湯治ライフ(3) | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

仕事で仙台に行った私、温泉に入りたいがために(あ、言っちゃった!)、仙台から75kmも離れた鳴子温泉からの車通勤となったのである。ブタさんブヒ


1日目は、福岡からの移動。飛行機


ようやく鳴子温泉に着いたときは午後3時半過ぎになっていた。


2日目は、仙台で1時から5時まで仕事。
午前中、温泉には11時過ぎまでしか入れない。
さらに、5時に仙台を出ると、鳴子温泉に帰るのは6時半過ぎになるので、そのころには旅館の日帰り入浴は終わっていて、共同浴場しか開いていない。


最終日の3日目も同じく、仙台で1時から4時まで仕事。
温泉には11時ぐらいまでしか入れない。


入浴スケジュールが、ものすごくタイトになるのである。
もちろん、「ゆっくり入ればいいではないか」というご意見もあろうが、私は「いろいろなところに、しかも、数はいりたい」ので、どうしてもタイトになってしまうのである。ブタ


初日は、先週、レポートをお届けした中山平温泉 に直行し、お目当ての“うなぎ湯”に入れずにガッカリしたのであるが、2日目は“鳴子の薬湯”と呼ばれる『東多賀温泉』『西多賀温泉』 に入った。


この2つは隣どうしに建つ旅館で、ともに硫黄泉なのであるが、『東多賀の湯』は真っ白いお湯である
炭酸水素イオンを多く含むせいか、とてもまろやかで、ミルク・ローションに入っているかのように気持ちがいい。
思わず、♪ミルキーはママの味~♪という歌が、頭の中をグルグルと回っていたほどである。ペコちゃん


隣の『西多賀の湯』は、同じ硫黄泉なれど、そのお湯はエメラルドグリーンに輝く onsen*
強い硫化水素型の硫黄泉はエメラルドグリーンになることがあるのである。
岩手県の国見温泉長野県の志賀高原にある熊ノ湯新潟県の月岡温泉 あたりがよく知られるが、ここ『西多賀の湯』もそれに近いものがある。


さらに、ここ『西多賀の湯』で、とてもめずらしいものを見つけたのである。
なんと、温泉分析表が間違っていたのである。かお


間違いはたまにあるのであるが、私が知るかぎりでは3カ所目であった。
先ほども書いたように、ここは「硫化水素型の硫黄泉」なのであるが、分析表には「硫酸塩泉(硫化水素型)」と誤って記載されていたのである。
めずらしいので、写真を撮って帰った。


2日目の川渡温泉では、『川渡温泉共同浴場』と『藤島旅館』 、さらに『高東旅館』 の評判がよかったので、まずは『川渡温泉共同浴場』に行った。
先週もお話ししたように、“脚気川渡(かっけかわたび)”といわれるほど足や膝によいといわれる川渡温泉なのだが、共同浴場はその総本山のようなものなのである。


ここで、とても不思議な経験をしたのである。
46度はあろうと思われる高温湯なのであるが(私は熱い温泉に意外と強い)、つかってみると、お腹のあたりにはあまりこたえないのだが、太ももや膝、ふくらはぎがピリピリとものすごく熱く感じるのである。


肩までつかってもピリピリ熱いのは腰から下だけという、へんな温泉なのである。ん?


「おお~、足に効く~~」足の裏


以前、川渡温泉では『藤島旅館』のお風呂につかった経験がある。
それはそれは気持ちのよい温泉だったのであるが、そこのお湯は40度程度とあまり熱くはないのである。


ところが、この共同浴場ではお湯が濃いかんじがし、さらに腰から下にピリピリ効くかんじで、ほんとうに座骨神経痛が治りそうなのであった。
最近、うちの嫁も座骨神経痛気味なので、夫婦でここに当時に来る日も近いと思いたい今日このごろなのである。ブヒ


朝の9時からの2時間だけで、ついでに隣の『藤島温泉』の湯にも入って、4カ所を制覇。


仙台での仕事から帰ってからは、『鳴子温泉共同浴場・滝の湯』 と旅館のお風呂も堪能した。
さらに、最終日は、東鳴子の黒湯たちと、すっかり気に入った『川渡温泉共同浴場』で仕上げをし、泣く泣く仙台に向かったしだいなのである。泣く


とにもかくにも、久しぶりの鳴子温泉であったがす、す、すばらしすぎるぞ、鳴子温泉!ブタ鼻


ちなみに、川渡温泉の『藤島旅館』 なんか、素泊まりで2000円台である。ブタさんブヒ
住んだところで、月6万円台。
家や事務所でいじめられ、ひきこもるにはもってこいの場所であろう。ぶた


2週間もこの旅館でひきこもり、お湯につかっていたならば、私の座骨神経痛も改善すること間違いなしなのである。
私のひきこもり隠れ家として、チェックしておくのである。


なお、この鳴子温泉は、南三陸の地震の被災者をたくさん受け容れていたそうだ。
なかには4カ月もここに避難されていた人もあったと聞くが、宿屋の女将さんによれば、4カ月後、腰の曲がっていたおばあちゃんの背中がすっかり伸び、歩いて帰られたとのことである。


みなさんもたまには骨休めに温泉湯治でもいかがであろう。
ただし、私のようなハード・スケジュールでは骨休めにはけっしてならないということを最後に申し添えておく。


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