おはようございます。


今日の『人生のカケラ』です。

 

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【運命を変える】


言葉が変われば考え方が変わる
考え方が変われば心が変わる
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば性格が変わる
性格が変われば出会いが変わる
出会いが変われば人生が変わる

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死ぬ前に後悔しない読書術【本の紹介-158】

https://www.amazon.co.jp/%E6%AD%BB%E3%81%AC%E5%89%8D%E3%81%AB%E5%BE%8C%E6%82%94%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E8%A1%93-%E9%81%A9%E8%8F%9C-%E5%8F%8E/dp/4584137137



内容(「BOOK」データベースより)
偉人に学べば、人生は確実に変わる!
「情報を仕入れるための読書」から、
いい加減、卒業しよう。 


著者について
適菜収 てきな・おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。
ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした
『キリスト教は邪教です! 』、
『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、
『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、
『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』
(以上、講談社+α新書)、
『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、
『日本を救うC層の研究』(講談社)、
『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、
呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、
中野剛志・中野信子との共著
『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』
(文春新書)など著書多数。



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ココロに響いた部分は以下の通りです


・いったい人は何のために本を読むのでしょうか?


・今の世の中、ここまでおかしくなったのは、
 本ひとつ、まともに読めない大人が
 増えたからではないでしょうか。


・大事なことは、
 真っ当な世界に連なる意志をもつことです。


・「子供の読書」を卒業し、
 「大人の読書」を始めることで、
 世界自体が変化する。


・あらゆることに関して「オレとは関係ない」
 「なんでそんなことを知る必要があるのか」
 という人は意外と多い。


・バカとは価値判断ができないことです。
 価値判断ができないから変なものを取り入れてしまう。
 そしてますます変になっていく。


・人間とは人間の歴史に連なることです。
 価値の連鎖に身を置くことです。


・子供は読書により武装しますが、
 大人は読書により武装を解除しなければならない。


・言葉を語義どおりに使うのはルール、マナーです。
 明らかに言葉の意味が歪められていたら、
 正しくチューニングする必要がある。
 そのためには、正しいチューニングの配列を知る必要がある。
 そのために必要なのが読書です。


・「自分に軸がない」と悩むのはおかしい。
 軸は真っ当な人間が受け継いできた歴史の中にあります。


・自分の立ち位置を常に疑い、
 歴史を貫く軸に自分を合わせていくこと、
 つまり、正気を維持するために読書は必要なのです。


・人間はただ他人が考えたことを引き継いでいるだけです。


・あらゆる前提が存在することを教えるのが、
 本当の教育です。


・読書により過去の軸とつながらないと、
 刹那的に今を生きるようになり、
 人間はダメになります。
 水を飲まないと死ぬのとほとんど同じレベルで、
 読書をしないと人間は確実にダメになる。


・速読は情報を得たり処理するためにしか使えません。


・料理と同じで、きちんとしたものは、
 ゆっくり味わわなければ意味がありません。
 レストランにいる時間にも意味があるのです。


・ネットではいちばん肝心な部分が見えてこない。
 それは答えにたどり着く過程、思考回路の部分です。
 ネットで答えを探すと答えしか見つかりません。


・きちんとものを考える人は、
 「自分の立場」「自分の主張」「自分の意見」
 「自立した個人」とは何かと疑いを持つ。
 わかりやすく説明できる問題は、
 もともと大した問題ではありません。


・社会全体が薄っぺらなものになるにつれ、
 「答えを出さない」「自分の足場を固めない」
 「考え続ける」と言う真面目な態度は軽視されていく。


・簡単に答え合わせできるようなものが
 「知」と勘違いされているわけで、
 そんなものを集積すればバカになるだけです。


・議論は勝ち負けではありません。
 議論は合意を目指し、
 利害を調整するために行われる。
 共通の了解、前提、目的を置かなければ、
 議論自体が成り立たない。


・現代人の発想より、
 古代人の発想のほうが優れている例は山ほどあります。


・現代人には考えることは、
 かならずわかることだと思っている傾向があるな。
 つまり考えることと
 計算することが同じになって来る傾向だな。


・「情報を仕入れるための読書」、
 つまり「子どもの読書」から卒業して、
 まず何をやるか?
 それは、思考回路をつくることです。
 古典の中には重要な思考回路が出揃っているので、
 それを追体験する。


・著者が「どのような答えを出したか」よりも、
 「何を問題にし、どのような角度から思考したか」
 を読み込むのが「大人の読書」です。


・濫読期の子供ならともかく、
 大人が読んだ本の内容を忘れていたら、
 時間のムダです。


・トリガーというか、
 ひっかかる部分を一節でも頭の中に保存しておくべきです。
 そういう目的意識をもって本を読めば、
 古典的名著の中には必ず核となる
 思考回路が存在することに気づきます。


・答えにとらわれれば思想は死にます。


・偉大なものに常に立ち戻る。
 偉大なものに敬意を示す。
 そういう姿勢があれば大抵のことはなんとかなります。


・人間を扱うということは、
 人間の存在の矛盾を扱うということです。
 だから一筋縄ではいきません。


・今の教育は暗誦させないですね。
 ものごとを姿のほうから教えるということをしない。


・食べ物の味を感知する味蕾の数は幼児のほうが多い。
 でも、大人のほうが食べ物の価値がわかる。
 経験によって味自体が変わるのです。
 結局は、受容する側の問題です。


・教養とは必ずしも概念的な教養のことではなくて、
 なかんずく、直感し正しく選択する教育のことである。


・古典を読むということは、
 大人になるということです。


・一流の文学は読者に媚びるのではなく「ノウ」を突きつける。


・小説はひとことでは説明できないようなこと、
 ストーリーや暗喩の力を借りて組み立てるものです。
 それで作者の世界に連れて行く。


・面白かったとか、泣けたとか、スリリングだったとか、
 オチに工夫があったとかは表層的な話であり、
 その小説でしか表せない世界が示されているかどうかです。


・若い頃は映画をたくさん見たほうがいいと思います。
 それで、先ほど述べた「砂金」にあたればいいのです。


・読書の効能が事後的である以上、
 それを事前的に説明することはやめて、
 「理由は聞かずにとにかく読書しろ」と
 強制的・制度的に読書に導くこと、
 これしかないのである。


・これを「全体主義」という言葉で説明できるようになったのは
 大人になってからです。
 近代大衆社会が抱える根源的な「悪」です。


・音楽もいつか砂金に突きあたり、
 残しておくべきものだけ残しておけばいいのです。


・ロック少年がお小遣いを貯めてギターを買えば、
 そこそこ弾けるようになる。
 つまり、好きにならなければ
 上達しようがない。


・文学を読むということは、
 子供が悪に接近するということです。
 文学は、市民社会において隠蔽されている
 人間の正体をあからさまにする。


・良書を読むための条件は、
 悪書を読まぬことである。
 人生は短く、時間と力には限りがあるからである。


・読書の最初の技術は、
 どれこれの別なく貪る様に読む事で
 養われる他はないからである。


・普段からきちんとした料理を食べていれば、
 ダメな料理が出てきたときに、
 一瞬でどこがダメなのか指摘することができる。


・古典とは古い本のことではありません。
 現代に生きている本のことです。
 古典は古びることはありません。
 なぜなら、常に現代を突き動かしているからです。


・世界文学の名作と呼ばれているものも同じです。
 それは読者に媚びることがない。


・読むべき本は既に決まっています。
 『世界文学全集』です。


・順番としては、誰もが知っている本から読めばいい。
 誰もが知っている本とは、
 誰もが読んでいないとまずいと思っている本の事ですから。


・もし小説家志望の少年に会ったら、
 私はまずこの全集の通読をすすめようと思う。
 文学の勉強というのは、
 とにかく古典を読むことに尽きるので、
 自国の古典に親しんだのち、
 この世界文学の古典に親しめば、鬼に金棒である。


・自分の頭で考える暇があるなら、
 偉大な人間が書いたものに学ぶべきです。
 そこに思考回路は出揃っているわけですから。


・古典は伝統や歴史によって磨きぬかれたものですから、
 あらゆる価値判断がなされている。
 当然そこには時間の経過が必要になります。


・古典にはたくさんの網が張られています。
 言及され、参照され、よき読者がついている。
 これは、老舗の居酒屋と同じです。
 いい居酒屋にはいい常連客がいる。


・教養とは、歴史を慎重に扱う姿勢であったり、
 偉大なものを尊重する態度のことです。


・古典を読む目的は、今を知るためです。
 歴史の軸の中に正気を見いだすためです。
 過去につながらないと、目の前の迷妄は見えてこない。


・古典的名著のエッセンスや偉大な人間の思考回路、
 思考パターンの部分だけを抜き出しているわけですから、
 相当濃いものになる。
 これを繰り返し読むと人生は変わります。


・テレビ局が番組を作る目的は
 CMを視聴者に見せることです。


・ダイエット本が売れる理由は、
 ダイエット本を読んで痩せた奴がいないからです。
 一冊読んで痩せられたら、商売が成り立たない。


・昔からいわれていることですが、
 アウトプットする目的があれば、
 読書の集中力も高まる。


・歴史の本を読むのは人物の名前や
 年号覚えることだけが目的ではありません。
 歴史自体、あるいは歴史家がどのように歴史を語るのか、
 その「光の当て方」を読むということです。


・歴史に「正解」を見いだすのは左翼の感覚です。


・逆に言えば、歴史の本を読むことにより、
 今の時代の病が浮き彫りになってくる。
 歴史の力とはこれです。


・言い尽くされた大事なことは、
 何度も繰り返す必要があります。
 なぜなら、過ちもまた繰り返されるからです。


・いまの世の中で必要なのはスピードではありません。
 立ち止まることです。
 答えを出すことではなくて、
 考え続けることです。


・人間として生き延びるには、
 自己啓発本とはまったく別の意味における
 「スキル」が必要になる。


・人生とは、
 解釈が生み出した〝世界〟の集積です。


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この本はみやざき中央新聞の炎の編集長であり
我がWGO研磨塾の名誉顧問でもある
水谷謹人さんがおススメされていた物で、
今まで積読になっていた本でした。


適菜収さんの本は初めてでした。
少し意見が偏っているように感じる部分もありましたが、
私にとっては、様々な物の考え方をされる
人の本を読むことにより、
自分の思考の視野も広げることができます。


今回特に意識したいと思ったことは、
『古典』を読むことです。


適菜さんも本の中で再三主張されていたように、
古くに書かれてもこの時代まで残っていて、
ましてや有名な本は、誰もが読んでココロに響いた、
勉強になったという証なのですから。


今の時代に流行っている本を読むことも大切だと思いますが、
それ以上に、私は子供の頃に
一切読書をしていなかったこともあり、
誰もが知っている有名な本でさえも
余り手を付けていないのです。


適菜さんは40代ではもう遅いと仰っていますが、
それでも自分なりに『古典』の読書を
進めていきたいと思います。


そのような行動を起こすきっかけを頂いた、
適菜収さんには深く感謝致します。

また、みやざき中央新聞のトムさんにも感謝です。
ありがとうございました!

 

 

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