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「日本の食糧安全保障を強化する自助・共助・公助(前半)」三橋貴明 AJER2024.7.2

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

新紙幣がどこからきて、どうやって作られたかを調べたら、「財政破綻論」の"嘘"が暴かれました[三橋TV第888回]三橋貴明・菅沢こゆき


https://youtu.be/Qc3Fz8ysQok

 

 昨日は三橋経済塾第十三期第七回講義でした。藤井先生、ありがとうございました。


 珍しく「政局」がテーマでございましたが、9月に自民党総裁選挙と立憲民主党代表選挙があります。


 現在、時事通信の世論調査では、内閣支持率が15.5%、自民党支持率が16%。


 もっとも、野党支持率は立憲が6.3%で最高。麻生内閣の頃とは違います(当時は民主党の支持率が自民党を上回っていた)


 とはいえ、総選挙後の政権の在り方については「政権交代」が39.3%と最も多く、「自民党中心の政権継続」が36.3%を上回っている。


 政権交代を望む国民が多いにも関わらず、「入れる党がない」という例の話なのでございますよ。


 とりあえず上記が「現状」ということで、ここから国民が財政主権を取り戻すルートはあるのだろうか?


 ないわけではありません。

立民 泉代表 政権交代へ衆院選連携など野党各党と意見交換を
 立憲民主党の泉代表は、政権交代の実現に向け、次の衆議院選挙での連携のあり方などについて、来週以降、野党各党の幹部と意見を交わしていく考えを示しました。
 立憲民主党の泉代表は、19日の記者会見で「自民党に代わる政権をつくる覚悟や決意があるのか、野党各党に改めて問わなければならない。衆議院選挙の前から、ともに戦う党があるのか、選挙で自民党が過半数の議席を割った時に、われわれと連立政権を組む党があるのか、考え方を聞かなければならない」と述べました。
 そのうえで、来週以降、野党各党の幹部と意見を交わしていく考えを示しました。(後略)』

 わたくしが望んでいるのは、政権交代ではなく(しても良いけど)、国民を救う政治が行われることです。


 結局のところ、「国民を救う政治」とは、財政政策によってしか実現しません。国民のために政府が「支出」しなければならない(※消費税廃止や社会保険料減免等も含む)。逆に、他にどんな方法があるのか?


 「規制緩和」をしたところで、新規参入するビジネスが儲かるだけ。さらに、金融政策のみでは「国民を救えなかった」ことを、日本は2013年以降、証明したわけです。


 政権交代が実現したところで、緊縮財政路線が続く場合、国民を救う政治の実現は「不可能」です。しかも、現在の立憲首脳部(枝野、岡田、安住、長妻、野田・・・・・昔の名前で民主党)の連中が権力を取ったところで、緊縮路線が続くだけです。
 

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 というわけで、今後のルートを予想してみましょう。とりあえず、9月まで。


(1)自民党総裁選挙で岸田再選、立憲民主党で緊縮派が代表になる
(2)自民党総裁選挙で緊縮派が総裁(※岸田含む)に、立憲民主党で積極財政派が代表になる
(3)自民党総裁選挙で積極財政派が総裁に、立憲民主党で積極財政派が代表になる


 ここでは、自民党総裁選挙で積極財政派が総裁になる可能性について考えてみましょう。名前を出すと、うるさく突っ込む人が鬱陶しいので、ABCとします。


 結局のところ、自民党総裁選挙は有力政治家の後押しがなければ、そもそも出馬できない(推薦人20名を集められない)可能性が高いのです。


 現在の自民党には、二人の有力政治家、いわゆるキングメーカーがいます。AとBです。


 Aは、マスコミの調査でやたら取りざたされるC、D、Eを手駒として抱えています。もっとも、Cは国会議員の人気が最悪で、Dは国民に嫌われ、不安定感が半端なく、Eは大臣だった際の意味不明瞭な発言の数々で、「大丈夫かこいつ?」という印象が広がってしまっています。さらに、まだ若い。


 となると、Aは隠し玉のFを総裁に押し上げようとするかも知れません。Fは、ぱっとしないものの、安定感はある。しかも、誰からも嫌われていない(嫌われるようなことをする機会が無かっただけかも知れませんが)。


 二人目のキングメーカーBは、迷っています。誰を推せば、総裁になる可能性が高いのか? 


 自派閥のDは、自爆する可能性が高く、安定感が最低。かつ、嫌われ者なので、推しきれない。


 そして、太平洋の向こう側を見ると、トランプ大統領の再選が濃厚。となれば、バイデンべったりだった岸田の再選は避けたい(というか、本当に避けた方が良い)。


 となると、トランプ大統領との相性が良さそうなGが登場することになる。Gは女性です。しかも、保守層の人気は絶大。


 自民党の国会議員は、結局のところ「再選」しか考えていない。この状況で、次の総選挙で勝つためには、
「日本初の女性首相誕生!」
 という看板にすがる可能性がある。


 というわけで、実のところ「現実的」にGが総裁になる可能性は高まっているのですよ。


 もっとも、わたくしは岸田総理に続投してほしい。そして、立憲民主党の代表が積極財政派になり、自民党の議席を減らし、フランスのような「宙づり議会」になって欲しい。


 その上で、議論してほしいわけでございます。皆さんは、いかが思われますか?

 

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