129:仰烏帽子山5 〜福寿草鑑賞にいこう〜(元井谷第1登山口) | 山登りの日記っ!〜熊本から九州の山々へ〜

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よかったら読んでやってください(o^^o)

寒い日々が続いているが、そんな厳しい中でも元気に可憐な花を咲かせる今が見頃の「福寿草」を見に行こうっ

ということで…

 

〜仰烏帽子山〜

標高1,302mの山。3月は福寿草、5月頃には山シャクヤクの大きな純白の花を、登山道脇の林の中に見ることができる。途中に突出している石灰岩も様々な形をしていて飽きさせない。山江村、五木村からの登山ルートが主流だが、相良村椎葉地区からは途中まで道路も整備されているので登りやすくなっている。

 

今回は今年最初の本格山登りだ。

昨年は福寿草ツアーを開催しなかったので2年ぶりとなる福寿草鑑賞である。

場所はいつもの仰烏帽子山だが、今回は宣言通り元井谷の第一登山口から登るっ(奮)

最近の休日は天候に恵まれないが、今回はお花鑑賞ツアーなのでそこは気にせず期待せず…(汗)

 

いつものように熊本市内から八代の東陽町に入り県道25号を使って五木村へ向かう。

元井谷から橋を渡って山道を進んで登山口を目指す。

山道は昨年の豪雨災害で道は荒れているが、車がなんとか通れるよう整備されている。

普通車でもゆっくり進めば大丈夫だ。

整備にご尽力された関係者の方々に感謝しつつ、ありがたく進んでいこう。

ちなみに山芍薬の季節が終わった6月頃から全面通行止にして全力で整備をする予定だそうだ。(令和3年2月現在の情報)

そんな道を進んでいくと、ほどなく第一登山口に到着。

登山口の駐車スペースは狭く、この日は先客2台が駐車されていたために少し戻った離合スペースの端っこに停めさせていただく。

寒さも少し柔らいだ本日は絶好のコンディション、防寒も必要ないほどの気温である。

準備を整えたら早速出発することにしよう。

 

でゎ福寿草鑑賞ツアーにいざ出陣〜っ

 

まずは登山口まで進み、ここから仰烏帽子山を目指す。

よろしくお願いしますっ

久しぶりの第一登山口から見る行手は相変わらずの物騒な雰囲気…(汗)

のっけから冒険心をくすぐる様相である。

とはいえ何度も登った登山道、記憶と目印テープを頼りにゆっくり進めば大丈夫。

沢沿いの登りだし、目印に沿って歩けば迷うことはないが、いかんせん道と呼べる踏み跡はほとんどなく、沢は石がゴロゴロしているので注意してゆっくり進んでいこう。

目印通りと言っても崩壊したところは無理に沿わず、安全と思われるルートを進もう。

だんだんと勾配が緩くなってくるが、足場は変わらず悪い。

第二登山口からの道はあれほど歩きやすい道なのにこっちは何故整備されないのだろう…(思)

はっ そうかっ

これは私のような冒険野郎のタメにワザと手を加えていないんだなっ

そうだっ そうとしか考えられないっ

まぁ…面白いからこのままでいいんだけど…(笑)

 

そんな中、夫婦杉まで登ったところで一旦休憩。

ここから先はいよいよ福寿草の群落地となる。ゆっくり楽しみながら進んでいこう。

 

崩壊した登山道を目印を頼りに進んでいくと…

おぉっ

第一福寿草ちゃんを発見っ

しっかり咲いてるじゃん〜

小さくてカワイくてキレイだねぇ(癒)

 

左右にチラホラと咲いてる福寿草と戯れつつ群落地を抜けると、この登山道最後の急登が現れた。

とはいえ、今の私にとっては急登でもなんでもないほど普通に登っていける。

初めて登った時は果てしなく長く感じた登りをスイスイ登り終えると第二登山口からの本道に取り次いだ。

 

ここから真っ直ぐ進むと仏石…言わずと知れた福寿草の群落地であるが、時間的に人が多いと予想される。

混雑を避けるため仏石には帰りに寄るとして、まずは山頂へ向かおう。

 

ここからの道はこれまでと打って変わりムチャクチャ歩きやすい遊歩道となる。

高速道路かと見紛うほどの登山道、すこぶる快調に足は進み、あっという間に風穴まで到着。

風穴からの生暖かい風にほっこりしたら引き続いて山頂へサクサク進もう。

 

陽もうっすらと差し込んで気持ちの良い登山道を突き進む。

そして最後の登りをゆっくりと進み…

 

仰烏帽子山山頂に到着〜

おぉ

期待してなかった景色もなかなかの見応えのある眺望だ。

うん、やっぱり山の眺めはいいもんだねぇ(満)

山頂にはたくさんの人がそれぞれに休憩しており、私の居場所は無さそうなのでそそくさと退散することにする…(汗)

 

少し下ったところから南にある兎群石山にひさびさに行ってみる。

木々をかき分けて5分ほど進むと兎群石山に到着。

白い石灰石が溢れるここが兎の群れに見えるかどうかは別として、開豁したところで景色も良いのでここで大休止としよう。

 

南と西側を一望できるステキな場所で昼食。

本日のメニューは…

カップ麺(カレー)とおにぎり、デザートはひとくち大福といつものカフェラテ。

 

でゎ…いただきまぁす♪

 

さて、食事も終わってひとくち大福も美味しく味わったらカフェラテ片手に景色を楽しもう。

目の前に見えるのは高岳だ。仰烏帽子山からのルートも良く見える。なかなかの距離があったんだね…(汗)

その奥に見えるのはやくし山かな?

右奥には国見山も確認。

遠くには笠山と思しめき山も見えてその先にはうっすらと八代海も広がっている。

南の方には白髪岳、雲の中からひょっこりと顔を出しているは霧島連山だろう。

晴天とはいかなかったが、それでも眺望を楽しめる天候に恵まれて良い景色を堪能できた。

ひさしぶりの山は気持ちいい…。

やっぱり山はいいもんだねぇ〜(喜)

 

さて、お腹も心も満腹になったところで、そろそろ下山することにしよう。

 

まずは最初の分岐まで戻る。

ここから本日の目的である福寿草鑑賞のために群落地の仏石へ進む。

 

ほどなく到着した仏石は、時間をずらしたにもかかわらずたくさんの人…(汗)

そして群落地にはこれまたたくさんの福寿草が賑やかに咲いていた。

今年の福寿草はかなり多く感じる…。

良いタイミングで来たためなのか、今年は当たり年なのかは分からないが、とにかくたくさんの福寿草を見れたのはよかったのだが、少しありがたみに欠ける気もする…そんな複雑な気分だ…。

 

さて、人の多い仏石はこれくらいにして下山することにする。

第一登山口に向かって悪路の登山道へ入る。

途中の群落地では、昼を過ぎてさらに咲き乱れた福寿草ちゃん達とツーショットなんかしちゃったりして戯れながらゆっくりと下っていく。

 

群落地を過ぎたら、あとは沢を気をつけながら下っていく…のだがっ

途中にまたまた群落地を発見っ(驚)

ここは…登りでも通ったところだが、まったく気付かなかったぞ…(汗)

こんなに咲いているのは初めて見た…。

第二登山口からのルートとも負けず劣らずの群落だ。

そんな福寿草たちに足を止められてなかなか進まない下山であったが、そんな後ろ髪を引かれる気持ちを抑えつつ、危険な沢をゆっくりゆっくり下って…

 

登山口に到着〜

いやぁ楽しい登山をありがとうっ

そして駐車位置まで戻って…

 

今回の福寿草鑑賞ツアーはこれにて終了〜

お疲れさまでしたっ

良い山旅だったねっ

 

 

今回登った仰烏帽子山は、福寿草や山芍薬の群落で有名だが、その中でも福寿草の時期はかなりの登山客で賑わう山である。

今回もやっぱりたくさんの人が登っておられたが、そのほとんどは第二登山口からのようであった。

第二登山口からは福寿草群落地までの標高差が100mほど、山頂まででも200mほどで、道も良く整備されて歩きやすくなっているので初心者でも十分楽しめるコースとなっている。

しかし第一登山口からのルートは、今回紹介したようにけっこうなアスレチックコースとなっている。

初心者にはちょっとキツいかもだし、体力に自信がない人にもキツいコースだと思う。

しかし私のように少しデンジャラスなコースが好きな人や、福寿草を独り占めしたい人はこちらのコースがオススメである。

ただし沢登りが多く、また崩落した箇所も多々あるので、不測の事態も考慮した十分な準備と、体力に応じた登山速度で楽しんでもらいたい。

もちろん個人的にはこっちが好きである。

 

〜今回のルート(クリックで拡大)〜

 

<今回の福寿草たち>

 

〜Epilogue〜

休みになると天候が悪くなり、天候が良くても用事があったりで、なかなか山旅に行けない日々が続いて悶々と日々を過ごしていたのだが、今回の山旅でスッキリできた。

天候は最高とまではいかなかったが眺望は楽しめたし、何より福寿草がたくさん見れたのが嬉しい。

やっぱり山に登るのは楽しい…と思えるというか思い出した感動の山旅であった。

今年最初の本格登山は幸先良かったので、今年も感動を求めてたくさん山登りをしていこうっ

…と、そんな感動の中ではあるが、ひさしぶりの登山であちらこちらの筋肉が悲鳴をあげているのでさっさと帰ってお風呂に入ろう…。

 

 

 

 

おわり