(2015年6月に行った沖縄の 旅行記全体のインデックスはこちら )
沖縄三日目ですが、ワッサワッサさんを10時にチェックアウトしたあとは、沖縄本島をさらに北に向かってドライブをしました。
まずは、昨年もよった道の駅「ゆいゆい国頭」で、お土産を物色します。空港にある内地資本の土産物屋で購入すると利益も内地に行ってしまうので、なるべく地場のお店で買うようにしています。
その後、更に北上すると、段々とヤンバルの山が海岸線まで近づいてきます。そんなヤンバルの山が断崖となっている「茅打バンダ」に行きました。
バンダとは沖縄の方言で崖と言う意味で、束ねた茅を崖から投げ落とすと強風でバラバラになったことからこの名がついたそうです。
その崖の高さは海岸から100メートルです。
高所恐怖症の私にはかなり厳しいですが、頑張って下を覗いてみると、 珊瑚礁の青い海とヤンバルの緑のコントラストが綺麗です。
「茅打バンダ」のあとは、本島最北端である辺戸岬に行きました。
ここまで北上してきた国道58号線が、本島における始点となる国頭村奥地区にむかって右に折れていく所を、そのまま直進すると辺戸岬に着きます。
ここまで来る観光客は少ないので、駐車場に車はまばらですが、地元のライダーの方々のツーリングでの終着点となっているためか、バイクは多く停まっていました。
車を停めたら、岬に向かって歩きます。
岬までの道は、強風で高い木が生えないのか、草むらに中に作られた遊歩道を歩いていきます。正直、この時期は、かなり日差しが厳しく歩くだけで、汗だくになります。
辺戸岬も海岸近くに大きな珊瑚礁があり、日が当たると特に綺麗です。
そして、天気の良い日にはここから鹿児島県の与論島が水平線に見えます。
沖縄がアメリカ統治下にあったころには、本土復帰を願って、与論島が見えるこの場所から狼煙を上げていたそうです。
そして、岬の先端には、念願かなって本土復帰を果たした際に、これを記念して建立された「日本祖国復帰闘争碑」があります。
辺戸岬も沖縄だけが味わった困難な戦後を感じることができる大切な場所です。