「コジプロ作品」や「ヒデラジ」を応援して下さった皆さん、お久しぶり。
トジーンです。

実はトジーンは先日コナミを退社しました。
そしてなんと明後日、トジーンアメリカに旅立ちます!

これから何をするのか、大人の事情で、ここではまだ詳しく書けないけれど、
必ずまた、みなさんの前に登場できるように、頑張るつもりです。


こんなところでしか挨拶できなくてごめんなさい。

コジプロはユーザーさんを大切にするプロダクションでした。
実は「ユーザーさんに内緒で抜けるのは良くない」という事で、
「トジーンお別れ番組を配信しよう!」という話まで持ち上がっていたのです。
(なんと寛大な・・・)

しかし、皆必至で作品を作っている状況もあり、最終的には、残念ながら実現できませんでした。

結果的に、何人見てくれるかさえわからない”個人ブログ”
での挨拶になってしまいましたが・・・
しかし、それでも、どうしても、皆さんにお礼を言ってから、トジーンはアメリカに旅立ちたかった。
なぜなら、今日のトジーンがあるのは、監督のおかげ、チームのおかげ、家族のおかげ、そして、ユーザーさんのおかげだからです。。


実はラジオに出始める時、世界的に有名な監督と共に、"実績"も"髪の毛"も無いサウンドスタッフ(w)が登場して、あれこれしゃべるわけなので、
「っていうか、あんた誰?」
「小者はひっこめ!」
「えらそうにしゃべるな!」

というようなコメントが、多く寄せられる覚悟をしていました。

しかし実際は、違いました。
「キャラクターが好き」
「笑い声が好き」
「トジーンの言っている事に共感した!」

といった、暖かいコメントを沢山頂きました。

そしてこの事が、自分を表現する事の大切さを教えてくれたのです。
「たとえ自分に自信がなくても、才能が無いとしても・・・
嘘をつかず、一生懸命語りかければ、誰かがトジーンを必要としてくれる。」


そう思う事ができるようになりました。


当時のトジーンはMGS4のサウンドディレクターという大役を前に、自分の才能を信じきれず、不安で一杯でした。

しかし、ユーザーさんがトジーンを勇気づけ、そのおかげでトジーンはMGS4という作品で、思い切って「コジプロ作品において、自分が表現したかった音」を表現する事ができたと思っています。

「クリエイターに大切な事は、才能ではなく、ユーザーさんに"まる裸の自分"の感性をさらす勇気である。」
これが監督やユーザーから学んだ、トジーンの一番の財産です。


この言葉を胸に、トジーンはアメリカで頑張ります!


トジーンはこのところ、ラジオに出ていません。
しかし、最近になってもコメントや応援コメントを頂いていた事を知っています。
トジーンはこれを欠かさず読み、勇気に変えていました。

本当にこれまで応援してくれてありがとう。
心から、感謝しています。
そしてきっとまた、会いましょう!



皆さんとコジプロの未来に、幸あれ!

トジーンより。


トジーンブログ-渡米引っ越しが終わった我が家より

2009.11.21:引っ越し後のガランとした我が家より