日本シリーズ 西武、接戦制し先勝 巨人は好機生かせず
毎日新聞

 <日本シリーズ:巨人1-2西武>◇第1戦◇1日◇東京ドーム

 『今季のプロ野球を締めくくる日本シリーズが1日、東京ドームで開幕し、後藤、中島による2本のソロ本塁打で得点した西武が、巨人を2-1で降して先勝した。

 西武は先発の涌井は緩急を利かせた内容で八回まで1安打に抑える好投。巨人は四回にラミレスの二塁打で1点を先制したが打線に勢いがなく、涌井が交代した後の九回の出塁機も生かせなかった。

 日本シリーズは7回戦制で、先に4勝したほうが優勝となる。巨人は6年ぶり21度目、西武は4年ぶり13度目(前身の西鉄時代を含む)の日本一を目指す。第2戦は2日、東京ドームで午後6時15分に試合を開始する。

 涌井の力投と効果的な本塁打で西武が接戦を制した。1点を失った直後の五回に後藤のソロで追いつき、六回には中島のソロで勝ち越し。涌井は球威、切れともに十分で8回1安打の好投を見せた。巨人は六回1死一、二塁でラミレスが併殺に打ち取られ、数少ない好機を生かせず。上原も西武打線の長打力に泣いた。

 ▽西武・渡辺監督 CSとは違って、投手戦になるとは予想していた。(先取点は)失策が絡んだので、重苦しい雰囲気になりかけたところを、すぐに後藤がよく打った。

 ▽巨人・原監督 上原は、反省はあるだろうが、いい状態で日本シリーズを迎えてくれた。打線は抑えられたが、次はしっかりやってくれるだろう。越智と西村健の好投が収穫。

 ▽西武・細川 涌井はポーカーフェースというか、普通通り投げてくれた。ラミレスのタイムリー二塁打? 予定通りインコースを攻め、結果的にああなっただけ。ヒットとは思っていない。

 ▽西武・大久保打撃コーチ 上原がインコースを攻めてくるのは、百も承知、千も承知だった。最初から飛ばし、肩で息をし始めたので、(中盤以降は)コースが甘くなると思っていた。

 ▽西武・後藤 (貴重な同点本塁打)最初の打席で見逃しの三振をしてしまったので、初球からストライクは振っていこうと思っていた。

 ▽巨人・李承※(※は火へんに華) 今日は相手投手がいい球を投げていたということ。明日からは切り替えてがんばる。

 ▽巨人・鈴木尚 (敵失で出塁し、先制のホーム)打率より出塁です。出塁すれば点につながる。これからも、どう出塁するかを考えていきたい。

 …日本シリーズ初登板の西武・涌井が初勝利を挙げ、チーム4年ぶりの日本一に向けて、弾みをつけた。渡辺監督の「先発がしっかり試合を作ることが大事」との期待に応え、8回を投げて許した安打はわずかに1本。奪った24アウトのうち11個が内野ゴロという数字が示すように、低めへの変化球を有効に使って巨人の重量打線を封じた。「向こうもエース(上原)だから、1点勝負になると思った。理想通りのピッチング」と自画自賛。次回登板について問われると、「次は最後まで投げきりたい」と、今回は果たせなかった完投勝利への意欲を見せた。

 …巨人・原監督が「収穫」に挙げたのが、中継ぎ陣の好投。越智が八回、西村健が九回を、それぞれ無失点で切り抜けた。越智は「1点差だし、緊張していなかったわけではないが、余裕はあった」と言うとおり、2死から中島に二塁打を浴びながらも続く4番・中村を左飛に打ち取れば、九回の西村健は無安打2奪三振と完ぺきな内容で「これからも、しっかりと抑えていきたい」。シリーズ初登板で実力を発揮した2人には、第2戦以降も出番がありそうだ。

 …巨人の唯一の得点をたたき出したのは4番のラミレスだった。四回2死二塁の場面で、内角のシュートを右方向に巧みにはじき返した。「つなごうと思った」と無欲を強調したラミレス。しかし、その後は2打席連続併殺打と、4番の役割を果たすことができなかったが、試合後は「(シリーズは)どう始まるかよりも、どう終わるかが大事」と話し、強気を崩さなかった。

 …リーグ2連覇を決めた10月10日のヤクルト戦(神宮)で右肩を負傷し、クライマックスシリーズ(CS)を欠場した巨人・阿部が八回、1死走者なしという場面で代打で登場した。「まだ打撃(をする時)に怖さはあるが、使ってもらえたら、できるだけの対応をしたい」。1点を追う終盤での打席は中飛に終わったが、観衆からは大きな歓声が起きた。

 ◇第1戦の主な記録
 ▽第1戦初回先頭打者安打 片岡(西武)=9人10度目(単打は8人8度目)
 ▽個人ゲーム最多併殺打2 ラミレス(巨人)=過去多数

あ、なんかちまっと記録になってるぞ、ヤス(笑)



西武先勝、涌井が好投=巨人打線は2安打
時事通信

 『プロ野球の日本シリーズ(7試合制)は1日、東京ドームで開幕、第1戦はパ・リーグ優勝の西武がセ・リーグ覇者の巨人に2-1で先勝し、4年ぶりの日本一に向けて好発進した。

 6年ぶりの頂点を狙う巨人が4回にラミレスの適時打で1点を先制。西武は5回に後藤の中越えソロで追い付き、6回には中島が右中間に勝ち越し本塁打を放った。西武先発の涌井は1失点したが、8回までラミレスの1安打に抑え、9回は抑えのグラマンが締めた。巨人は上原が7回2失点でしのいだが、打線が2安打と振るわなかった。

 第2戦は2日、東京ドームで行われる。』

行ってきました、東京ドーム。三塁側の2階席でしたが、前の方だったので見易かったよ。応援団席もよく見えたし(笑)

 周りはオレンジの方が多かったけど、青いフラッグも思ったよりは多くて楽しかった。此処まで来るライオンズファンは流石に元気なファンが多いね。それがちょっと嬉しかった。



<日本シリーズ>涌井、内角攻め投球に幅
毎日新聞

 『短期決戦の大事な初戦。エースの涌井は二つのことを考え、マウンドに上がった。一つは巨人・上原との「エース対決」を制すること。もう一つはクライマックスシリーズ第2ステージ第2戦で味方打線が日本ハム・ダルビッシュの内角攻めで調子を崩したことを見習い、巨人打線の状態を狂わせることだった。

 日本シリーズ初登板の投手とは思えない強心臓だが、いとも簡単に目標を達成してのけた。内角攻めが光ったのが一回2死での小笠原との対戦だ。初球から内角低めのフォーク、内角寄り高めの直球を投げ込んで、3球目も内角へのカットボール。小笠原の上体を開かせて一塁ゴロに仕留めた。序盤で巨人打線に内角を意識させたから、中盤以降は外角低めの直球も効果を増し、八回限りで降板するまで、1安打1失点と封じ込んだ。涌井はケロリとした表情で、「次(第2戦以降)の投手のことも考えて、内角に厳しく投げた」と言った。

 実は30日にブルペンで投球練習を行った際は、自分のイメージした球が投げられなかった。「少し焦った」。しかし、投球する際に上半身と下半身がうまく連動していないことに気付き、すぐに修正。31日には好感触を取り戻し、自信を持って第1戦に臨んでいた。

 試合後のヒーローインタビューで、22歳のエースは「(テレビ中継が)全国放送だったので頑張った」と冗談を飛ばし、西武ファンを沸かせた。大舞台にも物おじしない姿に、「今の若い子は乗せるとすごいね」と渡辺監督。ペナントレースを制した若さゆえの勢いを、日本シリーズでもつかみつつある。』

CS2Sからのワクは本当にシーズンと別人だ。大舞台に合わせて調整してくるところは矢張り流石だ。昨季の投球から脱却しようとした試行錯誤が、大舞台で結実するところが恐ろしいよ。大舞台に強いかな、やっぱ。でも観戦仲間からはシーズンも手を抜くなよとか言われてる(苦笑) 来季はシーズンから頼むよ、マジで。
 物怖じしないのはワクの最大の持ち味だ。その強心臓に加えて投球に自信がつけば、もう誰にも止められないぞ。



<日本シリーズ>ソフト・上野投手が豪速球 始球式に登場
毎日新聞

 『東京ドームで1日、開幕した日本シリーズの始球式に北京五輪金メダルのソフトボール・上野由岐子投手が登場、両チームの選手に負けないほどの大歓声を浴びた。ボールも野球ではなく、ソフトボールを使用。五輪で着ていた日本代表のユニフォームを身にまとい、下手から豪速球を投げ込むと、打席に立った西武・片岡が力いっぱいの空振り。上野は「死球だけは当てないようにと、外角へ制球を意識して投げた。思い切り振ってくれてうれしかった」と笑顔で話した。』

いい子だなー、ヤス(笑) 空振りのあとに笑ってたし、楽しかったんじゃないかな。
 つーか、上野投手のボールがホントに凄いし。フツーに当てられなかったんじゃない?とか言われてた(苦笑) でもヤスには貴重な体験になったと思った。上野投手にも喜んで貰えて良かったよ。ホントに見応えのある始球式だったね。



後藤弾!中島決勝弾!2発逆転上原討ち
スポーツニッポン

 『あまりにも美しい2本の放物線が、チームの勝利を呼び込んだ。同点の6回2死。決勝弾は中島のバットから生み出された。上原の外角直球。狙いすましたように右中間へと運んだ。三塁ベース手前でガッツポーズ。そしてポーンと跳びはねて両足でホームを踏んだ。

 「大事な試合の大事な場面で打ててうれしい。上原さんには最初、タイミングが合わなかったけど修正できた。力まずにミート、インパクトだけに集中してました」

 前日の公式練習はフリー打撃でサク越えを連発した。だが、打球が飛ぶといわれる敵地で大振りは禁物。“東京ドーム仕様”のフォームにすぐさま順応し、8回には右中間二塁打も放った。交流戦では巨人戦4試合で打率.571、4発8打点。またもG倒の一発に「何かあるんかなあ」と笑った。この日、兵庫・伊丹の実家からは大好きな神戸牛が届けられた。「パワーをつけてもらわないと」と母・秀美さん(49)。そうなれば中島のバットはさらに手がつけられなくなる。

 5回攻撃前。大久保打撃コーチの「上原は最初から飛ばしていた。疲れてきたし、チャンスはあるぞ!」の言葉に後藤が応えた。143キロ直球をバックスクリーンへ同点ソロ。1打席目の見逃し三振から一転して快打に「守りの気持ち、迷いがあった。吹っ切って、思い切り打っていこうと思った」。今季序盤は2軍暮らし。「今ここで野球ができてるのは信じられない」と声を震わせた。

 シーズンでは12球団最多の198本塁打を放った打線が、お得意の空中戦で勝利。中島、そして後藤は期せずして同じコメントを口にした。「チームに勢いを付けられたと思う」。短期決戦。流れは西武が手にした。』

珍しくナカジが何度もガッツポーズしてたね。ホームを踏んだあとには両手でガッツポーズ、余程嬉しかったんだろうねー(笑) すげー元気で可愛かったよ(喜)

 そのあとの二塁打も柔らかいバットスイングで、出塁を意識した打撃だったのが見事だった。


 ナカジに1発が出るとチームは本当に勢いづく。CS2S同様、初戦でワクが試合を作ってナカジと武敏に1発。これは幸先イイね。



 <片岡 横っ跳び超ファインプレー>
片岡が超ファインプレーでチームを救った。1点リードの9回無死一塁で小笠原の二遊間への打球を横っ跳びで好捕。倒れ込んだまま二塁に入った遊撃・中島にトスしてピンチを防いだ。「(打球が)来そうな気がして準備はしていた。ラッキーバウンド。はねてくれた分、追いつけました」。初回に右前打で出塁も上原のけん制でアウトに。シーズン50盗塁をマークした足は披露できなかったが「走る、という姿勢は変わらない。投手にプレッシャーをかけたい」と話した。』

足は勿体無かったけどなぁ…。初戦でプレッシャーがあったかな? ちょっと動きが良くなかったしね。でも相手にも十分なプレッシャーにはなった筈。まぁそれでなくともマークされるだろうし(苦笑) 気負わないで欲しいけど、思った以上に警戒されている事は十分頭に入れておいた方がイイね。
 併し最終回の守備は見事でした。ヤスは最終回の守備が一番凄いよね(笑)



ダル 辛口テレビ解説「勝負球が甘い」
スポーツニッポン

 『日本ハム・ダルビッシュが日本テレビのゲスト解説を務め、涌井の投球を批評した。「CSの最後はいい投球をしたけど、勝負球が甘いので上原さんより心配」と辛口トークを展開し、西武が勝ち越した6回以降は「あすのことも考えて投げてほしい。真っすぐを打者の近いところに投げて意識付けさせれば、あとから出てくる投手が楽になる」と注文。それでも最後には「涌井がしっかり投げて打つべき人が打った」と称賛していた。』

CS2Sでハムの3戦目の先発投手が功を奏したように? 提言、有難く拝聴致しますよ(笑)
 解説に来てたのか、ダル。ワクに対する解説、聞きたかったな(笑) でも日本シリーズ進出を逃した立場としては複雑な思いだろうな。
 苦言は、親友だからこそ言えるね。信頼してるから、頑張って欲しいから言えるものだ。大事に思っている人には活躍して欲しいからこそ厳しい事が言えるんだよ。鷹基もそういうタイプなんで、良く分かる(笑)



涌井1安打斬り!ダルお手本内角攻め
スポーツニッポン

 『若きエースが同い年のライバルを手本に快投を演じた。日本シリーズが1日に開幕し、西武の先発・涌井秀章投手(22)が8回を1安打1失点の好投で、シリーズ初登板初勝利。親友の日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)がCSで見せた内角攻めを実践し、巨人・上原浩治投手(33)との投手戦を制した。就任1年目の渡辺久信監督(43)の下、4年ぶりの日本一を目指すヤングレオは最高のスタートを切った。

 敵地で揺れたブルーのフラッグが最高に心地よかった。ウイニングボールを大事にバッグへしまい、向かったお立ち台。涌井は左翼席の歓声に左手を上げて応えた。

 「全国放送だったんで頑張っちゃいました。向こうもエースで1点勝負になると思っていた。理想通りのピッチングができてよかったです」

 日本シリーズ初登板。涌井は2週間前のライバルの姿を脳裏に焼き付け、マウンドに上がった。10月18日の日本ハムとのCS第2ステージで、味方打線がダルビッシュのシュート攻めに屈した、あの試合だ。最速148キロの直球で内角を意識させ、勝負球のフォーク、スライダーで3回までパーフェクト。4回2死二塁、ラミレスをシュートで完全に詰まらせたが、右前の打球をボカチカが捕球できず、初安打が先制点に絡んだ。これが許した唯一の安打だった。

 「CSのダルみたいに、次の投手のために意識づけをさせようと。シュート、シュートで厳しくいくというのはあったけど、もう少しいけたかな」。勝ち越した直後の6回1死一、二塁では、前の打席でシュートを意識させたラミレスを外角低めの134キロスライダーでバットをへし折り投ゴロ併殺に。115球のうちシュートは14球だったが、重量打線を分断するには十分だった。

 そして、腕を強く振ることで変化球も生きた。宮崎・南郷で行われたCS直前合宿。シーズン終盤、制球重視になって腕を強く振れなかった反省から、三塁の位置で本塁からノックを打ってもらい一塁まで約35メートルの“遠投”を繰り返した。10月30日にはブルペン投球で腕の振りに違和感を感じると、中断して三塁の位置から一塁へ全力投球した。「もう一度腕の振りを鍛え直した。きょうは腕を強く振った結果、ボール球を振ってくれた」。自分なりの調整方法で臨んだ大一番。シリーズで1勝でもすれば知人から高級腕時計のご褒美を約束されていたが、CSからプレーオフ3連勝でしっかりとゲットした。

 テレビの解説で親友ダルビッシュが見守る一戦で快投。「ダルが辛口だった?アイツはそういうヤツなんすよ。負け惜しみです」と笑った。次回は中4日で6日の第5戦が有力。「次は最後まで投げ切りますよ」。巨人有利の下馬評を右腕一本で覆した22歳は、力強い言葉を残してバスに乗り込んだ。』

あっはっは。やっぱり仲イイな、君ら。イイよなぁ、憎まれ口を叩き合える関係って。信頼し合ってないと言えないぞ。
 それにしても僅差の試合をものに出来たのが大きいな。味方打線が逆転してくれてからも代打攻勢を三者凡退で退け、抜群の安定感を見せ付けてくれたね。今のワクには最少得点差でも安心して見ていられる。エースの風格、堂々たるマウンド捌きは見ていて本当に心地良かった。



 <「初戦で緊張」もグラマン“復調”>
グラマンが1点リードを死守した。9回から登板していきなり木村拓に二塁内野安打。続く小笠原の中前に抜けそうな打球を片岡が好守。1死を取るとラミレスをチェンジアップで投ゴロ併殺打に仕留めた。「初戦で緊張した。片岡のグレートプレーに救われ、あれで落ち着けた」。シーズン終盤の不調から復活の兆しを見せ「これからも大事な試合で自分の投球をしたい」と自信を見せた。』

ヤスはグラマンの時に美技を披露する事が多い。グラマンのSPに凄く貢献してると思うよ。

 内野安打になった当たりも、イイプレーだったぞ。あの当たりを追いついて送球出来るだけでも凄いだろ。あの子は滅多にダイビングキャッチしに行かないからな。送球動作を考えるとそうしない方がイイんだが、それはつまり打球に追いつくスピードが速いって事だ。そんなヤスがダイビングしてまで打球を止めた意味は本当に大きい。

 バックの心意気を感じてくれたなら、グラマンも持ち直してくれると思うよ。



渡辺監督 信念貫き価値ある1勝
スポーツニッポン

 『“賭け”に勝った西武・渡辺監督の表情は晴れ晴れとしていた。1点リードの9回、ここまで1安打投球の涌井に代えてグラマンを投入。思い切った継投が決まり、1勝以上のものを手に入れた。

 「初戦を取りたいのはやまやまだけど、シリーズはまだ続く。1年間戦ってきたうちの(勝利の)方程式。落とすのは痛いけどグラマンならオレは納得する」。涌井は8回まで115球。「球数を考えて」と中4日で第5戦に登板することを考慮したが、シーズン終盤に不調に陥っていた守護神にも復活の機会を与えたかった。さらに万が一、涌井が打たれた場合は次回に引きずることも想定。「いいイメージのまま代えたかった」という。

 この継投は巨人に流れが傾く危険性をはらんでいた。渡辺監督も承知の上で悩んだ末に決断した。まさにハイリスクハイリターン。指揮官はすべての責任を背負い、結果としてエースは最高の形で次回につなげ、守護神は無失点で今後も使えるメドが立った。

 原監督とは過去の日本シリーズでエースと4番で名勝負を演じた。今度は立場を変えての激突。監督としては新人だが、経験も実績も上の敵将相手に投手出身らしい信念の継投で先手を取った。対巨人のシリーズ連敗も6でストップ。渡辺監督は「うちは若いチーム。この勢いであしたも取りたい」と話したが、勢いづいたのは選手だけではない。監督自身もだ。』

うん、ワクを完投させるかなと思ったよ。でも、オツを中継ぎに回すつもりなら、ワクは第5戦に登板が予想される。無理をさせないつもりも分かるが、グラマンの今の調子を考えれば、最小得点差で繋ぐのは本当に賭けだった筈。でも結果的に1年通して信頼してきた守護神に自信を取り戻させる事が出来たかも。

 この先もタフな試合が続く事が予想される以上、此処での継投は必要だったとは思われる。グラマンに大舞台のマウンドを経験させた意味もあったかな。


 この試合で一番意味があったのは、先制されたが逆転出来た事かな。失策絡みで不運な形での失点。下手すれば流れを完全に失うパターンだ。でもワクがそのあとをきっちり抑えた事が野手陣の奮起を促したね。

 イイ相手投手に当たれば打線はそう簡単に繋がらない。エースが試合を作ってくれているなら、此方も大きな失点はせずに済む筈。そうなれば、ソロだろうが本塁打攻勢は有効だ。機動力と長打攻勢の両方を併せ持つチームの利点だな。

 尤も、守備がしっかり味方投手を盛り立ててこその僅差逃げ切りだぞ。そういう意味ではヤスのプレーは本当に大きかった。剛也、肝に銘じて置くようにな。


 CS2Sは先制した方が試合を制してきた。そのジンクスをも打ち破ったチームとしての纏まりが成長を感じさせるね。若いチームには貴重な試合だった筈。



細川が涌井を好リード
日刊スポーツ

 『西武細川亨捕手(28)が好リードで先発涌井を引っ張った。変化球やボール球をうまく使い8回1安打投球へと導いた。「涌井はよく腕を振って、フォークもワンバウンドで投げてくれた。最後までポーカーフェースだったね」と度胸満点の投球を褒めた。シーズン中にはあまり見られなかった配球に首を振るシーンもあり、若きエースの成長を感じ取っていた。』

細川は3打席目の左安打も良かったよ。その前2打席が“らしい”三振だったから余計に(笑) でもリードをしっかりしててくれれば打撃の方はそんなに気にしてないから←ぉぃぉぃ。

 でもリードも調子に乗ると、自然と打撃にもリズムが生まれるよな。



 ちょっと記事が多すぎるので、2回に分けて更新します(苦笑)

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