沖縄に引っ越してきて、
もう少しで3ヶ月が過ぎようとしています。

漠然と考えている事について
メモがてら書いてみたいと思います。


仕事についてです。


僕は大きく分けて、
今まで2つの仕事を経験してきました。


1、セミナー・教育事業
2、ネットショップ事業


1、セミナー・教育事業は、
学生時代から8年以上携わりました。

ビジネスモデルとしては、
高粗利、高リピートですが、
市場が小さく、コンテンツへの依存度が高く、
ブランディングや顧客サポートには、
いつも、神経を尖らせながら活動していました。

実力不足から「仕組み」としてビジネスを残せず、
大きく動く財務に体力が続かない事を感じました。

先輩の助言をキッカケに、
思い切って全く別の業界で力を試してみようと思い、
飛び込んだ仕事がネットショップでした。


2、ネットショップ事業
友人が立上げた照明の通販サイトを、
仲間4人で盛上げた結果、

一定の売上に達した後は、
2年ほど比較的自由な時間を過ごす事が出来ました。
(1年弱ほど中国への移住も叶いました。)

インターネットという「仕組み」が、
少人数の運営を可能にしました。
ラッキーな出来事でした。

ネットショップは小売りなので、
粗利が低く、照明という商材上、リピート率も低く、
ある程度の集客力をつける必要がありました。

僕らは読売新聞の取材に受けるあたりまで、
サイトを成長させた後、
ご縁をいただいた投資家に会社を売却し、
今は、新規ネットショップの立上げに挑戦しています。

インターネットという「仕組」が、
僕自身の生活をガラリと変えてくれました。

他にも、沖縄の友人のインテリアのネットショップの盛上げとして、
得意な集客と挑戦としての成約率アップに取り組んでいます。

こちらも、お客様との関わりにおいて意義もあり、
その先にある人生も感じられ充実しています。


そんな日常の幸せの中、
気になる本を手に取っては読んでいるうちに、
大きく影響を受ける先輩二人に出会いました。

それは、
アンドリュー・カーネギーさんと、
ムハマド・ユヌスさんです。


カーネギーさんは沢山の図書館を作り、
ユヌスさんは貧しい人に無担保でお金を貸し、
世界の人々に影響をもたらすほどの影響をもたらしています。

僕はそこまで、すごい事がしたい。
と、思っている訳ではないのですが、
何故か、この二人の大先輩の話は、
何度も何度も、考えてしまいます。

何度も考えては、
感情が落ち着く範囲内の良い訳に落とし込む。。。

要するに、
何度となく空元気と終わる恋の様な
僕の妄想なのです。。。

情けないです。


いつもはここで終わりなのですが、
最近、めげずにこのあたりから、
少しずつ、本当は何がしたいのか。
それについて、考え始めています。


本当にしたい事を長く続けるとしたら、
それはどんな事なのか。


漠然と、湧いては否定してしまう事に、
こんな事があります。


それは、

「お金を配る」

という事です。


僕は今、31歳ですが、
20代の頃、特に前半は、
どうやって生活を切り盛りしていたのか、
今でも不思議なくらい低所得者でした。

特に不幸は感じませんでしたが、
心の底からお金が欲しかったです。

ダメだ ダメだと思いながら、
宝くじに当たる想像を何度もしていました。

具体的には、
月収20万円があったら、
僕は人の為に何でもするのだけど・・・
と思っていました。


今の僕に言わせれば、
ただの一言の「働け」で終わりなのですが、
当時の僕は、「働け」と言われたらこう解釈するでしょう。

「少しの間の人生を犠牲にして、生活費を稼ぎなさい。と言われた。」

当時の、勝ち気でうつ気味の僕には、到底受け取れない話です。


そんな当時の僕を、
ボッコボコに打ちのめすと同時に、
涙が毛穴から流れ出てしまうほどの感動を与えるとしたら、
それは、
お金を渡してあげる。という事だと思います。


「とりあえず半年間は毎月20万円あげるから、好きにしなよ。」

20代前半の僕はもの凄くうれしがると思います。
世の中には奇跡がある。と、信念に深く刻む事でしょう。
そして、数ヶ月後に何も出来ない自分に落ち込む事だと思います。

本当の課題は、お金という外的要因ではなく、
自分にしかないという現実を突きつけられてガッカリすると思います。

強烈なパンチになる事でしょう。
20代前半の僕は、数年間分のショートカットをする事だと思います。
僕としては、ちょっとした奇跡的なサービスだとも思います。


少し発想を変えて、
「お金を配る」は、
ビジネスにする事は出来ないか。
と、考えたりもしました。


ここで少し、
僕が取り組んできた仕事の話に戻ります。


僕の仕事の経験としては、
1、セミナー・教育事業
2、ネットショップ事業
なのですが、

この2つは全くつながりがないなー。
と、振り返るたびに感じていたのですが、
ここのところ、そうでもないなと考え始めています。

どんな感じかというと、

市場規模が少しずつ大きくなっている。
という事です。

1、セミナー・教育事業の時は、
メーリングリストの数が3000件ほどあると上等なレベルでした。
実際に、ビジネスは成り立っていました。

2、ネットショップ事業は、
月に1万人や20万人がサイトに訪問します。
人の目に触れる数としては大きな差です。


一方、

1、セミナー・教育事業は、
毎日、仕事におわれ、やれどやれど仕事が無くならない。
上手くやれば良いのでしょうが、
顔の見える顧客とのリレーションは、
やはり、体力が必要なビジネスでした。


2、ネットショップ事業は、
インターネットの仕組みを使っているので、
ある程度は楽なのですが、
顧客心理を読み解く必要があったり、
数字の分析を賢く行う必要があったりと、
意外と見えない仕事があります。

すると、こう考えだします。
もっと、もっと、数字的なビジネスモデルがいい。
もっと、考えないで済むような仕事がしたい。
物の保証や、顧客の心理を細かくなぞらなくてよいビジネスがしたい。と、、、


ここからは、偏った思い込みでもあるのですが、

もしかしたら、もっともっと、
顧客の人数が多いビジネスに取り組んだら良いのではないか。
と考えたりしています。

お客さん、一人一人ではなく、
市場としてサービスを展開することが許されるほど、
大きなビジネスにするとしたら、
実はもっと楽なのではないかと考えます。

すると、
ソーシャルメディアだったり、
アプリだったり、
どこで、課金しているか分からない様なビジネスが、
突然魅力的に見えてきたりします。

考える事が少ない分、
より本質的な事を追求する必要がありそうです。

なぜ、人は繰り返しそれを利用するのか。
なぜ、人はそれを人に共有しようとするのかなど。


もしかしたら、
もっともっと、概念的な質問に応える作業なのかも知れません。


そういう所から答えを引っぱりだしてこようとすると、
僕としては、何故か、

「お金を配る」

という事が、ビジネスとしても、
良いアイデアなのではないかと考えたりします。


思考をしていると、
出発点を忘れ、現在地を失ってしまいますが、


大きなビジネスがしたいわけではなく、
過去の自分を癒したいわけではなく、
偉人の本を読んだからではなく、

僕が暇だから、
余計な思考をしているから、
空元気としても湧いてきもしまう、

「お金を配る」

というアイデアとしっかり向き合って、
僕がご主人だという事でお付き合いしていきたいと。
そう思っているわけです。


何度も何度も、アイデアとして湧いてきてくれてありがたい。
そして、何にも出来ずにごめんしゃれす。
どうぞ、よろしく。