世田谷公園傍の病院内で労働をしておりました。
換気のない階段での作業は
ただただ汗が出るばかりで
かなり過酷な状況でしたので
終わったら風呂入ってビールだ!と
それを楽しみに頑張りました。
が、ふっと思い出したのです。
そういえば、この近くの
三軒茶屋シネマって今日までじゃなかったっけ?
ワシが東京に出てきて最初に住んだ街は
中目黒。
テレビもない四畳半押し入れなしの空間でしたので
娯楽を求めて映画を観に
劇場へよく出かけていました。
もちろん近いので
この三軒茶屋へも。
当時は三軒茶屋東映という名前でした。
近くの三軒茶屋中央劇場と
何度か行きました。
こんな日にここで仕事をしているのも
何かの縁だと
どろどろの作業着のまま、行ってきました。
最期だからと
感傷的な作品を持ってくるのではなく
あくまでいつもやっているような
2本を上映したセンスに拍手。
どちらも良かった。
映画が面白くないとね。
不満を持ったままじゃ終われないもんね。
友人の三軒茶屋在住、
映画監督の鎌田浩宮氏。
絶対来ていると思ったら
やっぱり出てきました。
愛ある鎌田氏の
三軒茶屋シネマへの想いはこちら。
劇場前を取り囲んでいます。
待つこと4~50分?
支配人が本当に最後の挨拶。
映画館が消えた夜でした。