落ちた翌日は、早朝から仕事があったので出て行ったオットだが、さんざんだったようで不機嫌なまま帰ってきた。しかし翌日には平常に戻り、「彼岸だから墓参りへ行くか?」と、亡父のお墓墓参へ付き合ってくれた。

まったく、あまりにも目まぐるしい。目

それからまた1週間ぐらいは普通に過ごし、珍しく今回の飛行機出張は穏便に行って帰ってくることができた。

出張中、犬が鳴いてうるさいので病んだと手紙メールはあったが・・・・

駅まで車で送り迎えもしてくれたし、あれだけ荒れたというのに、犬の面倒もちゃんと見てくれていた。ワタシは出張のあと、一日だけ余分に休みを取って過ごしてきたんだけど、それに対する嫌味も言われなかった。


ワタシが戻った日の翌日は、本を読んだりコタツで寝たり。ま、ほとんど一日寝ているのだが。


なのに、翌々日は・・・・・。


ワタシは仕事の手配をしたり、銀行銀行へ生活費の振り込みをしたり(ああ、また頭が痛い)、趣味のことをしたりで過ごした。オットは昼過ぎまで家で過ごし、午後はどこかへ出かける。

そして夕方帰ってきて、犬がうるさく鳴くので散歩へ連れて行ったのだが、戻ってきたとたん階下の様子がおかしい。静かすぎる。

ハッと気付くと時計時計はもう8時を回っていたので、あわてて台所へ降りると、オットはまたもやビールで安定剤と眠剤を流し込み、額に手を当ててガックリとうなだれていた


やばいっまた急降下ーーーーー叫び


そのまま、何も食べずに8時半には寝室へ行って寝てしまった。ぐぅぐぅ



実は、この翌日は隣町の友人と約束があったワタシ。ワタシの出張と彼女のスケジュールで、どうしてもこの日しか空かなかったんだよね。

出張+余分の一泊のあと、三日後の外出だったのでちょっと気にはしてたんだけど、状態が良さそうなので大丈夫だろうと思っていた。


あーそれなのに、それなのに。


翌朝、ワタシが散歩へ言って戻ってくると、起き出していたオット。

ムッとしたまま話しかけても口も聞かず、パソコンPCに向かっている。

しんどいの?だったら今日はやめておこうか?」

そう言うと

「行ってくりゃいいじゃねーかむっ


口ぶりは行くなと言わんばかりだが、ワタシもこの態度は腹に据えかねるので出かけた。

午前11時ごろ出かけ、久しぶりに会う友人と楽しく過ごす。そして食事も済ませ、そろそろ帰ろうかと携帯携帯を見ると、メールが入っていた。


散歩も飯もまだだ。しんどい。それでも面倒を見なきゃ行けないのか。もういい、みんなで死ねば楽になる


なに、これ手紙ゾゾゾ。時間は午後10時前だった。

楽しかった気分が一気に冷えてゆく。

10時15分頃、地下鉄電車に乗ってから携帯を見たので、すぐに帰る旨と犬をハハに託してくれるよう返信して帰宅。もう、その間もハラハラしっぱなしだった。泣

そして戻った家では、オットはストーブの前で床に寝っ転がり、大イビキ。冷蔵庫に入っておいたソーセージや、作り置きして置いた肉巻きおにぎりなどを薬と共にワインで流しこみ、ダウンしたらしい。ぐぅぐぅ

もう12時近かったが、急いで犬を散歩に連れ出し、餌をやったら、ワタシは今日のウキウキした気持ちもすっかり冷めてしまった。


辛い、辛すぎる。チーン




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ぼんやりしてる間に、状態が回復しつつあったオット。自分で買い物へ行ったり、包丁を研いでおいたりしてくれてもいた。しかし家にいる時間は、ほとんどPCで日記を書くかごろごろ寝るか、マッサージへ行くか。まるで退職老人のような日々である。ふー・・・


そして3月半ば、昼までは普通に過ごしていた。ワタシは2階で仕事をしてたんだけれど、夕方の散歩へ行ってずっと台所にいる様子。午後8時に台所へ行ったら、テーブルには読みかけの本と新聞、ビールの空き缶とワインをコップ1杯飲んだ痕跡があった。そして安定剤と眠剤を飲んだ跡も。

ったく、酒で薬を飲むんじゃねーぜ。パンチ!


オットはと言えば、床に座ってイスに突っ伏し、ストーブに当たっていた。揺り起こせば「座布団に顔が擦れて痛いむかっ」と、顔をしかめて大げさに文句を言う。だから放っておいたら、程なく床にごろりと寝ころび、イビキをかき出した。

ああ、最もイヤなパターンだ。


もう構わず、ワタシだけ夕食を済ましてストーブを切る。

すると寒くなったのか、オットは起きあがってフラフラと2階へ上がり、布団には入らずコタツで大イビキをかいていた。この日は結局、ほぼ一日寝ていたようなもの。

この男には、生活の危機感はないのか。!?

と、またため息が出てくる。上手く行かないことを酒で紛らわせたりしたって、何も好転しないのに。



翌日は昼前まで寝ていたオット。合計15時間は寝た模様だ。

機嫌はほぼ通常に戻っているが、ぶつぶつつぶやく声を聞いていると、どうやら児童手当で落ちたらしい。我が家には子供がいないから一円も貰えないのに、外国人とでも養子縁組をして不正受給するやつも出てくるはず。政府はそういうやつにも支払うのか、と。


しらねーよ。


そんなことで落ちられる、こっちの身になってくれ。


そしてさらに翌日。

このところワタシの仕事が忙しいので、昨日はオットに税理士事務所へ書類の確認に行ってくれるよう頼んでいた。

なのに、散歩から帰ってもダラダラしている。出かける様子がない。

業を煮やし、ワタシが出かけると、帰ってきたワタシの顔を見て「午前中に行って欲しいんなら、そう言えよ

ったく、ワタシがイライラしてるのは見たら分かるでしょうが。こういうことには至って無頓着なのだ。プンプン



そして1週間後。

たまたま二人で出かけねばならない、ちょっとしたイベントがあった。

この日も私は夕方ギリギリまで仕事、オットはゴロゴロ。

今日は何時に出るんだ」とせかすので、仕事を切り上げて着替える。「自分の支度でオレを1時間も待たせて」と不機嫌である。ワタシはそれまで、働いてたんだよっ。ドクロ

構わずに出かけたが、オットは途中でくたびれた、飽きたと文句をタラタラ。やっぱり、もうこの男とはどこへ行っても楽しくないわ。そう実感というか、再認識した。


この翌日はまぁ普通状態だったが、普通が続いたのは翌々日の昼まで。

ワタシは午後3時ごろ知人の付き合いでちょっと外出し、午後6時半頃に帰った。ちょうどその時は散歩に出ていたのだが、程なく戻ってきたオット。

ムカムカ額に青筋を何本も浮かせたものすごく険しい顔で何やら悪態をついて、そのまま2階へ上がった。

犬の足を拭いたり世話をして小屋へ行かせ、風呂を洗うと、オットは降りてきてさっさと入る。そして食事の用意をしていると、テーブルについて不機嫌なまま酒だけ注いで待っている。気が気じゃないので、出来た物から並べて先に食べさせた。

ワタシが腰かけるまでに、オットの食事はほぼ完了。

食器を片付けもせずまたすぐ2階へ上がり、しばらくPCに向かっていたが程なく布団に潜り込んだ。ぐぅぐぅ



いったい何が原因なのか。分からなさすぎる。

そしてワタシも一気に不快な気分にさせられる。ちょっと上向いては落ち、不機嫌を撒き散らすこの繰り返し。

本当に、早く抜け出したい。ガクリ




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相も変わらず、ダラダラと過ごす毎日。たまに仕事をすれば翌日もその翌日も「疲れた、あちこち痛い」と不機嫌になるオット。ダウン

週末は久しぶりに、オットの仕事に来客があった。ワタシの知らない人だったが、聞けばあの茶碗を割られた日(1月11日の記事のことです)に立ち寄ってくれた、ワタシの知人の友達とのこと。

さんざ嫌味を言ったあげく不貞寝をしたオットの行状が蘇る。しかしオットは素知らぬ顔だ


この日は接客をした後はのんびり自分でテレビを点けてオリンピックオリンピックを見(古い話でごめんなさい)、冷蔵庫の竹輪やソーセージ、ナッツやらお菓子をさんざ食べてビールビールを飲む。ワタシが2階で仕事をしていたあてつけのように。

しかもそのテレビテレビは、「オレは見ないから」と言って壊した後、ワタシが自分の小遣いで買ったものだぞ。プンプン

結局、夕食時に「あんまり食欲がない」だと。小学生か、お前は。



3月に入って、ワタシにはちょっと先の出張の予定が入った。

ずっとやっている仕事なのだが、日程は先方任せ。ワタシはその日程でスケジュールを調整する。あいにく一日だけ、オットが仕事で早朝から出る日と重なった。叫び


この日のオットは、何かPCで用事をしていた。ワタシも仕事をしている。なのに夕方になって「今晩は何を食うんだ」をせっついたあげく、ワタシが仕事を切り上げて食事の支度をしている間に風呂へ入り、完成直前でまたPCに向かった。

ご飯、出来たけど」と呼んでも降りてこず。そして冷めてまずくなってから食べるオット。

食後も箸を置くやいなやPCに戻るので、後片付けまで仕方なくワタシがやった。むかっ


それから

今年の出張、○日~○日に決まったんだけど

と言ったとたん、額に青筋が浮く。爆弾

どうしてそんな日に決めたんだ。オレが仕事に出る日は、誰が犬の面倒を見るんだよっメラメラ

ワタシがわざわざその日に決めたんじゃねーよ。先方の予定なんだからしょうがないじゃないか。

お得意先が決めてんだから、断れるわけないでしょ

そう言うと、ムッとした顔で返事もせず、すぐに布団を敷いて潜り込んでしまった。まだ時計午後10時なのに。


自分は、生活費だって滞ったままだ。ワタシの稼ぎで生活が回ってるというのに、どうしてこんな事で怒られなきゃいけないのか。自分が家に金を入れないことに関しては、悪びれもせず謝りもしないで。

ワタシは、先月末も銀行銀行へ行き、残高を見て資金繰りに頭を悩ませたとこなのに。DASH!



たまらなく不快になる。



ここから1週間ほどは、ぼんやりと過ごしたオット。

ふと思い出したように、「あのチーズチーズケーキはどうした?」と聞く。

先月末、近所に出来た店でオットが買ってきていたのだ。もちろん、お金は家計費から持っていったが。冷凍してあったので、そのまま冷蔵庫に保存しておいたのだのだが、それをワタシが一人で食べたとでも思っているのかね。

翌日、解凍して目の前に置き

「これだよ。あんたが買ってきたケーキは」

そう言うと、黙って食べていた。普段、甘いものはほとんど食べないオットなのに、こういうときは鼻が利くというか、何か突っかかる理由を探してるのだろうか。つくづく、イヤになる。ドクロ




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古い話で恐縮だが、2月半ばのことである。

税理士事務所に出す申告書類をまとめないといけないので、オットには領収書を整理するように言ってあった。おっとはしばらく放っていたが、ようやく腰を上げたようである。

しかし、去年の売上を見てため息をつく。ダウン

そりゃそうだ。去年のオットはほとんど働いていない。もめまくった新しい仕事も、蓋を開けてみれば自分が思うような結果には繋がらず、ますます落ち込んでいる。


夕方になって「犬に飯をやったか?」と聞く。

あっ、昼は忘れてた。ガーン

そう言うと怒り、ワタシが買っておいた缶詰を開けて食べさせる。しかし犬が思うように食べてくれない。そこで「犬が嫌がっている。お前が買ってきた缶詰が安物でまずいからだ」とまた不機嫌になり、スーパーまで違う餌を自分で買いに行って、やっていた。


この日のワタシは習い事で出かける予定だった。

昼間は仕事をしていて、ざっと食事の支度だけして家を出る。そして帰ると、オットは相変わらず機嫌が悪い。

食事を出して食べさせ、犬には昼に食べなかった缶詰を再度やってみる。なーんだ、きれいに食べたじゃん。

オットのやり方が悪かったんじゃない?顔に縦線2


この翌日も帳面つけで、オットの機嫌は落ち込んだまま。しかし気分転換なのか、このごろほとんど手伝わなかった夕食の支度に珍しく自分から手を出し、材料を炒めてくれる。

出来上がった料理がおいしかったので「今日のは良くできてるなぁ」と自画自賛すれば「オレの炒め方がうまかったからだ」と一人悦にいる。


けっプンプン


ここから数日も帳面を付けながら低調の日は続き、あっちが痛いこっちが痛いとマッサージに行ったり昼寝をしたり。週末、久しぶりに仕事で出かけた日は、帰る早々そのへんのものでビールを飲む。食事の支度はまだしていなかったので、当てつけのようだ。まだ時計6時過ぎなんだけどね。

そしてワタシが散歩へ行って帰ってきたら、ストーブの前でガーガー寝ていた。

まだ午後7時半なのに。


あーイヤになるっパンチ!


結局、翌昼まで15時間ほど寝ていた。

このごろ、いろいろ事情があって断続的にしか睡眠が取れないのはあるんだが、それにしても寝過ぎ。世間では働き盛りと言われるいい年の男が、これでいいのか。見ていて情けなくなる。ガクリ

そもそも、オットは去年の12月から生活費を1円も家に入れていない。生活費どころか、自分の携帯代や保険料、税金だって。(こういうお金は全て家の口座から引き落としなので、ワタシが管理している)

つまりはワタシの稼ぎがなければ、生活が成り立たないわけだ。

なのに危機感がなさすぎる。ドクロ

売上がないと言って落ち込むぐらいなら、収入を得る術を自分で考えろよ。ムカムカ

ワタシの稼ぎでもってるんだから、ワタシが付き合いや仕事で出るときに不機嫌になるなよ。


ったく、偉そうに言うなら、しかるべき金を入れろ¥むかっ




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あのグチャグチャだった時、ワタシはカウンセラーの友だちに何かと相談していた。だから彼女もいろいろ心配してくれていた。

あれから2ヵ月近く経ち、彼女へのお礼と近況を見てもらいがてら、年末に家でナイフとフォーク食事をした。その時は普通に食事をしていたけれど、なんとなく偉そうな態度を取っていたオット。しかしこの日は早朝から仕事で出ていたので「眠い」と先に寝室へ上がった。ぐぅぐぅ


友だちと二人になり、コーヒーお茶を飲みながら話をする。

ワタシはずっと気がかりだったことを聞いてみた。

「あのさー。ああいう態度とか、やってきたことを見てると、タダのうつじゃないよね」

「そりゃそうよ。他人と家族と、同じ時間軸で態度をころっと変えられるなんて芸当、うつの人にはできないよ」

「やっぱりあれって、人格障害じゃない?」

「うん。その疑いは濃厚だね」

「前に白豚女と遊んで、あちこち切って血を流したメールを送りつけてこられたでしょ。あの女はもう絶対に境界例だと思ったけど、オットは自己愛性か境界例か、ちょっと判断つきかねるんだけど」

「それはなんともいえないね。依存的なところもあるし」

「どっちにしろ、寛解しましたぁってとこには到達できないような気がする得意げ

「そうだね。でも人格障害なら、別れるときは一筋縄ではいかないよ。みかんは『別れても仕事では協力し合い、友人みたいな付き合いに戻ろう』とか思ってるかもしれないけれど、人格障害の人とそういう円満解決はしにくいから。想像したくないけれど、修羅場になるかもしれない・・・・」

「やっぱり。ワタシもそうじゃないかと思ってたんだゾゾゾ

「腹をくくる覚悟を決めておかないとダメだよ」

「・・・うんガクリ


ワタシは今まで、何人も境界例の人を見ている。パターン的にはこっちの疑い濃厚なんだけど、自己愛っぽい感じもある。「うつ」というのはその時々の状態であって、オットの根っこにはパーソナリティの問題があるのだろう。

そう思っていたのだが、話の中で「以前読んだ専門書の中に、人格障害だと診断された人の中にはアスペルガーであったという事例がある。子供の頃は気付かれずに成長し、風変わりな行動をよくよくたどってみればそうだったということもある」と彼女から聞いた。人格障害だと断定できないのも、このあたりかららしい。


結婚する前、オットは「一時、心身症になった」と言っていた。結婚してからも、あまりに子供っぽい言動に頭の中がはてなマークはてなマークだらけになったこともあるが、当時はまだそれを「個性」だと思っていたのだ。

彼女はまた

「みかんは、区切りがつくまで今の生活を維持しようとがんばってるけど、そういう態度が「まだ行ける、大丈夫だ」と思われてる節もあるよ。テレビを買って良いでしょうかとか、遊びに行かせていただいていいでしょうかとか、みかんは嫌味で言ってるかもしれないけれど、そういうのも自分がコントロールできるという認識につながるから、やめたほうが良いよ」

と言った。

そうなのか。


オットが単なるうつではないとは薄々感じていたことだが、これからどう行動すべきか、ものすごく慎重にやらないといけないだろう。我が家の事情は、おそらく今年がネックになる。ここからどうアクションを起こすのか、ますます悩みどころなのだ。ガーン



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すいません、またご無沙汰でガーン。 このごろオットがいつもほとんど家にいてパソコンPCの前にいるから、なかなかこちらを開けなくて。とは言っても仕事をしてる訳じゃないのには、うんざりだわ。


すっかり間延びしてしまったが、しばらくは機嫌が良かったオット。ちょこちょこっと用事を済ませれば、後は寝っ転がって本を読んでいる。

もう、昔のことなので恐縮だがあせるこれは年末のこと。ワタシが夕食時に

これからは忘年会やパーティーなどがちょこちょこあると思うけど、出かけてもいいかしら」と言うと

「どこでも何でも行けばいいじゃないか」

「帰ってきて、何か壊れていたら嫌だから聞いてるのよ」

「あれは、お前がやることをやらなかったからだ。オレが頼んだことをちゃんとしていたら、あんなことにはならないんだ

あくまでも、上から目線である。


しかも、この発言から徐々に機嫌が悪くなり、一人で先に食事を済ませてさっさと寝室へ上がるオット。まだ9時過ぎだというのに高いびきである。どう考えても、ワタシの発言が気に入らなかったとしか思えない。

バカバカしい。どうしてこれしきのことで、いちいちささくれなきゃいけないのか。プンプン

とはいえ、明くる日には普通にしていて、昨日の不貞寝などなかったことのようである。

こんな感じが年末まで続き、家庭内の天気も三寒四温みたいな感じだった。

年末には大掃除を率先してやるし、包丁も研いでくれる。クリスマスには、プレゼントも置いてあった。

そのいっぽうで、些細なことで落ちたり不貞寝したり。まったく、めまぐるしい。

こんな感じで激動の年が過ぎ、新しい年を迎えた。


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起き出したオットは、またかれーぬーどるカップ麺を食べて散歩へ行った。

たっぷり寝て、元気も出ただろう。顔に縦線2

そして買い物のために車を出してくれたり、おとなしく過ごした。ここから3日間は仕事をしたり犬の世話もまめにする。機嫌も悪くなかった。と言うより、何事もなかったかのようである。得意げ

ワタシが「この段ボール箱、湿気てたわんできてるから、たぶん業者さんが持ち帰れないと思う。だからもう一回、しっかり包み直しておいて」

と頼むと、イヤそうに目をやっていたが。


そして金曜日。ワタシは歯医者へ行く予定だった。出かけるのは10時半頃で良いから、朝はゆっくり寝ていた。しかし、8時半頃に階下で音がする。どうやらまとめた段ボールを故紙回収に出しているようである。


しばらくして台所へ降りると、オットが憮然とした表情で座っていた。プンプン

たまたま、ハハが家庭ゴミを出しているときに故紙回収の車が通りがかり、それを呼び止めたらしい。そして「段ボールだけでは儲からないので、新聞はないか」と業者に聞かれたので「たくさんあるけれど納戸の奥なので」と言ったみたいだ。


台所にいたオットは、仕方なく新聞紙の束を出すのを手伝わされたようである。年末なので、雑誌やチラシなども含めてすごく沢山溜まっているが、ハハは重い物が持てないので、その間、見ているだけだったとか。
故紙を何度も持ち運びして肩の傷がまた痛くなった、ハハが余計なことを言っておいて自分は全く手伝わなかったからと、機嫌を悪くしていたらしい。ダウン

それを聞いてワタシが

「そんなだったら、どうして業者に「後30分してから来てくれ」言わなかったの?その間にワタシを起こしてくれれば、ワタシが表まで出したのに」

そう言うと

「お前は人を小バカにしているのかドンッ

とキレる。あのー意味、わかんないんですけど。

だからもう一度

「別にバカになんかしてないよ。ハハが勝手に呼び止めた、肩が痛いって後から怒るぐらいなら、30分後に来てくれって言うほうがいいでしょう。相手も商売なんだし、また来てくれるだろうに」

そう言うと、プイッと横を向いてしまった。あーもうイヤだ、こういうの。

よくまぁなんでも文句の理由はあるものだと、あきれ果ててしまった。ぽかーん



それでも夕方になると、風呂を洗って夕食の用意をしかけていた。段ボール箱も、一回り大きなものをかぶせてくくり直してあった。



そして翌日。この日は、テレビテレビが来る予定である。オットは午後から出かける予定になっていたが、早々と家を出てしまう。きっと、ぶっ壊したテレビが気まずいんだろう。

昼過ぎに業者さんが来てテレビは無事に設置してもらえた。例の“元テレビ”は、箱の外観からは内容が解らないが、動かすとジャリッと音がする。

「すいません、かなり壊れてまして。こんなのでも持って帰っていただけるんですか?」

そう聞くと業者さんは「これ、テレビですよね?だったら持って帰りますよ」と、二人がかりでそうっと両脇から抱えてトラックに積んでくださった。申し訳ないけれど、ありがたい。

コーヒーコーヒーを飲んで一服してもらい、お礼を言って帰っていただいた。


夕方戻ってきたオットは、用意していた食事をテーブルに並べ、ワタシが黙っていたのにテレビを点けてリモコンをワタシの前に置く。久しぶりに見るテレビ、会話のない家庭には音譜ありがたいわー。オットは、あまり面白くなさそうだったが。

そしてぽそっと「昨日はごめん」と言う。

「なんのこと?」

「故紙回収のことだ。お前の言うとおりだ」

と、珍しく謝ってきた。何度も言うけど、謝るぐらいならちょっと考えてから言いなよ。どーん


この日も食事を済ませてほどなく、10時過ぎにはオットは布団に入っていた。


翌日は仕事で家を空け、次の日には出かけるついでに税理士事務所へ書類を持っていってくれる。ワタシが頼んでないのに、ワタシの自転車自転車のブレーキが切れそうだったからと自転車屋へ持っていってくれ、やけにサービスがいい。そして1週間ぐらいは機嫌も良かった。




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さらに翌日も、その次の日も、オットは仕事の準備をしていた。機嫌は悪くないが、いかにも疲れたという風である。ワタシも仕事があったので、自分のことをする。そして夕食時は、おかずをカウンターに並べ、「先に食べといて」と言って鍋を片付けた。また嫌味を言われたかないからな。得意げ

するとオットは、片付けを手伝うでもなく先に食べ、そそくさと済ませて自分の食器だけ洗って片付けるとすぐ寝てしまう。


週末の昼、ワタシが「昼はいらない」と言ったら一人でカップ麺を食べていた。ハハは、一人でちょっとしたイベントに出かけていた。

「今日、ハハの誕生日なんだ。本当は今日のイベントも、ワタシが誕生祝い代わりにお金を出して連れて行きたかったんだけど」

そう言うとオットは

「行ってきたら良かったのに」

と言う。どの口が言ってんだよ。自分たちばっかり遊んでって、あんなに悪態をついて暴れたくせに。メラメラ

「行かせないようにしたのはあんたよ」

と言うワタシに、また自分の計画がワタシのせいでうまく行かなくなったことを繰り返すので

「もう、とにかくワタシはこういう状態に疲れたから」

そう言って、出かけた。そして近所の量販店でテレビテレビを注文すると、古いテレビは下取りで持って帰ってくれるそう。

「古いテレビはありますか?」

「あるにはあるんですが、かなり壊れてまして。あのー“元テレビ”でもいいんですか?あせる

そう言うワタシに首をかしげながら店員さんは

「壊れていても、テレビ、ですよね?」

「はぁ・・・・・」

「だったら持って帰りますよ。そして新しいテレビを設置して帰ります」

大型ゴミに出すより、エコポイントが出るのでかなり得なので、ちょっと後ろめたい気もしながら手続きをして帰った。


帰宅後、オットに

「リサイクルで家から古いテレビを出さないといけないから、あれを玄関まで出しておいて」

そう言うとオットは納戸へ段ボール箱を取りに行き、庭へ出てまたテレビをたたき割りだした。叫び

「これ以上、何をしているの?」

「大きすぎるから小さくしてるんだろっむかっ

間接的に鬱憤を晴らしているのか、ワタシへの見せしめか。

そして箱へ、ぐちゃぐちゃに詰め込みだした。あれでは、尖った破片が底を突き破ってしまうだろう。おそらく、破片の重さに箱が耐えられないと思う。ワタシなら、まず、かろうじて原形を留めている筺体の平らな面をそっくり段ボール箱に入れ、隙間に破片を詰めて凹凸が出ないように梱包するが。しかしここでそんんなことを言うと、また逆ギレするだろう。ドンッ

そう思って見てると案の定、途中で持ち上げたら底が大きくたわんだ。今にも箱が潰れそうである。するとオットは、詰め直そうとせず、半分ひっくり返して底をガムテープで補強しだした。そして何とか詰め終わり、紐でグルグルに縛る。それを半泣きになりながら引きずって玄関まで持っていき、手も洗わずに安定剤を飲んで寝てしまった。ぐぅぐぅ

まだ、時計昼の2時半である。



玄関に置かれたいびつなダンボール箱。おそらく、庭に放置してあったテレビは湿気を含んでいるから、そのうち箱がぐちゃぐちゃになってしまうだろう。持ち上げればたぶん崩壊する。ショック!

また、調子の良いときにもう一重箱をかぶせて梱包しなおすよう言わなきゃな・・・・


結局、翌日の昼前まで、オットは20時間ほど眠っていた。




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