス社製DC3旅客機は製造ライセンスを取得して,海軍の零式輸送機として製造された 2005年05月25日
(19)中島AT-2旅客輸送機は,陸軍にも97式輸送機として使用された 2005年05月25日
(18)ダグラスDC2旅客機を輸入してライセンス生産し,次期国産旅客機の学習モデル 2005年05月23日
(17)飛行艇の経済性が陸上機に劣ることを印象づけたドルニエ・ワール旅客飛行艇 2005年05月23日
(16)海軍の13式艦上攻撃機を改造して三菱式T‐1.2輸送機,T‐1.2観測機が製作された 2005年05月22日
(15)オランダから輸入して長距離洋上路線に就航したフォッカーF-7b/3m旅客機 2005年05月20日
(14)Fokker スーパー・ユニバーサル旅客機は,米国よりライセンスを得て国産化 2005年05月20日
(13)川西機械製作所K-10旅客輸送機は客室式4座の複葉機 2005年05月18日
(12)民間航空路線に近代的なドルニエ・コメット旅客機が投入された 2005年05月18日
(11)波形外板による全金属製旅客機ユンカースF-13旅客機:瀬戸内海定期航空路で運航 2005年05月16日
(10)東京航空輸送の相羽式ツバメ6号,7号は海軍の練習機を改造した軽旅客機 2005年05月15日
(9)英国エアスピード社製旅客機の製造権を得て,国産化した三菱ひなづる旅客機 2005年05月14日
(8)艦載用飛行艇は旅客用飛行艇になった:愛知AB-4飛行艇 2005年05月13日
(7)静岡で試作された複葉旅客機は営業飛行は許可されなかった 2005年05月10日
(6)海防義会の義勇号として製作された旅客機:川崎造船KDA-2 2005年05月08日
(5)戦前は幻の重工業としてガス電があった:航空機と武器を製造した 2005年05月07日
(4)瓦斯電KR-1/KR-2小型旅客機は,発動機も国産の旅客機 2005年05月07日
(3)海軍13式艦上攻撃機をもとに試作した三菱MC-1旅客機 2005年05月06日
(2)輸送機設計懸賞に優勝した愛知AB-1旅客機 2005年05月04日
(1)大正期の日本製旅客機:伊藤式恵美29型台北号 2005年05月03日

第2次大戦後は民間航空路線で活躍したダグラスDC-3旅客機(軍用機はC47)

DC-3旅客機  
 
 ダグラス社の双発輸送機はC-47として軍用機として第2次大戦中に大量に生産されたが,日本でも太平洋戦争の前に日本航空輸送と帝国海軍が1938(昭和13)年9月から11月に輸入し,その後は製造ライセンス権を購入して国産機(零式輸送機)として製造されていた.DC-3旅客機は,第2次大戦の全期を通して米国,日本,ソ連において製造され総生産機数は2万機程度に達した双発の輸送機である.第2次大戦後になると,民間航空市場に大量に軍用輸送機が払い下げられた.

 太平洋戦争後(1945年9月以降),新しい航空会社としてスタートした日本航空は,国内航空路線の調査と民間航空の広報活動を行なうために,フィリピン航空からDC-3旅客機を1機チャータしてきた.このDC-3旅客機の機名を「金星」と命名して1951(昭和26)年8月25日,8月27日~29日の3日間,関係官庁,各産業界の有名人,航空輸送関係者などを招待して,羽田~大阪~福岡などへ遊覧飛行を行ない,日本航空による民間航空路線の定期運航スタートが近いことを広報した.
 日本航空はその後,マーチン2O2双発旅客機とダグラスDC-4旅客機を導入して運航を始めた.しかし双発のダグラスDC-3旅客機は北日本航空,日本ヘリコプター航空(日ペリ航空:現在のANA全日本空輸)と運輸省航空局(フライト・チェック用)が使用することになった.日本の民間航空におけるダグラスDC-3AとDC-3Cの使用機数はチャータ機を含めて合計24機に達した.日本で最後まで運用されたダグラスDC-3となったのは航空局のJA5100「ちよだ」で,1969(昭和44)年4月26日まで飛行していた.
 なお軍用輸送機タイプでは,海上自衛隊でDC-3の米国海軍向けのR4D-6を4機使用していた.

台湾の中華民航からチャータしたカーチス・ライト社C46・コマンド旅客機が民間機1号だった

カーチスC46コマンド  
 第2次大戦後初めて日の丸の国籍マークを機首の両側につけ,日本人乗客を乗せて飛んだのは,読売新聞社が中華民航CAT(Civil Air Transport lnc)からチャータしたカーチス・C-46コマンド双発旅客機(B-848)だが,機名を「よみうり平和号」と名付けた. この双発旅客機に招待客30人を乗せて,1951(昭和26)年8月15日に羽田を離陸して,羽田~札幌~千歳(着陸)~釧路~帯広~函舘~青森~盛岡~仙台~福島~郡山~宇都宮~羽田(着陸)~大島~羽田(着陸)の飛行コースで約3000km飛行した. 
  翌16日には別の招待客30人を乗せて,「よみうり平和号」双発旅客機は羽田~横浜~静岡~浜松~名古屋~京都~大阪(着陸)~高松~広島~福岡(着陸)の約3000kmを飛行した.これで計画通りに2日間で日本上空の一周飛行を行なった. 
 カーチスC-46コマンド旅客機は後に航空自衛隊が米軍より供与されたカーチスC-46輸送機の民間向けである.カーチスC-46コマンド輸送機の自衛隊への供与は1955年に16機からはじまり,1957年までに合計36機のC-46Dが米軍から供与された.そのあとはAタイプ9機,Dタイプ3機の計12機を台湾より購入している.1978年に用途廃止となった.
 オリジナルのカーチスCW-20は,36人乗りの民間輸送機として開発されて1940年3月に初飛行し,当時としては最大の双発輸送機だった.双発機で4発機並みの搭載能力を狙ったために,2つの円弧を上下に重ねた胴体断面を採用し,試作機は与圧仕様となっていた.米国陸軍航空隊がC-46輸送機として採用し3180機が生産された.

究極の多機能アナログ・クォーツ腕時計は日本製

GC CLAC

株式会社シェルマン[東京都中央区銀座3-14-16/phone03-5568-1234]は独自に企画して製品化した腕時計「グランド・コンプリケーション」(クラシック)に,アンチックな機械時計に装備されていた「ミニッツ・リピータ」,「永久カレンダ」,「スプリット・セコンド・クロノグラフ」,「ムーン・フェイズ」などの付加機構を組み込み,超多機能なアナログ・クォーツ腕時計を販売している.これによってメカ好きにも適切な機械時計を捜していた実用時計コレクタ層にも手軽に楽しめるような価格帯で提供可能になっている.

◇アンチック機構へのこだわり

 アナログ・クォーツ・ムーブメントを使用しているからといっても,低価格を指向した腕時計ではない.あくまでかつての機械式なみ付加機構を,日常生活場面において安心して使えるように,正確に動作する機械式クォーツを選択したのである.しかも時計を構成する機械部品には十分に吟味して選択したものを使用している.たとえば,ムーン・フェイズ・ディスクには本物の金箔や銀箔を貼り込むなど細部の質感にこだわり,ギロッシェの文字盤は立体的に何層も加工しているなど,スイスの機械式時計に引けを取らない仕上げを細部まで追求した多機能クォーツ腕時計となっている「グランド・コンプリケーション」のミニッツ・リピータ機構は,2種類の異なった鐘の音で,時,分単位の現在時刻を知らせるのだが,ケース本体にも特注品を使用し3つの音を合成することによって,機械式の音色を再現している.さらにクォーツ・ムーブメントの利点を生かし,電池を交換しない限り永久カレンダの調整をする必要はない.また通常のストップ・ウォッチ機能だけではなく,1本の針で1度に複数個の時間計測が可能である.さらに60分12時間積算計を標準で装備し,クロノ・グラフ秒針用にはとくに1/4秒ステップのモータを採用し,機械式クロノグラフと同様の針のステップ運針を実現している.月齢表示機能では,月の満ち欠け周期29日と1/2の月齢を表示する機能に張込式ムーン・フェイズ・ディスク(エナメル仕上げ)を採用している.

 本体ケースの素材にはステンレス(SUS316L)鋼を使用し,オール研削仕上げの2段式ベゼルとなっている. 時計本体のサイズは, 直径40mm×厚さ13mmで重さが約70g(ベルト,バックル含めて)である.なおオプション装備のブレスレット(本体:ステンレス・スティール)は単体で約60gある.上面の風防ガラスは曲面サファイア・クリスタルを採用し,クォーツ・ムーブメントは月差±20秒で, 日常生活防水となっている.

 なお,時計ケース,ムーブメントは日本製,付属ブレスレットは中国製で,最終組立て調整は日本で行なわれている.電池の寿命(SR927W)は,ミニッツ・リピータを1日平均17秒間,クロノグラフによる計測を1日平均1時間使用した場合で約2年とされている.

クォーツならではの手頃な価格で憧れの複雑機能をたっぷり満喫
シェルマン オリジナルウォッチ

モトGP2004のテクニカル解説DVD

Moto GP 210mph

◇「Moto GP The 210mph Bikes」英語版DVD 税込価格5250円 (本体価格5000円)

 Moto GP用バイクは時速330kmを超える世界で競争しているマシンである.2004年シーズンのモトGPに出場した7台の4ストローク・マシン(Honda RC211V,Yamaha M1,Ducati Desmocedici GP4,Suzuki GSR-V,Kawasaki Ninja ZX-RR,Aprilia RS Cube,Proton V5)を解説したテクニカル映像DVDである.マシンの解説はかつての実力GPライダー,ランディ・マモラが担当している.マシンの開発技術者やライダーなど関係者とのインタビューや,ピット内部の映像も収録されている.現在もGPに関わっている,マモラによる独自のインタビューなどで構成されている.
  特典映像は,(1)ミシュランの16.5インチ・タイヤ解説,(2)ドゥカティ・コルセ本部のビデオ取材,(3)ロッシズ・サークル:J.バージェスなどのロッシを取り巻くチーム・メンバーの紹介が収録されている.

 [DUKEビデオ 本編60分+特典映像18分の英語版]

2輪のGPレースガイド本,4輪のF1GPガイド本,英語版だが情報は十分見てとれるかな?

Who Works in 2005

●「 Who Works in MotoGP 2005」 税込価格1万500円 (本体価格は1万円) 

自動2輪のサーキットで行なわれるロードレースMotoGPに関わる人々,チーム,メーカー,スポンサーを紹介し,開催されるすべてのサーキットの概要やレギュレーションの解説などを収録した毎年恒例のオフィシャルガイド2005年版.これで6度目の発行になるが取り上げた人々は,250&125ccクラスもふくめた全ライダー,エンジニアの略歴,カメラマンやジャーナリストにいたるまで写真とともに紹介されている.この本を片手にGPレースを観戦していれば,これまで以上に興味が深まるはずである.ガイド・ブックはハードカバーで判型は高さ215mmx幅105mmでカラー印刷の英語版(645p).

●「Who Works in Formula One 2005」税込価格1万500円 (本体価格は1万円)
 

F1グランプリに関わる人々,チーム,パーツサプライア,スポンサー,ジャーナリストなどをすべて紹介する毎年恒例のガイドブック2005年版.人物に関しては,ドライバー,エンジニア,チームの首脳陣らの略歴と写真,そのほか各サーキットのレイアウトやマシン・エンジンの基本データなども網羅されている.F1をより深く知るには必携の一冊といえよう.05年版にはF1と同時に開催されるGP2シリーズのチームも紹介されている. このガイド・ブックは,英語版で528頁のハードカバーで判型は高さ215mmx幅105mmである.

クルマとバイクの専門書店「リンドバーグ」

神奈川県の農業機械メーカーだった「細王舎」は,ミニ耕耘機を農家に紹介した

足踏脱穀機

 農業機械の「細王舎」の名は,創業者の箕輪政次郎夫婦が生まれた地となる,神奈川県橘樹郡生田村細山と柿生村王禅寺の字名の「細」と「王」に由来し,細より出で王にいたること目標としたものであった.
 箕輪政次郎は明治維新より20数年で座繰機械を発明し製品として販売したが,さらに撚蔟(まぶし)製造機,足踏式糸繰機械,TM式製縄機,製筵機,藁打機などを製品化して農家の必需品となった.これらの機械が農村における作業の効率を向上すると評価され,日本発明協会の渋沢会長より表彰された.

 後継者となった箕輪亥作(1888年1月23日~1929年1月13日)は,関西の機械メーカーで職工修業の後で農業機械の開発に取り組み,1912(大正元)年ミノル式稲麦扱機親玉号,大正式廻転桑刻機その他数種の機械製品を考案した.
 これらの農業機械は,発売すると全国津々浦々に普及し,各地の博覧会,共進会などにおいて最高賞を授与された.こうして細王舎の親玉号は三角形の意匠が特徴として注目され,農業機械分野に三角形の模倣製品が流行したが,元祖親玉号はその堅牢さと回転の軽快なことで他の追随を許さず全国の市場を圧倒した.そのため単に「神奈川県細王舎」の宛名でも郵便物が届くほどに「細王舎」の名は全国に知られた.さらに1924年には脱穀効率を3倍に高くした「ミノル式」足踏脱穀機を開発して名声を確立した.
 昭和期に入ると,箕輪嘉夫が事業を受けつぎ,太平洋戦争敗戦後の混乱の中で食糧増産,農業機械化の動向を察知して,米国メリー・ティラー社と1953(昭和28)年に技術提携を結び,軽量小型の耕耘機としては日本で初めての空冷エンジンを装備した耕耘機「メリー・ティラー」を在来品の1/3の価格で発売した.空冷エンジンの耕耘機は軽量でコンパクトなさまざまな作業機を利用することにより,1台であらゆる管理作業に利用することを可能にした.しかも故障もなく低価格であったために,たちまち全国の農村から部落単位の大量の注文が殺到した.この結果「メリー・ティラー」は小型耕耘機の代名詞となり,当時の農村の必需品となった.

 しかしその後には細王舎存続の危機が訪れる.耕耘機の発展性に着目した大手メーカーの進出,模造品の新規参入が相つぎ市場競争が激化したため,農業機械業界再編の動きが出てきた.
 農業機械では老舗だった細王舎も,(株)小松製作所と1960(昭和35)年12月に業務提携をきっかけに,社名を小松部品(株)に1968(昭和43)年12月に変更した.現在では工場は厚木市小野に移転しており,細王舎の社員とその創業の精神を受けついでいる.なお小松部品は1979(昭和54)年10月1日に小松製作所系列のゼノア(株)と合併して,「小松ゼノア(株)」となっている.

航空軍事小説家:デイル・ブラウンの既刊書リスト

デイル・ブラウン, 上野 元美
幻影のエアフォース

◆デイル・ブラウン Dale Brown
軍事冒険小説

  1956年11月2日,ニューヨーク州バッファローに生まれる.ペンシルヴェニア州立大学に進学後,空軍予備役士官養成隊に入り,航法士の訓練を受ける.1978年入隊,B52とFB111爆撃機に乗務し,86年に大尉で退役.現在は,ネヴァダ州レノでタホ湖畔に住み,自家用のジェット機「ガルフ・ストリームII」で時々飛んでいる.妻と長男.

「オールド・ドッグ出撃せよ」 Flight of the Old Dog (1987)
   ・パトリック・マクラナハン・シリーズ ・ハヤカワ・ノベルズ 泉川紘雄訳 早川書房/46判[19881231] ・カバーは石橋謙一  解説:井家上隆幸 1988/12 ・ISBN4-15-207652-6 ・泉川紘雄訳 ハヤカワ文庫 NV629,630 \540 ・上:ISBN4-15-040629-4 ・下:ISBN4-15-040630-8    早川書房/NV文庫[19910831]★再刊/上下
 現役の戦略爆撃機B52を主役(全面改装により電子機器とミサイルを搭載してステルス爆撃機となったオールド・ドッグ)とした作品で,作者のデイル・ブラウンは元米空軍パイロットで,B52やF111に航法士として搭乗した経験により攻撃の描写は現実感がある.かつてパイロットであった人物が自分が乗っていた航空機のジャンルの小説を書くと,思い入れがあるために必要以上に高性能化することがあるが,この主役であるオールド・ドッグ爆撃機は,ハンディキャップを背負って任務を実行する立場になり,苦戦に次ぐ苦戦を強いられている.冒頭のレーザー兵器の存在をめぐる米ソの駆け引きはトム・クランシーなみに読み応えがあるが,物語後半になって爆撃機が出撃する場面からは,バットマンのように安心して終わりまで読み通すことができる展開になる.

「シルヴァー・タワー」 Silver Tower (1988)
・ハヤカワ・ノベルズ 伏見威蕃訳 ・カバーは荒川じんぺい 1989/12 ・ISBN4-15-207673-9 ・ハヤカワ文庫 伏見威審訳 NV688,689 1993/3/31 ・上卷ISBN4-15-040688-X ・下卷ISBN4-15-040689-8
 デイル・ブラウンの2作目で,「シルヴァー・タワー」というのは米軍の有人宇宙ステーションだが,物語はソ連軍(ロシアではない,念のため)が突如中東へ侵攻を始める.電撃的な作戦で米国は苦境にたたされるが,思いがけなくその状況から米国を救い出すのが「シルヴァー・タワー」でる.逆に窮地に追い込まれたソ連軍は,大胆な秘策を実行に移すことにした.シルヴァー・タワーの司令官セント・マイクル准将やソ連軍の切れ者ゴーヴァロフ中将をはじめとし,多様な登場人物が極限状態においてしのぎを削る緊迫した物語が展開して,読み応えのある軍事スリラーとなっている.

☆「戦闘機チータの追撃」 Day of the Cheetah (1989)
・パトリック・マクラナハン中佐のシリーズ ・早川書房/46判[1991-09-30]★上下 ・ハヤカワ・ノベルズ 伏見威審訳 ・1991/9/30 ・上卷ISBN4-15-207724-7 ・下卷ISBN4-15-207725-5 ・ハヤカワ文庫 伏見威審訳 NV735,736 ・1994/6/15 @\640/680 ・上卷ISBN4-15-040735-5 ・下卷ISBN4-15-040736-3
 米国空軍ハイ・テクノロジー航空宇宙兵器センター(HAWC)が開発を進めている人間とコンピュータを直接インタフェースを行なう兵器制御技術を搭載した実験戦闘機「ドリーム・スター」が,ソ連の送り込んだモグラ(長期潜入工作員)によって盗み出される.KGBの支援を得た「ドリーム・スター」は,米国空軍の追跡を撃破して中米ニカラグアにあるソ連軍基地へと逃げ込んでしまう.さらにソ連本土へと「ドリーム・スター」を運ぼうとするソ連と米国の間で政府を巻き込んだ駆け引きが始まってしまう.「オールド・ドッグ出撃せよ」の続編として,新たに2種類の戦闘機が主役として登場し,「ドリーム・スター」ともう1機種が "チーター"で,これはF15Eストライク・イーグルの技術実験改装型である.人間とコンピューターが "直接" インタフェースを行なう "ANTARES" テクノロジーの可能性は次回作にまかせて,ニカラグアにおける駆け引きにおいて米国は,イラクのようにやり過ぎてしまう.詳細な軍事情報をもとに描かれたく航空冒険小説である.

★「ハマーヘッズ緊急出動」 Hammerheads 1990
・パトリック・マクラナハン中佐 ・ハヤカワ・ノベルズ 伏見威蕃訳 早川書房/46判 ・1993/4/30 ・上卷ISBN4-15-207784-0 ・下卷ISBN4-15-207785-9 ・ハヤカワ文庫 伏見威審訳  NV770,771・1995/5/31 ・上卷ISBN4-15-040770-3 ・下卷ISBN4-15-040771-1
「オールド・ドッグ出撃せよ」シリーズの続編だが,"オールド・ドック"において主要人物であった米空軍のエリオット中将とマクラナハン少佐も登場するが,傍流扱いで,主人公は南米ハイチからの麻薬密輸と戦う合衆国沿岸警備隊と関税局のスタッフである.主役となるメカは,回転翼を90度遷移させてプロペラ機なみの巡航速度で飛行するハマー・ヘッド. 非軍事である麻薬密輸を題材としているため,物語を通じて派手な戦闘シーンは少ないが,合衆国政府内部での政治的駆け引きの描写を含め,なかなか読み応えのある軍事スリラー(対ゲリラ)である.

☆「スカイ・マスターズ」 Sky Masters (1991)
  ・パトリック・マクラナハン ・ハヤカワ・ノベルズ 伏見威蕃訳 早川書房/46判 ・1993/8/31 ・上卷ISBN4-15-207801-4 ・下卷ISBN4-15-207802-2 ・ハヤカワ文庫 伏見威審訳 NV809,810・1996/7/31 早川書房,上・下巻,各680円 ・上卷ISBN4-15-040809-2 ・下卷ISBN4-15-040810-6
  フィリピンで国民投票により米軍基地の返還が可決され,フィリピン駐留の全米軍は国外へ退去してしまった.米軍の撤退が完了した頃,中国とフィリピンの双方が領有権を主張していた南シナ海の南沙諸島において,中立地帯に設置されたフィリピンの石油掘削はしけを中国の哨戒艦隊が撃沈する事件が発生する.事件後も引き揚げようとしない中国艦隊に対し,フィリピン軍は,海,空軍部隊によって攻撃を加え,窮地に陥った中国艦隊司令官は戦術核兵器を使用してフィリピン艦隊を殲滅してしまう.時のフィリピン大統領を快く思わず,フィリピンの共産化を目論んでいた第一副大統領テギナは,この事件を利用し,中国艦隊司令官に協力を依頼し,クーデターを決行した.中国首脳部は,この機会を利用してフィリピンを勢力下に納めるべく大規模な軍を派遣し始め,米国大統領はついに介入を決意する."オールド・ドッグ・シリーズ" の1作で,時系列的には「ハマーヘッズ緊急出動」より後年にあたる作品だが,主役となる爆撃機は最新鋭のB2ステルス爆撃機となっており,戦闘のスケールは "オールド・ドッグ" より大きくなり,米国空軍も,B52,B1,B2,F111などで編成される1個混成爆撃航空団が登場する.従来作と同様に米国の爆撃機部隊は天下無敵扱いではなく,限られた時間の中で,巧みな防御を敷く中国の海,空軍を相手に苦戦を強いられる.

☆「ロシアの核」 Chains of Command (1993)
  ・ダレン・メイス ・ハヤカワ・ノベルズ 伏見威蕃訳 ・1994/7/31 ・上卷ISBN4-15-207858-8 ・下卷ISBN4-15-207859-6 ・ハヤカワ文庫 伏見威審訳 NV860,861 ・1998/1/15 ・上卷ISBN4-15-040860-2 ・下卷ISBN4-15-040861-0
 珍しいテーマが得意なデイル・ブラウンならではの作品で,東欧(CIS圏)問題が舞台となって,地球滅亡の引き金となりかねない核の使用は有り得ないと言うのが一般的だが,過激な思想を持つ指導者が核兵器保有国の元首の座に就けば,ありそうな状況設定ではある.この作品では米国大統領は,軍事的行動に関しては少々消極的すぎるようだが,作品的には面白かくなっている. "主役メカ" は,F-111を改装し偵察能力を付加したRF-111G "ヴァンパイアー"偵察爆撃機で, "オールド・ドッグ・シリーズ" でも "ハマーヘッズ・シリーズ" でもないが,"ハマーヘッズ・シリーズ" の1作である「頭上の脅威」と同じ米国大統領が登場するところから,先の2シリーズと同一の世界を舞台にして描かれている. エリツィンの後を継いでロシア大統領となったヴェリチコは,ソ連邦の再興を目論み,手始めにかつての連邦構成国のひとつであり国内においてルーマニア系住民とロシア系住民の紛争問題を抱えるモルドヴァに,「ロシア系住民の保護」を大義名分として特殊部隊を載せた輸送機を派遣した.輸送機は軍用機の領空侵入を禁止していた,かつてのソ連邦構成国ウクライナ上空を通過してモルドヴァへ向かったが,モルドヴァ侵入と同時に撃墜されてしまう.この事件をきっかけに,ルーマニアはモルドヴァ支援を表明して軍隊を進駐させ,ウクライナも全軍に警戒態勢を発してロシア国境の防備を強化し,東欧の緊張感は一気に高まった.そのさ中,ウクライナにロシアの爆撃機部隊が現れ,ウクライナ空軍はからくもこれを阻止したが,これに激怒したヴェリチコ大統領は,ついに戦術核兵器による攻撃を命じた. デイル・ブラウンのアップ・トゥ・デートな部分は買いである.近未来の米軍の予備役中心の編成なども興味深いし,電子戦の迫力はセガよりはるかに現実感がある.ハイテク空中戦も読み応えがある.邪教集団や無差別テロなど現実がリードする国内情勢に比べて,世界情勢では小説の世界だけで済ませて欲しいものだが,いつ現実になるか判らない恐さがある.貧者の核弾頭も恐いが,富者の核弾頭はもっと恐い.

☆「レッドテイル・ホークを奪還せよ」 Night of the Hawk (1992)
  ・ダレン・メイス ・早川書房 伏見威蕃訳 ・1994/12/31 ・上卷ISBN4-15-207890-1 ・下卷ISBN4-15-207891-X ・ハヤカワ文庫 伏見威審訳 NV883,884 ・1998/8/15 ・上卷ISBN4-15-040883-1 ・下卷ISBN4-15-040884-X
 デイル・ブラウンの第一作の「オールド・ドッグ出撃せよ」の続篇にあたるもので,航法士だったデイヴィッド・ルーガー中尉がソ連の手にとらえられ,洗脳されて,リトアニアに幽閉されていることが判った.彼を奪還すべくオールド・ドッグのチームが再び出撃するのだが,ちょうど時期をあわせてリトアニアの独立の機運が高まり,事態が複雑化するという話.

☆「頭上の脅威」 Storming Heaven (1994)
  ・ダレン・メイス ・早川書房 伏見威蕃訳 ・1996/6/30・ISBN4-15-208011-6 ・ハヤカワ文庫 伏見威審訳 NV900,901 ・1999/1/15 ・上卷ISBN4-15-040900-5 ・下卷ISBN4-15-040901-3
 国際的テロリストのアンリー・カゾーは,航空機を使った武器密輸で資金を調達しつつ,米国へのテロの機会を密かに伺っていた.国内において,カゾーの動きを察知した米国司法当局は逮捕作戦を敢行するが,用心深いカゾーが仕掛けていた罠により次々と犠牲者が出てしまった.輸送機でなおも逃走を続けるカゾーに対し,当局は空軍の戦闘機を投入して彼を追い詰めたが,これに怒ったカゾーは積荷の爆発物を投下して空港を爆破して当局の追跡を振り切った. 執拗な追跡を生き延びたカゾーは,米国への復讐の時が来たと確信し,民間輸送機を使った空港の爆撃テロを開始した.これに対し,米国政府は軍を動員すると共に空路の監視を強化し,米国の空は,民間機をも巻き込んだ一触触発の状態に陥った. 作品的には「ハマーヘッズ緊急出動」の続編で,メイン・キャラには,イアン・ハードキャッスルが登場するが,"ハマーヘッズ" こと米国国境警備隊は,ある事件での失態が元で世論の弾劾を受けて解隊され,ハードキャッスルも隊を退役してしまった.テーマである民間機輸送機を使った空港の爆撃テロなどは,現実離れした絵空事のように思われるが,1日に1万7000機以上の航空機が飛び交い,さらに数多くの臨時便やフライト・プラン事後承認などが認められている米国の空においては,キレたテロリストが本気になれば,不可能ではない.

☆「台湾侵攻」 Fatal Terrain (1997)
・パトリック・マクラナハン ・二見文庫 伏見威蕃訳 ザ・ミステリ・コレクション・2000/7/25 ・上卷ISBN4-567-00596-0 ・下卷ISBN4-567-00597-9

☆「韓国軍北侵」 Battle Born 1999 ⇒ 伏見威審訳 二見文庫2001/6
・パトリック・マクラナハン ・二見文庫 伏見威蕃訳 ザ・ミステリ・コレクション ・2001/6/25 ・上卷ISBN4-567-01038-7 ・下卷ISBN4-567-01039-5

☆「影の爆撃機」 Warrior Class (2001) ⇒ 伏見威審訳 二見文庫2002/10
  パトリック・マクラナハン ・二見文庫 伏見威審訳 ザ・ミステリ・コレクション ・2002/10 ・上巻ISBN4-567-02157-5 ・下卷ISBN4-567-02158-3

☆「炎の翼」 Wing of Fire
 ・二見文庫 伏見威審訳・上下2巻 ザ・ミステリ・コレクション・2004/7

☆「砂漠の機密空域」Dale Brown's Dreamland 2001
  ・二見文庫 上野元美訳 ザ・ミステリ・コレクション・2003/6

☆「幻影のエアフォース」 Dale Brown's Dreamland:Nerve Center 2002
  ・二見文庫 上野元美訳 2005/2

自動2輪車の世界GP:モトGPの2005年前半ダイジェストDVD

 

 現在,MotoGPで使用される競技用バイクには専用に開発された4サイクル990ccエンジンを装備している.車体の重は150kg前後,最高出力200馬力以上のエンジンにより,最高速度300km/hを超えるモンスター・バイクを自在に操るMotoGPライダーによる2輪バイクのコントロール技術は見る者を魅了する.抜きつ抜かれつの順位争い,バイクを深く倒して抜けるタイトなコーナ,タイヤをスライドさせながら立ち上がり加速など,約40分間のレースは見所が多数あるのがMotoGPである.
 フランスで19世紀後半に始まった自動2輪車のロードレース,その起源は公道を利用したバイク・レースがきっかけと思われる.自動2輪車によるロードレースは,公道からサーキットに場所を変えて,ヨーロッパ各地で開催されるように拡がっていった.第二次世界大戦後の1949年にFIM(国際モーターサイクル連盟:フランス)が競技用自動2輪車の車輌規格(レギュレーション)を整理統合して,ヨーロッパ各地のサーキットをグランプリ・サーカースとして転戦する世界選手権グランプリ(WGP)が始まった. それから57年が過ぎたが,ユーラシア大陸,オセアニア,東南アジア,アメリカ大陸の世界各地のサーキットで17戦開催されている.

MotoGP:DVD(85分) 日本語版 <販売価格は税込価格3990円>

 開幕戦のスペインGPから第4戦フランスGPまでのモトGP,125cc,250ccと全クラスの戦いをダイジェスト化して収録。2004シーズン,最高峰クラス4連覇を達成したバレンティーノ・ロッシは,2シーズン目となるヤマハでの連続チャンピオンをねらっている.対するホンダ勢では日本人ライダー玉田誠がコニカ・ミノルタ・ホンダという新チームからの参戦に注目が集まっている.モトGPクラス以外にも,昨年の250チャンピオンのベドロサや125クラスチャンピオンのドビツィオーゾらの走りが見所となる250ccクラスや将来性のある若武者が参加する125ccクラスの戦いも見逃せない.「中野真矢が語る上海サーキット」などのオリジナル・インタビューやリザルト・データも収録している.

手間のかからない地味な腕時計を選ぶと,太陽電池式電波腕時計だろう !!

Wave Cepter 500

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携帯電話に時刻表示がついているから,わざわざ腕時計を持ち歩く必要はなくなった.すでに腕時計は必需品ではないのだが.....現在の時点で,腕時計に必要な機能を盛り込んだミニマム・ウォッチというのは,どんなものだろうか?まずあまり調整する作業がいらないものがいいのだろう.

 とすれば,機械式ではなく電池で動くクォーツ・ムーブメントであれば,月にせいぜい1分も狂わない(月差±15秒以内). ただ電池の交換が2年に1度くらいは必要になるのだが,これは太陽電池を使えばいいのだろう. クォーツ式時計でも3か月も立つと誤差が1分を越えてしまう.こうなってしまうと,目に入るデジタル時刻表示と異なることが,気になりだしてしまう.正確な時刻表示に修正したくなってしまうのだ. じゃあ,電波時計にすれば,クォーツ式でも月に1度程度は必要な時報との時刻合わせを機械自身にやってもらおうじゃないか.

 だが,中学生の玩具じゃないのだから,あまり厚さがあってゴッツイのはいやだ. これで携帯電話をもたないオジサン仕様の腕時計がほぼ決まってしまう.いまさら,ブランドや輸入品とか国産なんてこだわらないから,地味めな腕時計を店頭で予算に応じて購入すればいいのである. これから先は,個人の好みとしての腕時計ということになる.

 手間の掛からない太陽電池式電波腕時計だから,まずカシオの「ウェーブセプター」シリーズを見てみよう.まず厚さが約7mmの「超薄型」があるらしい.いまどき7mmmが薄型といわれても,かつて3mm以下の自動巻腕時計を知っているから驚くほどのことではないのだが..... イヤイヤ,電波を受信するアンテナを内蔵したり,クォーツ・ムーブメントに太陽電池を組み合わせると,かなり高密度な電子部品の実装技術が要求されるらしい.21世紀の薄型というのは,それなりに困難なものらしい. しかし日本製の腕時計というのは,愛称がないから,デザインにこだわって地味な「ウェーブセプター」から選ぶと

なんと「WVH-500DJ-7AJF」という製品コードしかついていない.いまどき,実用品としての腕時計を購入するのに製品コードというのは,なんと合理的なことだ.通信販売にはこれで十分だが.ブランドを指名して腕時計を購入するハイソな人々なら,見向きもしない地味な時計だが.....

でも,身分不相応な時計を身につけていると,恥ずかしくて時計を見ることができないのが,いまのニッポンではないかい?

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