沖縄の大宜味村にある「海と星空の小さな宿 ワッサワッサ」さんの紹介の続きです。
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今回訪れた日の天気は、快晴となり、7時からのディナーはルーフテラスで頂くことになりました。
 
西日が差すのでテーブル席はカーテンを下ろしてくれましたが、折角の夕陽なのでカウンター席に移動して、サンセットディナーとしました。
 
 まずは、オリオンの生ビールと白ワインをもらって沈み行く夕陽に乾杯です。

食事は料理人のオーナー夫妻が沖縄の食材を利用してつくるコースで、最初に前菜の盛り合わせが運ばれて来ました。
 
 この日の前菜は、アグーのリエットとドライトマト、島野菜のピクルスとムラサキイカのスモークです。ムラサキイカは魚市場のセリの免許も持っているというオーナーが自ら仕入れて、スモークをしたというもので、独特のぬめりとスモーク感がありとても美味しいです。

前菜を食べていると、いよいよサンセットとなりましたが、今回も残念ながら水平線の近くに雲があり、海に沈む夕陽は見れませんでした。それでも、東シナ海がオレンジに染まっていく様は素晴らしいです。
 
 料理は、進み具合を見ながら、一品づつ運んで来てくれます。
続いては、島野菜のグリルです。
 
地元で採れたばかりの野菜はどれも味が濃く美味しいです。
スープは紅芋のポタージュです。
 
紅芋らしい甘みに適度な塩気が加わったスープは、真夏の空気の中でも美味しいです。

この辺りから、暗くなって来たので、テーブル席に移動してメインを頂くことにしました。
 
メインは、アグー豚のグリルで、奥さん自家製の味噌を使ったソースで頂きます。アグーは脂身の味が濃いのが特徴ですが、このお肉もアグーらしい美味しさです。付け合せは、前菜にも出たムラサキイカを使ったイカ墨のリゾットです。


デザートの前に、テラスの明かりを全部落とし、真っ暗にして星空と蛍を鑑賞する時間を設けてくれました。空を見上げれば、北斗七星や昇りつつある天の川が見え、裏山の方を見れば蛍の明かりが見えます。

暫くのあいだ、大宜味村の自然を堪能したら、デザートの登場です。
 
デザートはクレームブリュレです。ブリュレはマンゴーで作られていて、とても気に入りました。

食後のコーヒーを飲んでいると、オーナーが三線を持って現れました。なんでもお客さんから、三線の音色が聞きたいという要望が多いので、一念発起し、3ヶ月ほど前から近所のオジーに教えてもらっているそうです。

まだ、すこしたどたどしいですが、それでも定番の安里屋ゆんた、島人ぬ宝、涙そうそうを弾いてくれました。

少しでも、ゲストに楽しんでもらいたいと言うオーナーの心意気を感じるイベントです。

以上で、食事は終わりですが、星空鑑賞や三線の弾き語りなどもあり3時間を超える楽しいディナーとなりました。