2014年度のadidasスパイクを作成してもらいに、
現代の名工、三村仁司さんが代表を務めるM.Lab(ミムラボ)へ行ってきました。
http://mimurahitoshi.jp/
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三村さんは競技用シューズの職人で、adidasさんからサポートをして頂けることになってからはずっと三村さんにスパイクとシューズを作成してもらっています。

M.Labでの大まかな流れは
1)足型計測(可動域や柔軟性のチェック含む)
2)足型計測のデータを元に、三村さんから課題や修正点のアドバイス
3)実技講習(テーピングと補強とセルフケア)&足の矯正後の動きの確認
4)雑談
という流れ。
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足型計測後に、自分が悩んでいる点をズバズバ指摘されました。
「このままだと右の股関節を痛めてしまいますよ」
→「ちょうどいま痛みを感じているところです…」
「右足だけおかしくなることが多いでしょう」
→「たしかに。左足がおかしくなることはほとんどないです…」
その他、自覚症状はないですが、足首が柔らかすぎると指摘されました。

三村さんから指摘される内容は毎年違うので、毎年驚かされます。「なんでわかるのかな~」と思いながら聞いていました。数年前に初めて来た時よりは足のバランスも良くなってきているようで、「あとは足首のテーピング、補強、セルフケアを継続すること。トレーニングを継続していけば400mなら数秒変わりますよ。裕士さんはいい足していますよ!」と。
三村さんにそう言ってもらえると本当にそう思えるから不思議です。でも400mで数秒変わったら…大変じゃないですか、むふふふ。妄想は膨らむばかりですが、妄想だけで終わらないようがんばります。

3)実技講習(テーピングと補強とセルフケア)では、
足首の可動域を制限するためのテーピングと補強とセルフケアを実技講習で教えて頂きました。三村さんが直接テーピングをしてくれます。
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自分の次が妻の千明(http://chiaki.aspota.jp/)の足型計測でして、
「千明さんは最近見ないくらいバランスの良い足です」と三村さんがべた褒めでした。自分の足もそれくらいべた褒めされたかったです。

三村さん、お忙しい中、本当に有難うございました。
特注スパイクと特注シューズが届くのを楽しみにしています。
また、どなたでもM.Labで競技用シューズ作成が可能なので、興味のある方は是非どうぞ。※M.Labで対応している競技のみ。
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以前のブログにも記載ましたが、雑談ネタを2点掲載します。

1)靴作りについて「三村さんと他の人とでは何が違うのか」

大切なのはデータではなく、経験、感覚、コミュニケーション等なのだそうです。もちろんデータも大切なようですが、データだけを見ていても良い靴は作れない、とのことです。また同じデータを基に、靴を作るにしても、他の人と三村さんが作る靴は絶対違うとのことでした。なるほど!!!「深イイ話」☆

2)M.Lab(ミムラボ)のロゴマークについて
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靴作りのための職人道具「やっとこ」をモチーフにしたものだそうです。
三村さんの身体の一部ともいえる職人道具の「やっとこ」を、M.Lab(ミムラボ)のロゴマークに採用しているあたりが現代の名工らしいですね。三村さんの職人道具や仕事に対する愛情がロゴマークに込められているんですね。
なるほど!!!こちらも「深イイ話」☆
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【補足】
アスリートと歩む人びと「名工がシューズに込める情熱 三村 仁司」
※10ページ目に「他に聴覚障害の高田裕士選手。奥さんの千明選手は視覚障害で、夫婦で障害者スポーツに取り組んでいるんですが、彼のシューズもやっています」と紹介されています。その他、三村さんとトップアスリートとのエピソードが多数掲載されています。是非ご覧ください。三村さん、有難うございます。
http://www.ssf.or.jp/history/pdf/story_24.pdf

それでは!

エイベックス・チャレンジド・アスリート
高田 裕士
https://www.facebook.com/Yuji.400m
https://twitter.com/yjtakada