25日、予てから話題になっていた、日経社員のインサイダー取引、証券取引等監視委員会の告発を受け逮捕された。なんと、5社の法定公告の内容を掲載前に、広告局内の共用パソコンで閲覧し、株を合計2億4000万円購入し、高値で売り抜け3000万円の利益を得ていた。


31歳のこの社員は、証券会社担当で、クライエントを知る為と称して、15社に取引口座を設け、ネット取引を多い日には、100回以上していた。社内調査でインサイダー取引に手を染めたのは、ゲーム感覚だったと話したそうだ。日経ともあろうものが、一体どんな社員教育をしていたのかとあきれ返る。


小生も、広告代理店で働いていたが、新製品開発、子会社設立、企業買収などの情報は、公表されるよりかなり早い時期に知る事が出来た。現在の株ブームでは無かった事もあり、インサイダーの危険を犯して、株を買った話など聞いたことが無かった。事前に得られるクライアントの情報を、利用するとか、外部に漏らすとかは、ご法度として、徹底されていた。


とかく不祥事が取り沙汰される事が多い日経、幹部の総辞職を考える必要がある。経済界も強い非難のメッセージを出すべきだと思う。