『義務』と『任務』の違いを、
小学生の時先生から聞いた。
『義務』というのは、絶対にしなければいけない事で、
ちゃんと決まっている事。たとえば義務教育。
『みんなは小学生で義務教育だから、
ちゃんと学校へ来なくちゃいけないよ。』と言われ、
『ぢゃ、高校には行かなくても良いんだ』と、
思っていたもんである。
そして『任務』というのは、決定権を自分に委ねられている任された仕事で、やるかどうか遂行の有無を自分で選んで、自分の責任で行う事だと。
俺には、弟が2人いる。
自分の後姿を追って、同じ高校に入ってきた。
一人は俺と同じ応援団。
もう一人はラグビー部。
今も変わらぬ情熱と魂の絆。
俺は一生忘れない。
こんなに充実した三年間を送る事が出来るとは、
あの頃は考えもしなかった。
『約束』というのがある。
大切なたいせつな、自分の魂の『思いやりの絆』。
『これだけは譲れない』。
それが約束。
破ってたまるかの、命の光。
俺も自分への約束と、仲間への約束、そして
皆への約束を持っている。
どれもこれも、大切なものばかり。
『責任』と歩み、自分自身への約束が重さとなって『足跡』になる。
一歩一歩の足跡に、『約束』という責任をしっかり踏まえて、
真っ直ぐと残して行きたい。
そんな約束で支えられた自分の後姿に誇りを持てる様、毎瞬毎瞬
自分で引き起こす現実を、真正面からしっかりと受け止めなくちゃな。
後姿は正直だ。
後ろから付いてくる奴に、何もかも伝わっちまう。
それでいい。
信頼だもんな。
男の絆も捨てたモンじゃない。
『守る優しさ』が、どれ程の『力強さ』を生み出すものか。
自分には、これを貫いてやり通す『義務』がある。
俺は男だから。
先日、譲れない約束を弟と交わした。
弟からの無条件の信頼に、全身全霊を持って、
答える『義務』がある。
俺、兄貴だからな。
期限は、来年7月末。
かけがえのない魂の『絆』。
あとは、俺に任せろ。
透き通った『光』って、どういう事か、
後姿という『影』を使って教えてやる。
一つ一つの足跡を、
『すべて』残して。