今朝のTV討論番組は、年金問題、松岡大臣自殺と緑資源機構事件に関する討論一色だった。最初に視たTBS「時事放談」では、シオジイと片山前鳥取県知事の対談だったが、塩川氏松岡氏を成り上がりたいと焦りすぎていた為、カネの集め方に問題があったと指摘、片山氏は、鳥取大学の出身者初の大臣であり、鳥取県も森林整備などでの支援も依頼していたため、最近大臣就任祝いを、鳥取大学長や現知事とやったばかりだったと話していた。又、両氏ともに、林野庁社会保険庁など、所謂外局と言われている役所が問題を起こしているのは、トップに次官になれないキャリアが就任する為、専門知識も無く、短期間で次々と交代してしまい、指導力を発揮する事もなく、現場幹部がやりたい放題になってしまうので、不祥事が多発するのだと言っていた。官僚の人事制度を抜本的に変えない限りは、是正不可能との事だ。


フジTV報道2001には、与野党の論客が出演して消えた年金問題を喧々諤々討論していたが民主党長妻議員の発言が最も真相に迫っていて、信頼が出来そうな論を張っていた。自民党は片山さつき氏がパネルなどを用意して、泥縄的に作った時効救済法案や相談体制を準備した実績を強引なしゃべりで、賢明にアピールしていたが、真実味がなく、劣勢だった。


TV朝日サンデープロジェクトでは松岡大臣の親分だった国民新党亀井静香氏が代議士は地元に貢献できなければ役目を果たした事にならないと、松岡氏を庇う様子も見えたが、入札などに絡んで業者からカネを貰ってはいけないと献金問題については批判していた。ちなみに亀井氏本人は関連業者から献金を受けた事は一度も無いと、豪語していたが、ホントかいなと思ってしまう。


又、同じ番組で、菅さんと片山さんの両人が登場し、年金問題を中心に批判しあっていた。特に、年金納付記録をコンピューター化する方針を決めたのは官厚生大臣の時代だとして、菅氏の責任を追及していたが、菅氏は実際の作業に入ったのは小泉厚生大臣の時代だと弁明していた。いずれにしても、参院選目当ての泥仕合の様相で、選挙が終わったら元の木阿弥になりかねないとの、疑念が増すばかりだ。