年末で実家へ帰省しました。
実家は海に面した田舎の漁師町で、父親も漁師で船で海に出たり、冬場は小さな海産物の工場を稼働させたりしています。
年齢も80近く、それでも一人で漁にでたりして、ストイックに働いていており、これだけだと The ”老人と海”という感じで聞こえがいいと思うのですが、、、
実際は
1.80とは思えない張りのある足腰
2.一日昼と夜 二回晩酌し、大量のおかずと夕食にどんぶり飯二杯を平らげて、そのあと甘いお菓子をお茶といただく(しかも舌がこえている)
3.大学生より若い精神(常にどこかお出かけしたいそうです)
4.去年の年収がわたくしより上回ったと、ほくそえんでくる銭ゲバ
5.家事を一切したことがなく、漁師のくせに魚をさばいたのを見たことがない。
6.漁以外は基本テレビをみながら横になっており、マッサージかストレッチをしている
7.家族に厳しく、外づらがよい
8.自分を不幸で不健康だと思っている
とても健康なのはありがたいですが、まあまあめんどくさい父親です。
あと、なぜかまた「めんどくさい」事件をよくおこし、近所に住む親族を困惑させています。
昨年はこんな事件を起こしました。
親族と父親は正月に地元の神社めぐりをするのですが、地元の各神社ではたき火をして、参拝者はそこでもちを焼いて食べていいそうです。
もち好きな父親は毎年神社でもちをやいて食べています。
昨年いきなり最初に訪れた神社で、もちをのどにつまらせ えらいことになり親族たちはあわてて救護したそうです。
親族は冷や汗をかきました。
その後違う神社へ移動し、そこで父親は前の神社でえらいことになったのにもかかわらず、
また マイペースにもちを焼いて食べていたそうです。
それで
再度もちをのどに詰まらすことになりました。( ̄□ ̄;)
親族たちはまたあわてて救護し、「なんでこういうことが再度おこるのか」びっくりし途方にくれたそうです。
親族を心配させ、本人も苦しんだはずなのに、何故同じ失敗を同日再現させることができるのか、、、
神社から戻った後、親族からこの話をきき、「うわ。ごめんなさい。びっくりさせましたね。申し訳ない。」と親族にあやまったのですが、
そしてそれでも、父親はその後
「たえたえ 雑煮つくってくれ。もち3つな」
わたくしはびっくりして聞き間違えかなー。と思考がとまったのですが、
父親はさらにこんなことを言い出しました
「あまったもちはぜんざいにしたらええー。午後から食べる」
理解不能なめんどくささです。もうねもう 父親と目をあわすことができなくなりました。
それでもとても健康なのはありがたく感じています。