中国の胡錦濤国家主席が訪米し、オバマ大統領と会談している時、
馬総統は、屏東にある九鵬基地でミサイル発射演習を視察。






演習に使用したミサイルは、アメリカ製のスパローミサイル(AIM-7)
今回の演習に3億台湾ドルをかけ19発を発射したが、命中率は7割に届かず、
内1発はわずか500m先の海に落ちた。
(射程距離は約55km)

現場指揮官が冷や汗をかき、
馬総統は、
「ミサイルのせいか人為的ミスか知らんが、もっと改善できる筈だし、
即刻、改めなければならない。」
  とコメント。

尚、政府はこの演習と米中首脳会談は関係がないと強調した。



どこの国よりも中国の軍事力増大を一番懸念しているのは台湾。
また、どこの国よりも米中関係を注視しているのも台湾だろう。

アメリカ政府に向け、『もっとマトモな兵器売ってくれよ』のアピールか
中国政府に向け、『最近、仲は良いけど統一は嫌だよ』のアピールか

どちらにしろ、尖閣問題の後、一部の国会議員が視察しただけで、
なにもしない日本の首相や防衛大臣より、馬総統の方が国防に対する自覚があるのは間違いない。