その中でも、厄介系ヲタに人気なのが、ウルトラオレンジ(通称:UO)や大閃光と呼ばれる、3分しか光らない代わりに、通常に比べて格段に強い光を発するサイリウムです。通常、これらのUOは、ポキッと折って発光させることを「焚く」と称される代物です。UOに一家言ある人いわく、「UOは焚いて3秒で捨てるもの」などと言うくらい寿命が短いため、湧きたい焚きたいヲタになると、10本単位、この人マジヤバイという人になると一度のコンサートで100本とかコンサート会場に持ち込む輩もいますw
非常に目立つ代わりに、コストパフォーマンスが悪いため、何とかUOや大閃光を自作出来ないかと考える方が生み出したのが、閃ブレ(閃ブレード)と呼ばれる、改造サイリウムであります。このサイリウムは、株式会社サンジェルマンが“GENTOS閃”というブランドで販売しているLEDを利用したFlashLightを改造して作ったものです。
この改造サイリウム「閃ブレ(閃ブレード)」の特徴は以下の3点です。
1:「とにかく明るい!」UOや大閃光に匹敵する明るさを実現すること。
2:「コストが安い!」一度自作してしまえばコストパフォーマンスが良いこと。
3:「作るの簡単!」小学生レベルの工作作業で、意外と簡単に作れます。
前置きが長くなりましたが、本日は、自作サイリウムの亜種である「閃ブレード」の作り方を写真を使って分かりやすく解説していきます。自己責任でお願いします。
用意するもの。
1:GENTOS FlashLight 特に人気なのはジェントス・センSG-325(明るさ150ルーメン)です。実用点灯時間公称10時間、電池は単4電池3本使用(エネループ対応)という使い勝手の良さが受けています。【9/15現在、Amazonで2,150円弱です】
GENTOS(ジェントス) 閃 325 【明るさ150ルーメン/実用点灯10時間】 SG-325
2:ターンオン(光源の先につける筒ですね。)【東急ハンズなどで1,100円前後】
3:熱収縮カバー。OHM電機製DM-TV40の熱収縮カバーが手に入れやすさ一番ですかね。【400円ほど。西日本ではホームセンターのコーナン・ジュンテンドーで取り扱いがあるそうです(店舗により異なります)←OHM電機に電話して聞いた厄介w】
収縮カバーφ40.0mm 20cm黒
4:ビニールテープ
5:カッターナイフ
6:瞬間接着剤
7:ペットボトルのふた
8:はさみ
9:ドライヤー
これらを調達したら、作成に取りかかります。
まず、ペットボトルのキャップを準備して、カッターナイフなどで穴をくりぬきます。別にカッターナイフを使わなくてもいいです。時々、ターンオンの大きさと異なるペットボトルのキャップがあるので要注意です!必ず、事前にターンオンをはめ込んで確かめてみましょう。外国製のペットボトルやPB製品のペットボトルには、サイズが異なるものが多い気がします。
くりぬいたペットボトルのキャップと、GENTOS閃の上の部分をくるくるまわして取り外して、重ねます。横から見たらこんな感じです。
上から見るとこんな感じです。光源が先の方までいくようにペットボトルのキャップは丁寧にくりぬきます。
2つをアロンアルファなどの瞬間接着剤でくっつけます。
瞬間接着剤でくっつけたら、今度はビニールテープで、周りをガチガチにくっつけます。もし万が一に公演中に、外れてしまったらエラいことになるので、親の敵を討つかのごとく、ガチガチに巻き付けます。
巻き付けが完了すると、こんな感じです。
ビニールテープで巻き付けただけではやはり心配なので、熱収縮カバーを取り付けることにします。
熱収縮カバーをはさみで切って、ドライヤーを吹き付けるとあら不思議!
たるんでいた熱収縮カバーが、みるみる縮んでピッタリフィットするではありませんか!
あとは、GENTOS閃の先端部分側を、元通りにくっつけて、ターンオンの先端部分を、ペットボトルのふたにくっつけて完成です!しかし、このペットボトルのふたとターンオンが同じ大きさであることに気がついた人はネ申ですね!
実際に点灯してみました。左が今回自作した改造閃ブレ。右が普通のサイリウム。
同じく、右が自作した改造閃ブレ。左が普通のサイリウム。一目瞭然で明るさが違います。UOを焚いて30秒~1分後と同水準の明るさを実現しています。
作業時間はおよそ1時間くらいではないでしょうか。1番面倒だったのは、ペットボトルのキャップをくりぬくことでした。まぁ大変というよりかは、面倒くさいということですかね。そんなこんなで完成です。ピンクと青は、もちろん今出舞さんカラーです!
ターンオンの先端部分にフィルムを張って光が漏れすぎないように注意しましょう。
正直、やり過ぎには注意です。
最近では、いろんな業者から大閃光に匹敵する輝度のペンライトが発売されています。ここまで来たらいちいち自作しなくても、大閃光に匹敵するサイリウムを購入することができますね。エネループ使えば、繰り返し使えてエコなのもポイントかなぁって思います。あくまで個人的なおすすめですが、僕が使ったなかでは、キングブレードX10がお気に入りですね。色を12色変化させることができるのでDDにおすすめです。俺は単推しだから関係ないという人は、個別の色でも売ってます。こっちのほうがお値段も3割強安いのでいいかなぁって思います。あくまで個人的な感想です。
そもそも、サイリウムがないと公演で沸けないというのは、素人丸出しなのでwただ、こういった飛び道具もありますよとご紹介までのことです。ちなみに僕自身は、サイリウムは両手がふさがって応援するのに邪魔なので、基本的に使いません。そんなもの使わなくたって、気合入れて応援してれば、推しのほうから勝手に見つけてくれます。使い方はあなたの良心が試されているのですよ。