今朝の読売新聞、政治面の囲み記事、「赤坂議員宿舎 安すぎて不人気」の見出しが興味を引いた。TV朝日「スーパーモーニング」が集中的にキャンペーンを張っていた、東京・赤坂の新衆議院議員宿舎、民主党の河村たかし議員を中心に、家賃が安すぎる、近辺の物件と比較して格差がありすぎると、徹底的に批判されていた。


地上28階地下2階建で、各戸3LDK82平米、家賃月額9万2000円は周辺相場の5分の一だそうだ。議員宿舎は、各会派に議席数に応じて配分され、自民党は191戸の割り当てに120戸、民主党は71戸に40戸程度しか、入居希望が無いのだそうだ。


議員特権だとの、強い批判を受けて、入居したくとも、入居できない議員がかなりいるようだ。地元の支持者に「先生は入居するのか?」と聞かれ、「入居しない」と答えざるおえなかった議員もいるようだ。民主党の鳩山幹事長は「河野衆院議長が(家賃の妥当性について)国民の理解を得られるメッセージを出すまでは、宿舎に入るのは遠慮すべき」と記者会見で話したそうだ。しかし、国民が理解するようなメッセージが出せる筈が無い。


公務員削減とか、天下り禁止などを論議する前に、国会議員は自分達が獲得している、議員特権の全面的な見直しを行い、返上すべきものは返上したほうが良い。あの松岡農水相は、当然の権利と考え入居するつもりだと思うが、是非調べて明らかにして欲しい。