「アンディ・ウォーホル展 永遠の15分」

「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」は、2012年のシンガポールを皮切りに香港や上海、北京を経て最終会場の東京に巡回。日本では約20年ぶりの大回顧展となり、森美術館とアンディ・ウォーホル美術館が展示作品の追加や企画を再構成し、アンディ・ウォーホルの魅力を探る。
 会場では、「スターの肖像」シリーズなどウォーホルの名作が生まれ、当時のアンダーグラウンドカルチャーシーンの拠点と位置付けられていたニューヨークのスタジオ「シルバー・ファクトリー」を体験型空間としてほぼ原寸大で再現。アメリカのアンディ・ウォーホル美術館の所蔵品を中心に「タイム・カプセル」に集積されたウォーホルの私的所有品も登場し、1974年のウォーホル来日を機に収集された日本に関連する作品も揃える。また、ウォーホルは1963年から数多くの実験的映像作品を制作しており、代表作「エンパイア」など日本未公開を含む映像作品約25点を約15面のスクリーンを使った展示方法で上映する予定だ。
 1928年8月6日にアメリカ合衆国ペンシルバニア州ピッツバーグで生まれたアンディ・ウォーホルは、消費社会と大衆文化の時代を背景に、商業デザイナーや画家、音楽プロデューサー、写真家、映画製作者、社交家と多面的な顔を持つマルチクリエイターとして活躍。銀色のカツラと黒いサングラスの奇抜な風貌がトレードマークで、「キャンベル・スープ缶」といった日用品を主題にしたシリーズやシルクスクリーンで大量に複製できる絵画が当時の芸術界に大きな衝撃を与えた。
■森美術館10周年記念展「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」
 会期:2014年2月1日(土)~5月6日(火・休)
 会場:森美術館
 住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
 時間:10:00~22:00(火 10:00~17:00 / 2月11日、4月29日、5月6日は~22:00)
 ※4月19日(土)は「六本木アートナイト 2014」開催に伴い翌朝6:00まで。
 ※入館は閉館時間の30分前まで。
 ※会期中無休。

なかなか見応えがありました(^~^)