人間には三大欲求というものがある
 
 

食欲・性欲・睡眠欲である

 
 
この三つの欲求は行きていく上で
 
 
絶対に欠かすことのできないものである
 
 
けれども現代は物が溢れまくっている
 
 
だから自分が欲しいと思ったものは
 
 
ある程度何でも手に入れることができる
 
 
すると少しずつ『欲求』はなくなってくる
 
 
これはとても怖いことである
 
 
三大欲求も余り苦労することなく
 
 
手に入れることができるようになってきている
 
 
人間誰しも楽に手に入れることに慣れてしまうと
 
 
苦労をしないようになってくるものである
 
 
この『苦労をしない』という状況が良くない
 
 
昔から『若いときの苦労は買ってでもしろ』
 
 
そう言われてきたのだ
 
 
確かに苦労をたくさん積み重ねている若者もいる
 
 
けれども国民総中流社会になってきた日本では
 
 
親自身も生きている中で
 
 
余り苦労をしなくなってきている
 
 
そこまで『欲求』をむき出しにして
 
 
生きる必要もなくなってきたこともあり
 
 
またむき出しにすることを
 
 
良しとしない社会になっているように思う
 
 
けれども社会人になれば
 
 
仕事で上手くいくためには
 
 
自分の『欲求』を満たすために努力をしなければならない
 
 
だが残念ながらその練習を
 
 
子供のときにしていないために
 
 
どう行動すれば『欲求』を満たすことができるのか
 
 
その方法と表現の仕方自身を習得していないのだ
 
 
だからこそもっと幼い時から
 
 
『欲求』を満たすための努力の仕方を
 
 
学ぶ必要がある
 
 
そして自分の思い通りに
 
 
人生がいかないという経験を何度も積む必要がある
 
 
この『挫折』を味わうことこそ
 
 
人生において大きな財産となっていくのである
 
 
そして人の痛みを分かる人間に
 
 
成長していくことができるのである
 
 
そのためにも多少なりとも『欲求』は持ち
 
 
それを達成するための努力をする
 
 
経験を積み重ねていきたいものである