スポットビジョンスクリーナーを導入しました。
すでに欧米ではポピュラーとなっている、小児の弱視スクリーニングを簡易的にできる機器です。
こんな感じで、1メートル離れたところのキラキラ光る点滅を見せるだけで、ほんの数秒で視力や斜視・乱視などの有無や評価が出来てしまいます。
そして数秒だけキラキラを見つめるだけなので当然ながら痛くもなんともありません。
これが僕にとっては大きい。
子供の弱視ってのは一定の割合で隠れているのですが、なかなか子供の視力検査ってのは難しいじゃないですか。
片目を隠して「上」「下」と言うランドルト環をつかった検査だって、イヤイヤな子供だったり理解のない乳児にはできませんよね。
出来たとしても子供なので正確性には疑問が残ります。
子供の弱視は早期に見つけると有効な治療ができる反面、発見が遅れると視力の回復が困難になるとも言われており、したがっていかに早期に見つけるかが重要であるとされています。
なので弱視が疑われる場合は眼科に行き散瞳の目薬をさされて調べるのですが、色々と手間と負担がかかりすぎるため、あまり積極的には出来ないのが現状です。
でも、そんな隠れた弱視を簡単に見つけることができたら、という思いで開発されたのがこれなんです。
生後6か月以降から大人まで検査可能で、繰り返すけど数秒で痛みなく結果が得られます。
もちろんスクリーニングですから、この結果をもって専門の眼科を受診するかどうかの判断材料として使うだけなのですが、それでもかなり子供たちの負担が減るんじゃないかと考え当院では導入を決めました。
別に費用などはいただいてないので、診察中に僕に言ってくれたら数秒でできちゃいます。
子供から大人まで、お気軽にお申し付けくださいね。