No.018 「俺の友達A嬢について④」 | ススキノ最遊記♪「スーパーたかちゃんのblogです☆」

No.018 「俺の友達A嬢について④」

「プロセスの向こう側にあった信頼」



こんばんは~γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞヒャヒャヒャ

いよいよ今回で完結編となる「俺の友達A嬢についてパート④」です☆



用事を済ませることが大前提であるとは言っても、

A嬢のめちゃくちゃプライベートな空間である

自宅に訪問することになった俺。


いくら恋愛感情とかそういうのがなかったにしても、

さすがにちょっと緊張するわけで汗


女の子に対する免疫はそれなりに持ってるつもりだったけど、

やはり相手はナンバーワンホステスさんなわけで、

別にスケベな展開を期待していなくても、

なんとなく意識してしまうのは、男の性というもの(汗)



そんなワケわかんない事をアレコレ考えているうちに、

ススキノのとあるマンションに辿りついたんだ。



もちろんA嬢の住んでいるマンション。



俺は若干緊張しつつインタホンに指先を伸ばす。


「はい?」


「あ、俺・・・」


「たかちゃん?今開けるね!」



A嬢の声と共に自動ロックの扉が開いた。



(ほんまにここにいるんやなぁ)


俺はそのままエレベータを昇ってA嬢の住む階へ。


部屋はすぐに見つかった。


(とりあえずもう一回インタホンやな)


押した次の瞬間、扉が開いた。


「おわっ、いきなり開いたからビックリした(汗)」


「いらっしゃい♪」


A嬢はTシャツ姿のラフなスタイルで、

しかもすっぴん状態だった(汗)


「私、超すっぴん状態なんだけど・・・」


「手抜きし過ぎだけど、お前あんま変わらないよな」


お世辞のつもりではなく、

本当に思ったことだったので自然に口から出た言葉だったが、

とりあえず「お邪魔して良いですか?」と、確認する。


「どうぞ~」


A嬢に先導され、部屋に通された。



さすがはナンバーワンホステスさんのお部屋?というべきなのか、

一人暮らしには広すぎるぐらいの大きさ。

一つひとつの家具も白を基調としたシンプルなデザインで統一されており、

まぁ想像通りというか、こんな感じになるんやろうなぁという部屋だ。


「んじゃ早速だけど・・・」


あんまりジロジロと見渡すのも失礼かと思った俺は、

当初の目的といえる頼まれ事を果たすために早速本題に入った。


俺が頼まれ事に向かっている間、

A嬢は何をしてていいのか分からないのか、

テレビをかけつつも俺の方を見ている様子。

落ち着かないのか不自然にスナック菓子をボリボリ食べている(汗)


「お前そんなお菓子食べるっけ?」


「え?た、たかちゃんに出そうと思ってさっき買って来たんだけど、

食べないからなくなっちゃいそうだよ!」


「あーはいはい、どうもすみませんね~」


俺は無視して頼まれ事を続けたが、

少し気になったのがA嬢の携帯電話。



さっきから1分置きに鳴りっぱなし(汗)



電話が鳴る度にチェックは入れているようだったが、

時には電話に出つつも、俺がいるせいかほとんど無視状態。


今日は日曜日のはずなのに、

どうやらナンバーワン嬢に休日はないようだ。


まぁなんとなく予想は出来たけど、現実として目の当たりにすると、

少なくとも俺は休日にガンガン電話を掛けるような客には、

金輪際ならんようにしようと心に決めた瞬間だった。


そうこうしているうちに頼まれ事は無事終了すると、

A嬢も大いに喜んでくれたようで、

いまお茶入れるからとテーブルに差し出してくれた。


とりあえず俺も頂きますと、

A嬢とテーブルを挟んで対面に座る。


それから、頼まれた事についての話をしたんだけど、

だんだん話もそれてきて、最近どう?

・・・みたいな身近な話題になってきたわけ。


色々と話をしつつ、時計の針に目をやると、

既にお茶を出して貰ってから30分は過ぎていたので、

「あんまり長居したら悪いし、そろそろ帰るわ」と、

俺は腰を上げようとした。


するとA嬢は、「なんもゆっくりしていってよ」と、

テレビに近寄り、DVDを取り出した。


画面に流れた映像は安室奈美恵のPV。

なんとなく帰るタイミングがなくなった俺は、

「・・・んじゃあ、もうちょっとゆっくりしてくかな」と、

今一度腰を落ち着けた。



ここでもうどうなったか言っちゃうけど、

基本的に男が期待するような流れにはなりませんでした(笑)


そもそも俺は昔からそうなんだけど、

付き合ってもいない女の子の部屋に入った時に、

いきなり手を出そうとか、そういった行動はしたことがありません。



あ、やっぱりありました(爆)



うんと若いときにあせる



・・・でも、これは女性には覚えておいて欲しいんだけど、

付き合ってもいない男を最初に部屋に上げて、

いきなり手を出してきたら、

それは多分あなたに対して本気じゃありませんよ。


友達として、恋人として、本当に大切な相手だったら、

どんな男でも簡単に一線を越えようとはしないと思う。

(ヤることばっか考えてる若い男の子は別にしてだけどね。)


もし男はヤることしか考えてないとか思っている女性がいたら、

確かにそれは最終的には間違ってないとは思うんだけど、

決して思い込んで欲しくはないと思うし、

過去の経験で思っているとしたら、

それはロクな男と出逢ってないんだと思います。



話を戻して、俺とA嬢についてなんだけど、

俺は俺という人間を信頼して家に通したA嬢を

裏切るような真似は絶対にしたくはなかったし、

それ以上に今までA嬢に対して、

所詮は客とホステスというように割り切って接していたことに

申し訳ない気持ちになってたんだ。



俺が指名を切った時、A嬢はどう思ったのか。


どんな気持ちで、「これからも仲良くしたい」って言ったのか。


俺から信用されていないことは明らかに分かっていたはずなのに、

関わって何のメリットもない俺なんかを一年以上も信頼し、

尚且つ分かった上で行動で示してくれたなんて・・・。



ふたりきりで一緒に居る間、色々な話をしたんだけど、

その間にA嬢の気持ちを考えてたら、

とてもおかしな気持ちになり得るはずがなかったし、

なんで俺は信用してやれなかったのか、

ずっと反省しきりだったんだ。



結局3時間近く語り合った俺たちは、

さすがに時計の針を確認して帰ることにした。


もちろんこの時はA嬢も引き止めはしなかった。




それから、数年経った現在、

今でもA嬢とは仲良くさせてもらってます。


もう何年も指名で飲みに行ったりしてないし、

最近はお互いに頼み事をする時ぐらいしか逢ってないけど(笑)

俺たちにはプロセスがあったからこそ、

今でも心の底からA嬢を信頼できるってハッキリ言えます。



普段何気なく飲みに行っている皆さん、

心から信頼できるホステス(ホスト)さんはいますか?


それとも、普段飲みに来てくれるお客さんの中に、

心から信頼できる人はいますか?


信頼を勝ち取るには、目に見えるものだけでは不十分です。

冷静に相手の行動を見たら、必ず答えは見つかるはず。



普段は照れくさくてこんなことを言った事はないけれど、

俺自身はA嬢と出逢えて本当に良かったと思っています。



そんな「俺の友達A嬢について」

最後までご覧頂いた方々に心から感謝致します。




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☆Super Takachan☆