ブログを読んで下さりありがとうございます。
最初に、ある親子の物語をどうぞ読んでみて下さい。
精一杯生きる時間
ある女の子が、母親と買い物をしていました。
美しい黒髪で、無邪気な顔に強い意志の瞳が印象的な
６歳の女の子。
その日、外は大雨でした。
多くの人が、店の軒下で雨宿りをしていました。
我慢強く雨がやむのを待っている人もいれば、
天気のせいで自分の忙しいスケジュールを狂わされて、
いらいらしながら待っている人もいました。
そんな中、、、
『お母さん。雨の中を走ろうよ、、、』
少女のかわいい声は、そこにいた誰の耳にも聞こえていました。
そして、可愛らしく周りに響き渡りました。
『だめよ、雨がもう少しやむまで待ちましょう』 母親は答えました。
少女は、少しの間黙って、また繰り返しました。
『お母さん。雨の中を走ろうよ』
『濡れてしまうからだめよ』
『そうじゃないの、濡れないから大丈夫よ。』
『お母さん、、、だって今朝、お母さんが言ったじゃない、、、』
少女は、母親の腕を引っ張って言いました。
『今朝？雨の中を濡れないで走るなんて言っていないでしょ？』
『覚えていないの？ お父さんの癌について今朝話をしている時に、
お母さん言ったじゃない。もし私達がこれを（お父さんの癌の克服を）乗り切る事ができたら、
私達はこれからなんでも乗り切る事ができるわよ』って。
雨宿りのために軒下に立っていた人達は、急に静かに黙り込みました。
皆、ただそこに静かに立っていました。
それから数分間、誰一人動きませんでした。
お母さんは一息飲んで、何を言おうか考えていました。
この瞬間こそが、少女の人生の『アファメーション』（肯定すること）だったのです。
純粋に信じるということが心の中で育っていくときこそ、
より深い『信念』へと幼き少女を導いていったのです。
『あなたが正しいわね。雨の中を走りましょう。
もし濡れてしまうのなら、多分私達が身体を洗う必要があるのよ、きっと。』 と母は答えました。
そして、２人は雨の中へ走っていきました。
他の人達は、みんなその親子が水たまりの中を、
車でよけながら、笑顔で笑いながら走っていく姿を見ていました。
ショッピングバックを頭にかぶっていましたが、それでもずぶ濡れになります。
しかしその後、何人かが その親子の行動につられて雨の中に飛び出し、
子供のように叫びながら、笑いながら、走っていったのです。
私も走りました。濡れました。
なぜか、濡れることを受け入れる気持ちになると
雨が気持ちよく感じ、子供の頃を思い出しました。
人生では、状況や他人が、あなたの所有物を奪ってしまうこともあると感じる時があります。
お金や健康などを、災害や戦争、事故などで失うこともあります。
しかし、その時のあなたの貴重な思い出を誰も奪うことはできません。
そして、もともと何も持たずに生まれて来たことを思い出して下さい。
そして、人間はどんな状況の中ででも、心の解釈しだいで
心境や感情を変え、状況を克服して変えることも可能なのです。
だからこそ、どうか忘れないで下さい。
毎日なんらかの時間を作って思い出をつくることを。
誰の人生にも、なんらかの出来事が起こり、
その中に、意味や目的を見いだすことが可能であると。
前向きな気持ち、人生を信じる気持ちが周りの人々にも、
影響を与え 自分の人生も意味のあるものにしてくれることを。
そして、雨の中を走った時の記憶を思い出してみてください。
濡れることを恐れる考え等なく、純粋に雨に濡れることを楽しいと感じた時があったことを。
かけがえの無い時間、瞬間を大事に覚えておいて下さい。
あなたにとっての特別な時間、瞬間を毎日体験していることを、
今まで出逢った、かけがえのない沢山の人々と過ごした時間を、
時には振り返り、すべての出来事、すべての出逢いに感謝できるくらい
人生を精一杯生きてください。
人はあらゆる出来事を肯定的に受け止めて、人生を切り開いて
いくことが可能な力を持った、宇宙の一部であることを。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次は、宇宙が無限なら起きることは必ず起きる
＝＞ http://ameblo.jp/taka88random/entry-11771776576.html