齋藤理惠です
前回までの私のことはこちらから
スクールに行って
改めてマジマジと他の人の爪を見ました
こんなにキレイな手の人がいるんだと
衝撃を受けたのを覚えています
白くて長い指先、形のいい縦長の爪
指先がキレイだと
手の所作も美しいことを知りました
爪は道具にしてはいけないことも知りました
もっときれいな爪になりたい!
きれいな爪だと気分が上がる!
その頃の自分のネイル
なんだか懐かしい
そんな感情と、学ぶ間に出逢った
ネイル仲間や尊敬できる先生に影響を受けて
ますますネイルの素晴らしい世界に
のめり込んでいきました
自宅マンションのリビングの一角で
友達にのみネイルをしている頃
あるエピソードを話してくれました
「この間子供が言うことを聞かないですごくイライラして怒っていたんだけれど、ネイルしている爪見たらふっと気持ちが和らいでイライラが少しおさまったの!」
自分をいたわること
自分を大事にすること
そうしてあげることで自分の周りにも少し優しい気持ちになれる
心の余裕ができる
私のネイルが
見えないところで癒すことができたことが
初めて分かったエピソードでした
その頃の私は
自分のネイルの技術にも自信がなく
ネイルをして嬉しそうに帰る友達を見送りながら
「本当に満足してるんだろうか?」
「気を遣っているんではないか?」
そんな不安がいつも付きまとって
消えませんでした
見えないところで私のネイルが友達の気持ちを和らげることができた
今も忘れられない
本当にうれしいエピソードでした
ほんの少し自分に自信を持てました
この日から今まで以上に
ネイリストという職業に
強く惹かれ、現在まで飽きることなく
続けられています
長いシリーズをお読みいただき
ありがとうございました
爪へのコンプレックスを
誰よりも持つネイリストとして
お客様にネイルから
自信と
喜びを
与えるお手伝いができたらいいなと
思っています