おはようございます。





今日の『人生のカケラ』です。







===============



【運命を変える】





言葉が変われば考え方が変わる

考え方が変われば心が変わる

心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば性格が変わる

性格が変われば出会いが変わる

出会いが変われば人生が変わる



===============





代ゼミが負け、東進が勝ち、武田塾が伸びる理由【本の紹介-178】







https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%A3%E3%82%BC%E3%83%9F%E3%81%8C%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%80%81%E6%9D%B1%E9%80%B2%E3%81%8C%E5%8B%9D%E3%81%A1%E3%80%81%E6%AD%A6%E7%94%B0%E5%A1%BE%E3%81%8C%E4%BC%B8%E3%81%B3%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1-%E5%8B%9D%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E6%A5%B5%E6%84%8F-%E7%AB%B9%E6%9D%91-%E7%BE%A9%E5%AE%8F/dp/4344030397





内容(「BOOK」データベースより)

牛角・ガリバーを急成長させた

プロが教える本部も加盟店も儲かる仕組み。

「授業をしない塾」が業界地図を塗り替える。

ど素人だからできる驚きの戦略とは? 





著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

竹村義宏

フランチャイズ・プロデューサー。

1966年生。早稲田大学卒業後、

1989年株式会社ナガセ(東進ハイスクール)入社。

東進衛星予備校のFC展開に携わる。

1997年にFC総合支援企業である

ベンチャー・リンクに転籍。

同社にて中古車買取り専門店『ガリバー』を

皮切りに炭火焼肉酒家『牛角』

『TULLY’S COFFEE』『ITTO個別指導学院』他、

有名FCの加盟開発を経験。2007年同社退社後、

脱サラ個人起業向けFCのトータルサービス社に入社、

パートナーサポート部マネージャーとして

全国900FCのサポート業務を経験

(本データはこの書籍が刊行された

当時に掲載されていたものです)







~~~





ココロに響いた部分は以下の通りです





・少子化という言葉が登場したのは、

 1992年の「国民生活白書」が最初です。





・対象となる子どもの数が半分近くまで減ったのに、

 学習塾・予備校の市場規模は微減にとどまっている、

 これは注目すべきことです。





・フランチャイズ業界は、

 『ベンチャー・リンク』前と

 『ベンチャー・リンク』後では、

 大きくその成功ポイントが変わりました。





・本書は「教育業界×フランチャイズ」、

 教育業界とフランチャイズの掛け算で、

 これまで起こってきたすごいことについて解説しました。

 今後も受験ビジネスにおいて

 フランチャイズというシステムを上手く使ったところが

 伸びるだろうというのが私の中予想です





・受験産業という市場において、

 20年前と変わったのは、

 浪人生が激減したことです。





・『代々木ゼミナール』は、

 予備校市場では負けましたが、

 計画通り不動産業としては成功して、

 全国で「(元)代ゼミ」という建物が収益化しています。

 これは、企業としてはある意味計画通り、

 ということです。 





・現役生は、高3の夏期講習などには行く者はいましたが、

 通年で予備校に通うことはほとんどありません。

 進学校に入学しても浪人は覚悟で、

 高校卒業後1年間は予備校でしっかり勉強して、

 一流大学に行くというスタイルが普通でした。





・予備校業界でいち早く、

 現役生のための予備校作り、

 併せて有名講師をスカウトして現役生に

 一流の授業を受けさせる、

 という長瀬社長の戦略の勝利だと思います。





・永瀬社長は、会社の中でも外でも、

 「経営者で一番大事なのは先見性だ」と言い続けていました。





・永瀬社長は、「教育はビジネスである」という考え方が明確で、

 すべての経営の舵取りにおいて、

 そこがブレることはありませんでした。





・私も入社した直後の新人研修で、

 まず教えられたのは、

 「いい教育をやっていりゃ黙っていても生徒が来るなんてのは、

 大きな間違いだ。いい教育をやっているなら、

 広く知ってもらって、

 たくさんの生徒に来てもらわなければダメだ」ということです。

 「予備校・学習塾業界では、

 いい授業をすれば口コミで生徒が集まると思う人が多いが、

 そんなの嘘だ」とハッキリ教えられました。





・ニッカみたいに、美味しい酒を作れば、

 わかる人はわかってくれるなんてことではダメだ。

 ビジネスはそうじゃない。とにかく、

 いい教育システムを作ったら、

 広めていかなきゃだめだ、

 ということにつながります。





・『東進ハイスクール』の大成功は、

 長瀬社長の広告感覚、「いい授業をやっても、

 広く知ってもらわなければ意味がない」と、

 徹底して広告宣伝にこだわったことの結果だと思います。





・長瀬昭幸社長の頭の中では、

 将来の事業構想としてフランチャイズ・モデルも

 考えられていたと思いますが、

 きっかけとしては経営危機対応策・改善策として

 フランチャイズ事業が生まれました。





・「いつでも、どこでも、

 だれにでも、最新にして最高の教育を」

 これも長瀬社長が考えた『東進衛星予備校』の

 キャッチコピーです。今から考えても、

 やっぱり素晴らしいの一言につきます





・『東進衛星予備校』という

 フランチャイズの誕生のきっかけは、

 メイン部門の業績悪化もあるけれど、

 それだけでなく長瀬社長自身が考え続けてきた、

 教育の地域格差をなくすという夢が

 あったことは間違いないでしょう。





・確かに講師陣の厚みでは

 『代々木ゼミナール』のほうがいいし、

 知名度も高く、資金力も数段の差があったと思います。

 当然『代々木ゼミナール』では、

 『東進衛星予備校』の近くに校舎を作れば、

 生徒は『代ゼミサテライン予備校』に

 流れてくると思っていたでしょう。

 しかし多くの地域で、そうなりませんでした。

 その要因には、「形は真似ることができても、

 肝心なことろが真似られない」という

 フランチャイズの難しさがあります。





・この経験値、何とも言語化できない部分も多く、

 さらに「暗黙知」という要素がたくさん含まれています。

 一つひとつは小さなことでも、

 そのすべてが複合的で、

 実はどれ一つとして欠かせない要素も含まれています。





・『東進衛星予備校』の真のノウハウは、

 実はビデオの講義内容、

 授業が良ければ成績が上がるわけではないということへの、

 試行錯誤の積み重ねから生まれています。

 映像授業というのは、授業以外の部分が大事なのです。

 生徒に「いかに映像授業で成績を上げるか?」を

 教えてあげるほうが大事だということです。

 それは大学生のチューター達が、

 どのようにすれば映像授業を受けた生徒の

 モチベーションを上げることができるかだとか、

 多くの生徒と接したことによる細かい配慮の積み重ねが、

 フランチャイズ成功の背景にあります。





・新しい市場で先行して成功する、特に最初は苦戦し、

 そこから成功したというモデルには、

 あとからは簡単に真似できない、外からは見えない、

 文字にもならないノウハウがあるようです。





・それまでのスタイル、集団授業では、

 力のある先生がきちんと準備して授業に臨んでいました。

 集団授業というのは、

 予習しないと教壇に立てないのです。

 ところが個別指導塾では、普通の大学生が、

 準備もなしに授業をします。そういう意味では、

 「個別指導」というスタイルは画期的だったのです。





・それまでしっかり塾をやってきた方には言いにくいですが、

 親も生徒も、自ら個別指導塾を選んだということです。

 世の中に支持され続けて、

 今の個別指導塾全盛の状況があるわけです。





・そもそも個別指導塾というのは、

 デキる子どもが行く進学塾ではなく、

 勉強が苦手な子どもが行く補習塾という

 ターゲティングで伸びてきました。

 勉強の嫌いな子どもからしてみると、

 昔から勉強ができた秀才っぽい先生に教わるより、

 「この問題では、僕もつまずいたよ」なんて

 言ってくれる先生のほうが、親しみが持てます。

 あまり成績の良くない小中学生から見て、

 この要素は特に大きかったようです。

 そのような関係の中で、

 生徒たちの心が開いていき、

 塾に行くのが楽しくなるのです。





・『明光義塾』は、個別指導塾にというシステムを、

 誰がやっても大きな差が出ないシステムにまで

 仕上げたのです。脱サラで、

 どんな人が取り組んでも、生徒の支持を得られる、

 親の支持も得られるという仕組みにまで作り上げました。

 これこそが『明光義塾』の成功のノウハウです。





・子どもが楽しく塾に行ってくれれば、

 親にとって、これ以上の喜びはありません。





・バブル経済の崩壊以降、

 会社が終身雇用をしなくなり、

 会社をスピンアウトしたり、

 ドロップアウトしたりしてしまう人が増えたことが、

 フランチャイズ方式の成功の背景にあります。

 このところずっと「脱サラブーム」が続いているのです。





・個別指導塾というスタイルは、

 旧来の学習塾という商売を

 「サービス業」にしたという視点です。

 それまでは、学校があって、

 その延長線上に塾の先生もいるという

 考え方が主流だったのです。





・教育の機会をフランチャイズ化して成功するということは、

 ある意味、サービス業にするということです。





・フランチャイズが急成長するときには、

 やはり何かこのような、

 フランチャイズならではの現場に接している店や

 校舎からのサインがきっかけになるように思います。





・単なるアルバイトではなく、

 「この店で、経営という視点からものを見て働いたら、

 将来に役立つ勉強ができるよ」と

 大学生のアルバイトたちに働きかけたのです。





・パートナーズ・フォーラムというイベントは、

 『牛角』で働くパートナーたちを全国から集めて、

 店ごとに発表させ、優秀店を表彰するコンテストです。

 『牛角』で働いているアルバイトの人たちを含めて、

 「こうやったら、こんなに売上げが伸びてた」とか、

 「こうやったら、こんなに利益が出た」と競わせました。

 「繁盛店にするには、どうすればいいか」といった情報を、

 アルバイトも含めて共有化していったところが、

 『牛角』のすごさです。





・普通のフランチャイズならば、

 本部の研修の主な対象はオーナーと店長さんたちです。

 そして店長がアルバイトを指導します。

 ところが『牛角』では、

 アルバイトさんたちをターゲットに、

 スーパーバイザーである『ベンチャー・リンク』の

 社員が直接、指導をしました。

 さらに「ナレッジ・コンテスト」などを取り入れた

 「パートナーズ・フォーラム」による、

 アルバイトさんたちのやる気の向上です。





・「陰陽の法則」という考え方があります。

 森羅万象は「陰」と「陽」の

 相反する二つの性質を持っていて、

 お互いに対立しますが、

 補完・制約しあう関係であり、

 二つの性質のバランスが崩れないように均衡を保とうとします。

 やはり当時の、「一気の成功」という力に対しては、

 「それはしすぎだ」と均衡を保つ、

 見えない力が働いていたのかもしれません。

 まさに「大成功と大失敗は、表裏一体」だったのです。





・「支援している会社がダメだから上手くいかない」と

 思っていたのに、自分たちでやってみたら、

 「それでも上手くいかない」ということです。





・インターネット時代の本質は、情報の平準化、

 要は、流出して真似られるということであり、

 その中で、もはやフランチャイズも

 「固定化したノウハウ」では競合に勝てないのです。

 ノウハウは、常にブラッシュアップ、

 アップデートされている必要があるのです。





・同業界から否定されるくらいでちょうどいいのです。

 私自身は「最初にバッシングに遭わないようなビジネスは、

 フランチャイズとして大きくならない」くらいに思っています。





・「集合天才」という考え方は

 『GE(ゼネラル・エレクトリック)』の

 組織運営の考え方として、

 ご存じの方が多いかもしれません。

 「価値あるものを提供ふるのに、

 天才の出現を待つ必要なない。

 凡人同士でも協力して、

 お互いの能力を生かせばよい」という考え方です。





・フランチャイズは「仲間」ビジネスです。

 良いビジネスのネタに全国から仲間が集まり、

 仲間同士が情報交換し、ときには切磋琢磨し、

 刺激し合いながら、

 全体としてもっともっと良くなっていく。

 その仕組みの根幹がこの「集合天才」という考え方なのです。





・フランチャイズ本部の仕事は、

 それら加盟店で今起きている出来事を、

 細部にわたって観察し、

 共通の経験値として加盟店全体に広めることです。

 これが今のフランチャイズの本部の役割なのです。





・フランチャイズ本部の社長に必要な要素を挙げれば、

 まずは「超オモシロイ」「普通じゃない」

 「変わっている」という要素です。

 ただそれだけではダメで、

 併せて「素直」で「魅力的」で「人が好き」という

 要素も必要です。ただの奇人天才変人ではダメです。





・「確かにそのやり方は誠実です。

 自分の身内にも勧められないような

 ビジネスを赤の他人には勧められません」と、

 提案の本質を理解してくれました。

 これが前述した「素直さ」なのです。





・それは『武田塾』が言い続けている

 「自学自習」「一冊を完璧に」という

 言葉に尽きるようです。





・「こんなに儲かりますよ」と一万回言うより、

 目指している方向性や志を理念として表現して、

 共鳴してくれるフランチャイズ加盟者を集めることが大事なのです。

 しかし理念というのは、

 いかに具体的に表現するかというところが難しいのです。

 「毎日感動!」とか「躍動企業!」なんて抽象的な表現は、

 理念からはほぼ遠いものです。

 理念は具体的でないとダメだ、と思っています。

 少なくともフランチャイズにおいては。





・その地域で最初に加盟した校舎が、

 大きなテリトリーをイメージできる形で開校させたのです。





・営業マンは置きません。

 『アントレ』で『武田塾』のフランチャイズ募集を知って

 資料請求しても、ネットでダウンロードできる

 フランチャイズの加盟要綱は、A4用紙一枚だけです。

 私は、それで十分だと思っています。

 興味や関心をの強い方は、

 自ら進んで説明会に参加してくれるのです。





・この本で一番言いたかったのは、

 フランチャイズというシステムを上手く使えば、

 一つの業界を革新することが十分可能だということです。







~~~





あっという間に読み終えました。



納得できた部分、納得できない部分、



様々ありました。



しかし、総合的に判断すれば、



読む価値は十分にあった本であると思っています。







塾業界でいれば、

『東進衛星予備校』

『明光義塾』

『武田塾』

と聞けば、フランチャイズでは知らない人がいないです。





それだけに、サービスの均一化ができているからこそ、



その業界に初めて参入してきた人であっても、



ある程度収益がでるようなシステムになっているのだと思います。







そんな中で、特にココロに響いた部分は、以下の所です。





・受験産業という市場において、

 20年前と変わったのは、

 浪人生が激減したことです。





・永瀬社長は、「教育はビジネスである」という考え方が明確で、

 すべての経営の舵取りにおいて、

 そこがブレることはありませんでした。





・「いつでも、どこでも、

 だれにでも、最新にして最高の教育を」

 これも長瀬社長が考えた『東進衛星予備校』の

 キャッチコピーです。今から考えても、

 やっぱり素晴らしいの一言につきます





・「支援している会社がダメだから上手くいかない」と

 思っていたのに、自分たちでやってみたら、

 「それでも上手くいかない」ということです。







私が大学を受験する時は、



浪人全盛期でした。



私も浪人しました。



それが当たり前の時代から、



今では浪人をする学生は



ほんの一握りになってしまいました。



時代の流れと共に予備校運営も



大きく変化してきたことを実感してしまいます。







また、企業である以上は、



利益を上げなければ営業を続けていくことはできません。



それは重々わかっていながら、



どうしても目の前の生徒のために、



利益を度外視して補習をしたり、



プリントをたくさん配布したりしてしまいがちです。







けれどももう少し引いた目で、



利益を求めていく『企業』という観点から、



仕事をしなければいけないことを感じました。







『教育』とは日本の未来を背負う子どもたちを



育てていく仕事です。



それだけ、神聖であり、重要な仕事です。



それだけに、今のような誰でも気軽に『教育』に



携われるような状況は早急に



改善するべきではないかと思っています。







今から20年後には、今我々が目の前で教えている生徒たちが



活躍する時代です。



その時に、若者が働き甲斐のある社会になるように、



今社会を動かしている『大人』たちが、



もっと、意識を向けて『教育』に



向き合う必要があると実感しています。





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



筆文字1000日達成を記念して



『人生のカケラ』という小冊子を作成しました。

ご希望の方は以下からお願いします!

http://form.os7.biz/f/1cdc624e/



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



『人生のカケラ』というメルマガ発行しています!

メルマガ登録は以下でお願いします!

http://www.mag2.com/m/0001674944.html