中島みゆきさんの『糸』という曲が再ブレークしている


中島みゆきさんの曲の中では


『縦の糸はあなた 横の糸は私

 逢うべき糸に 出逢えることを

 人は仕合わせと呼びます』


縦の糸と横の糸を出逢うべき人々に置き換えている


私の中では『糸』を紡ぐべきものは


もちろん今の時代を生きている人の中で


紡いでいくことも確かに重要であると思う


そして現代人の多くはその意識が強いかもしれない


けれども少し俯瞰して考えてみる


自分が今地球上に存在しているのはなぜか


それは自分の両親・祖父母と祖先に遡っていくことができる


つまり私のたくさんの祖先の方々の


命が紡がれてきたことによって


今の自分が存在しているのである


と考えれば私の中での『糸』はこうなる


縦の糸は自分の祖先の方々


横の糸は自分と同じ時代に生きている家族・仲間


自分はこの縦の糸と横の糸が紡がれることによって


でき上がっているのではないかと


そして現代人にはこの縦の糸を意識することが


薄れているのではないだろうかと危機感を持っている


自分のルーツでもある祖先をたどることを疎かにして


同時代に生きている人々だけを大切にする


つまり横の糸ばかりで織物を作っていることになる


それでは耐久性が強い織物などは編めるはずがないのだ


自分自身をもっと強くするためにも


私自身もこれからより一層


『縦の糸』を意識していきたいと思っている