僭越ながら本日の夕刊フジに著者インタビューが掲載されましたので。

 日本のメディアが一切報じることがなかった韓国経済の"ヤバさ"と面白さを分かりやすく解きあかしたのが三橋貴明さんの『トンでモ!韓国経済入門』だ。その分析の鋭さと独自性は韓国研究の第一人者、重村智計氏が著作の中で絶賛したほど。作家デビューの経緯からしてトンデモなく独特の道をたどっている。(桜井紀雄)
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-韓国経済の特徴は
「まずは刹那的。目の前のことしか見ない。不動産投機が盛り上がればワーッとお金を突っ込む。企業も本業そっちのけで、株の投機でもうかるならそっちを選んでしまう」
-さらには
「模倣的。著作権を無視し、日本や欧米の技術やデザインを模倣する。例えば、音楽なら何小節まねただけではまねにならないという議論を真面目にしている」
-徹底していますね。
「あと日本隠し。アニメなど日本のものをまねして当然のようにパクリ、開き直る。著作権を重んじる文化が無なく、音楽はネットでただで入手するのでCDが売れず、韓国の歌手は日本で稼ぐしかない」
-すると今の韓国経済は?
「ドル安にもかかわらず、ウォンが値を下げ、外国からの投機マネーがダーッと韓国から逃げている。不動産バブルの崩壊と株の下落で悪循環に陥っている。不動産や株を買う金を預金者が全部下ろしたために銀行からお金がなくなる現象が起きている」
-なぜ韓国に注目を
「一昨年末ごろ、ネット掲示板の2ちゃんねるで韓国経済がおかしなことになっていると議論されていた。貿易収支が減っているのにウォン高が続くという状況。日本のメディアは誰も報じておらず、『わたしが本に書きます』と2ちゃんねるで宣言しました」
-デビューの経緯はユニークですね
「宣言したのが昨年1月。3月に書き上げてそれから出版社を探して6月に前作の出版にこぎ着けた。その経緯を逐一2ちゃんねるで報告し、検証してもらったり、うろ覚えの情報ソースを探してもらったり、名も知らない人たちがずっと応援してくれた。だから私一人で書いたわけじゃないのです」
-ネット情報は使いよう?
「これまではメディアの報じたものを信じるしかなかったが、いまは韓国メディアがネットで公開している日本語記事や機械翻訳で生の情報に触れられるので、私のような素人でも本が書けたのです。私は韓国語はできず、韓国に行ったこともありません」
-韓国経済との正しいつき合い方は
「年配の人は韓国に遠慮があり、日本のメディアも負の部分を報じようとしない。顕著な例は、韓国への輸出(注:正しくは貿易黒字。記者さんの間違い)は日本のGDPの0.5%に過ぎないのに、数字を見ないで韓国の経済に依存しているから助けるべきと言う。数字に根ざした実務的な対応が必要です」
-次のテーマは
「中国経済について出版予定です。『中国の最悪の輸出品は数字』といわれ、資本主義というより人治的経済なだけにヤバイのか素晴らしいのか分かりません」


以上、肝心なところを記者さんが間違われていたので、ブログで修正します。