肺は背中にある | 12枚の羽根の歌

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生きることは踊ること!

今日は、サンバギタリスト加々美淳さんのレッスン、2回目に行ってきました。

面白かった~!!!
「うん、前よりもよくなってる」って言っていただけたし(ちょっとでも進歩してるんだ、ホッ。)、これからどんな風に取り組んでいったらいいのかが垣間見えた。

サンバも、そこから新しく生まれたボサノヴァも、ブラジル・ポルトガル語の発音と抑揚、そして体の使い方と切っても切り離せない。
サンバを歌う時は体の使い方がとても大事で、中心軸はとにかくまっすぐに保つ。腰を揺らしたりしない(それをやるとサルサになるんだそうだ)。拍の頭で上に向かう。そして、胸は開く。

ポル語を淳さんの奥様・エレーナさんに習い始めてすごく感じたのは、ブラジル・ポルトガル語は、ものすごく胸郭を使う言語なんだということ。肺をきちんと使って胸を開かないと、ちゃんと発音できないのです。


肺はどこにある? って訊かれたら、日本人ならふつう、胸にある、って答えますよね。

ブラジル人に「肺はどこにある?」って訊くと、「ここ」って、背中に手を回すんだそうです! ええ~っ!! 背中にあるの?!

……ってびっくりしたけど、なるほど、「肺は背中にある」って感じるくらい、ちゃんと肺に息を深く入れて、背中まで動くくらいきちんと胸郭を使ってるんですね。
驚きです。そりゃ、体力あるわけだ! 呼吸量がすごいんだ!!


さて、サンバを歌う時の姿勢ですが、「中心軸を保ち、胸は開く」っていう状態、カムイ・アーツでやってたこととそっくりそのままつながっていて、感動しました。
カムイ・アーツでは、先生の真鍋さんが、竜脈整体や正中線に取り組む時に、「これをやると、みんなきちんとした日本人の体になります」っていう言い方をされていた。冗談半分(いや、本気で?)、「世界人類を日本人化しまいましょう」みたいな(笑)

日本とブラジルは、地球上で正反対の場所にあるだけに、いろんなことが間逆。
特に大きいのは、日本人は一拍目で下に向かうこと(農耕民族だから、畑を耕す動作そのままですね)。
ブラジル人は一拍目で上に向かう。だから、日本人なら誰でもできる「ラジオ体操」が、ブラジル人には非常に難しいそうです。

そして逆に、日本人がきちんとブラジルの言葉を話したり、ブラジルの音楽を演奏したりすることが、とても難しい。

ってことで、ちょっと悩んだりもしたんです。
一方で、カムイ・アーツを通して「日本人としての美しい姿」に取り組んでる。
他方で、日本人であることを手放さないと学べない、ブラジルの言葉と音楽を学んでる。

うーん……ま、どっちも面白いからいっか、ととりあえず思ってた。


だけど、今日、どちらにも共通する基本に気づいた。
それは、やっぱり、中心軸-正中線。
そして、胸を開くこと-肩を下げること。


嬉しかった~!
けっして、打ち消しあうもの同士では、なかったんだ!


カムイ・アーツもそうだけれど、ポル語もサンバも、ちゃんとできるようになればなるほど、体が美しく健やかになること間違いなし。取り組み甲斐がありますラブラブ

そして、音楽はやっぱり楽しい。今日は、どう歌ったらいいのかが少しずつわかってきて、すごく楽しい瞬間もあったんだけど、
淳さんのギターが生き生きしてて素晴らしいから、それに引っ張られて楽しくなれたのも大きかったです音譜

成長はちょっとずつの積み重ね。
いい一日でした。