インリンの返答
---すべてのブログをしている人とこれからブログを始めようとする人への先達とならん事を願って---
ワタシの期待と不安とは裏腹に……返答はあっさりと返って来た。
「さすがに電話ではまずいので……」との文言から始まったそのメッセージ。
ワタシもさすがにいきなり電話が来るとは思っていない。
コチラが個人的な情報をさらけ出す事によっての懐柔作戦である。
「不正と賞金システムに一石を投じて頂けるなら、わかる範囲で協力します。」と快諾を頂いた。
そして個人的な直通連絡方法も頂いた。
結果オーライである。
回りくどい事が嫌いなので、単刀直入に指摘すべき不正方法とシステムの曖昧さを教えてもらう。
「トラフィック」「ⅰframe」……
「トラフィック」とはトラフィクスチェンジの事らしい。
「交差点」を意味するこのトラフィック……教えてもらった事を調べてみると驚く事が書いてある。
登録者同士が強制的にページを数秒ずつ表示する事によってアクセス数を稼ぐ方法らしい。
そのブログやサイトも見ていようがどうかは関係ない。
トラフィックに登録しておいてパソコンをつけてさえいれば、
買い物に行こうが……テレビを見ようが……天麩羅を揚げようがお構い無しである。
そして全てのトラフィックに登録すれば約5000近くのアクセスを一日に上げる事が出来るらしい。
「ウチのアクセスの約半分じゃん……。」
まぁ……自己満足のカウント稼ぎであるならば、この方法もアリであろう。
他のブログサイトのようにランキングがあっても賞金が発生しなければ百歩譲ってアリかもしれない。
だが……アメブロではアクセス数でランキングが決まり賞金が付いてくる。
この方法がCMとして使え……固定客が付くとは……到底思えない。
付け焼刃感は否めないものの……この方法で一日5000アクセスを稼ぐのであれば
登録者とそうでないブログの差は歴然としてくる。
「これはどう考えても不正だろ……。」
だがアメブロ運営局としてはページを表示しているのだから「不正ではない」との見解である。
この判断にも正直驚いた。
「だったら上位だろうが下位だろうが……まずトラフィックをやらなければ同じ土俵に立てないじゃん」
極論を言えばこうである。
そして「ⅰframe」……
どうやらウェブサイト用のタグの一種らしい。
アクセスを稼ぎたいサイトをAとする。
埋め込むサイトをBとする。
BのサイトにAのⅰframeを仕込めば……
Aを見に来ないBのみの訪問者もAにアクセスした事になるのである。
そしてⅰframe自体の表示サイズを可能な限り小さくすれば……
気付かれる事無くAのアクセス数に反映させる事が出来る。
「超インチキじゃん……。」
これはある程度、Bのサイトでアクセス数を稼げる人にのみ有効な方法ではあるが
仕込むサイトをC・D・E・と増やしていけば……そして仕込むサイトをアメブロの外で検索ワードで
引っ掛かる無駄な文言の羅列で作ったら……
インチキとインチキのコラボレーション……
「滅茶苦茶じゃん……。」
さすがにこのⅰframeに関しては運営局も「不正」であると判断しているとの事。
だが……発見・報告が無ければ摘発も不可能な事……。
なんだか「システムの穴」を知れば知るほど「どうしようもない」感でいっぱいになってくる。
以下次号。