ベランダでタバコを吸いながら--その３--

！！はじめに！！

この内容には悪意を込めた「在日」とか「朝鮮」……更に人種差別に関する表現が含まれています。

但し、ワタシは敢えてそれらの言葉を使わないと表現しきれないと判断して使用しています。

その辺りをご判断の上、お読み頂けるようにお願い致します。

あー。

はたしてこんなヘヴィな題材を「ネコ裁判」ごときの雑談でやっていいのかどうか……正直すごく悩んだ。

事の発端は９月２１日のコメントに「ひょっとしてカワバタは在日か？」との書き込みである。

ワタシは公序良俗に反するであろうと……サクっと削除。

そしたらその日のネコ裁判宛のメールにて

「削除するって事はやっぱりカワバタは在日か？それともタロウが在日か？」

との内容のメールが来ていたのである。

正直、なんと対応して良いのかわからない。

そして本日のねこかんさんの

「http://3.csx.jp/peachy/data/korea/korea.html 流れをブッた斬って・・・ここを見ると川端って

在日なんじゃないかと思えて来ますね。少々長いですが、日本の危機と言える状況ですので、

是非ともご一読することをお勧めします。」

どうする？

どうにもサクっと削除じゃ解決しそうにも無い様子である……。

今後、同じような書き込みをされても困ってしまう。

ならば……正面からキャッチしてしまおう。

それがワタシ流で良いではないか。

ここで３２歳の既婚・子供２人の飲食店経営者が高説した所で社会が変わるなどとは思わない。

だがこのような発言はワタシの性格……個人、個性、十人十色のワタシの思考にあって、

その考えはありえない。

ダラダラと書いてしまうだろうが……簡単に言うとこういう事である。

日本人にもややこしいのはいるしマジメなのもいる。

在日の人にもややこしいのはいるしマジメなのもいる。

アメリカ人にもややこしいのはいるしマジメなのもいる。

今回のねこかんさんの発言は……リンク先の内容を読んで要約すると

「人のせいにするやつ＝川畑＝在日」となる。

「ひとのせいにするやつ＝川畑」までは、ワタシのブログを読む限り、

ほとんど多数の人が持つ感情であり川畑個人の印象なので問題ないだろう。

だが……
「川畑＝在日」とやってしまうと「ひとのせいにするやつ＝在日」となってしまう。

これを聞くと、「在日の人、全員がひとのせいにするやつ」となってしまう。

これで在日の人達の性格を絡げてしまうのは……かなり乱暴すぎやしませんか？

日本と韓国の問題は沢山ある。

日韓Ｗカップにはじまり靖国・竹島・慰安婦・戦後補償・人権などなど……

「嫌韓流」なんて本が話題になって右の人も左の人も真ん中の人も……

イロイロなスタンスの人の意見を聴くことは良い事だと思う。

まぁ……それらを認める認めないは、そういった事を真剣に議論するサイトにお任せするとして

ワタシが言いたいのはそこではない。

「上の図式がそもそも間違ってないですか？」という事である。

例えば

「がめつい＝山田タロウ」と……ワタシのブログを読んで判断する人がいたとしよう。
それはそれで構わない。

なぜならそれは、その人の印象だから。

だが……
「がめつい＝山田タロウ＝名古屋人」とやってしまうと……「名古屋人はがめつい」となってしまう。

「さんま＝出っ歯＝日本人」とやってしまうと……「日本人は出っ歯」となってしまう。

この様な論法が成り立ってしまうと……恐ろしい。

がめつくない名古屋人は怒るし出っ歯でない日本人も怒るであろう。

時々、総じて物を書かなくてはいけない事がある。

「名古屋人はがめつい」「東京人は冷たい」「大阪人は情深い」などである。

前にもどこかで書いたが……総じて書くのと十把一絡げにするのは随分違う。

総じて書いた場合には必ずどこかに……うまく言えないが……客観性と同時に、

愛情を持った総じ方が必要であると思う。

残念ながら……今の日本に「在日」と言う表現に「愛情を持った総じ方」を見かけた事が無い。

その印象自体が問題なのかもしれないが……まぁ……その話題は、そういった事を

真剣に議論するサイトにお任せするとして

ワタシが言いたい事は、
「書き方一つで良い文章も悪意のある文章になってしまうという事」

そして「悪意のある文章は万人に受け入れられない」という事である。

さて……

話は少し脱線するが……

人種についてのワタシの思うところ……。

ワタシには普通の人から見れば少し変わった友達がたくさんいる。

日本語しか喋れないアメリカ黒人。

日本語しか喋れないドイツ白人。

日本人なのに日本語が下手なブラジル日系人。

韓国に一度も行った事が無い韓国籍の在日韓国人。

……挙げればキリが無い。

そしてワタシが彼らに取る態度は、常に一緒。

日本人、日本国籍の人に対するものと全く同じである。

第一、一緒かどうかなどと考えたことも無かった。

一緒にするのが当たり前だからである。

「肌の色が違う」……生まれてしまったのだから仕方が無い。

「国籍が違う」……生まれてしまったのだから仕方が無い。

そんな事は取るに足らない事である。

「肌の色」や「国籍」で人を判断しようとする事自体が間違いである。

人の本質とは外見ではなく中身ではないのであろうか？

変えられないポイントを突っついて人を区別すること自体、ナンセンスである。

「日本語の下手な人」「日本語の出来ない人」……仕方が無い。だったら何とか伝えようとするだけである。

そんな事は、小さな「障害」であって人の本質とは関係の無いところである。

そしてこんな問題定義をして締めくくってしまおう。

日本人について

外国人に対する差別発言や在日朝鮮人に対する差別発言。

これらを発すると言うことは、逆に「日本人」と言う定義をはっきり持っていて

「自身が『日本人』である」と言う事であろう。

では逆に「日本人てなに？」

ただ単に「日本国籍保有者」と言うのであればサントスもラモスも日本人である。

日本で生まれて日本で育ったから日本人と言うのであれば、在日朝鮮人も日本人である。

両親が日本人だからと言うのであれば、更にその両親、その又両親はどうであろう？

日本を単一民族国家と思っている方々、

もう一度歴史の勉強をしなおした方が良い。

たまたま黄色人種が大多数を占め一見単一民族に見えるが……日本ほどの混血民族国家は珍しい。

今までこう言った民族問題に日本人は「無頓着だった」と言っても過言ではないと思う。

「人類の起源がアフリカだった」と言う事くらいはご存知だと思う。

流石にそこまで遡らなくても……

文明以降、日本土着の民族「縄文人」だって北方モンゴル民族と南方ミクロネシア民族の混血であった。

沖縄の港川遺跡で発見された人骨が１万７千年前のものであったことから、大昔の沖縄民族も

混血しているであろう。

その後の「弥生人」。

刺青に狩猟が基本であった「縄文人」とは全く違い農耕が基本である事からも、

外部からの新しい文化であるとされている。

現在の説では、縄文文化に新しい文化が人間と共に外部から流入し

滅ぼしながらも混ざり呑み込み、完成されたのが弥生文化であるとされている。

元々、シルクロードの確立後、日本はたくさんの人種が流れ込んできている。

仏教と一緒にインド民族、漢民族、モンゴル民族、朝鮮民族、ソクド（胡）民族……。

挙げ出したらキリが無い。

鉄器と一緒にヒッタイト民族も流入している。

「除福」が蓬莱山（富士山）を探しに大船団で女子供に労働者を連れて日本に探索に来ている。

「物部氏」が鉄の精製法と織物の技術を持って流入している。

「秦氏」は中国の秦民族とされている。

この事からも、日本人は「数え切れない混血民族」であると証明できるであろう。

ただ、唯一……言える事は……。

日本の混血の歴史が古く、ここ最近の流入は第二次世界大戦の時の黄色人種位な事……

明らかに違う肌の色の流入が無い事で単一民族視されてしまう事であろう。

まだまだ長くなりそうなので三本目のタバコはこの辺りで……。

以下次号