【メロキュンプレゼンツ!! 《ハッピー♡プレゼント!!》】最高の贈り物2 | のんびりまったりマイペース

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仕事が終わり、先に着替えた最上さんが俺の楽屋に迎えに来てくれた。

「お疲れ様です!」

「うん、お疲れ…ってその荷物どうしたの?」

「これは敦賀さんのお祝いに使う物です!」

「ありがとう。でもそんな大荷物女の子に持たせるわけには行かないから、俺が運ぶね?」

敦賀さんの為のものなので!と断固拒否する最上さん。
それなら…

「じゃあ荷物は任せるよ」

「はい!もちろんです!」

「じゃあ行こうか」

歩き出そうとする最上さんを捕まえて横抱きにして歩き出す。

「つ、つ、つ、敦賀さん!!!?」

「んっ?何?」

「どうしてお姫様抱っこなんてするんですかぁぁぁ!!?」

「どうしてって…君が荷物を持つって譲らないから、俺は荷物を持つ君を持つことにしたんだ」

「いやぁぁぁ!!!すみませんでしたぁぁ~~~!!!荷物!そう、荷物をお願いしますぅ!!!」

「そう?残念」

真っ赤な顔で俺を睨んでも誘われてるようにしか見えない。
っていうか…そんな顔されたら夢を思い出してしまうじゃないか!
コホンと咳払いすると「行こうか」と歩き出した。

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「じゃあキッチンお借りしますね?」

家に着くと肩より長くなった髪をひとつにまとめてキッチンへ向かった最上さん。
そんな何気ない仕草にまでグッと来る俺は本当に重症だ。
特にする事もないので、煩悩を取り払うためにトレーニングルームへ向かう。

しかしどれだけ集中しようとしても最上さんの事が頭から離れない。
3時間経った所でリビングへ戻ると、俺の着替えが置かれていた。

「…これは?」

「あっ、トレーニングが終わったら汗を流したいんじゃないかと思って…ご迷惑でしたか?」

「いや、嬉しいよ。ありがとう」

料理をしながらでもちゃんと見ていてくれたんだ。
ヤバイ…本当会うたびに惹かれていく。

抱き締めそうになるのを堪えてシャワーを浴びに行くと、しっかり沸かされたお湯。
至れり尽くせりってこういうことを言うんだな。
どこにいても最上さんの気配を感じて幸せな気分だ。



「ありがとう。お風呂も…」

風呂から上がってお礼の途中で言葉に詰まってしまったのは仕方が無いだろう。
なぜならそこにナース姿の最上さんがいたからだ。

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きょこさんの格好は『誰か』の陰謀としか思えませんね(笑)