多田素久が潜水士のBC紹介について

こんにちは、多田素久です。

今回は、BCは壊れることがあるを多田素久が紹介します。

少々大げさかもしれませんが、B.C.は度々壊れます。

使用頻度の高いBCは、痛みも激しくなります。

袋に穴が開いて空気が漏れ、給気しても給気してもしぼんでしまう程度ならまだましです。

とりあえずしばらくは浮いていられます。

B.C.には過剰になった空気を逃がす弁が付いています。

ここに小さなゴミが挟まったことがありました。

空気は激しく抜け、浮力は得られませんでした。

パワーインフレーターの取り付け部分が緩んで、突然エアーが抜けてしまったこともありました。

また、B.C.に給気しようとしてもインフレーター上部からどんどん空気が逃げてしまい、全く膨らまないということもありました。

何年もオーバーホールしていない状態で、排気弁のOリングが切れていました。

6Kgのオーバーウエイト状態のダイバーのB.C.が壊れたらどうなるでしょう。

ダイバーはフィンを装着しています。

鍛えられた海猿たちなら、映画のように立ち泳ぎで危機を脱することができるでしょう。

しかし、一般のダイバーはどうでしょう。

今回のケースは命にかかわる危険があるのではないでしょう。

また、初級・中級のダイバーを引率していると水面でフィンを落としてしまうことがあります。

「立ち泳ぎしながらB.C.に給気しようとした時に空気が入らない、フィンも外れた」となるとどうでしょう。

とっさにウエイトベルトを捨てることができる初心者・中級者ダイバーがどれだけいるのか疑問です。

オーバーウエイトは非常に危険です。

また、BCは浮力補助具として適切に使用しましょう。

以上、潜水士の多田素久でした。

じかいもお楽しみに。



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