ベランダでタバコを吸いながら--その2-- | 【実録】ネコ裁判  「ネコが訴えられました。」

ベランダでタバコを吸いながら--その2--

「小事に囚われて大局を見失う」



先日、「ベランダでタバコを吸いながら」を公開したら……案の定たくさんの賛否両論が寄せられた。


賛成派の人、否定派の人、コメント自体に貴賎は無く全ての意見とその発言者に感謝である。




正直な感想を書かせてもらうと……まさか題名にツッコまれるとは思わなかった……。


誰かがコメント欄で書いたように「ただ思った事」を書いているだけである。

いわゆる「徒然日記」である。

題名をワタシなりに捻っただけである。

その辺りでご理解頂きたい。





次いで「仕事が無い」について……。


これも正に「働かざるもの喰うべからず」をワタシなりに解釈して綴った物。

自分の立場に置き換えて、自分がこうなったらこうすると書いただけの物である。



一昔前の人達のなんとバイダリティーのある事か……。

今よりももっと貧しかった時代。

物も食べ物も満足に無かった時代。


そんな世にあっても「働かざるもの喰うべからず」で連綿と血を繋いで来ている。

今の世の人にその気概があるかと問えば……。

「今時の若い者は……」……と言われてもワタシは仕方が無いと思うのである。






そして最近つくづく思うことが一つ……。


「日本語が貧しくなっている」


それはキチンと表現しきれない書き手のワタシの責任でもあるし、

行間を読み取ってくれない読み手の皆様の責任でもある。


まぁ言い分はお互い半々と言う事である。

英語で言うではないか……言い分・言い分……。









画面の前で頭が凍りついた様子なので再開する。


例えば……


アメブロの読者登録をされる際に、一言コメントが書けるのであるが……

ここに「面白い」と書いた後で「失礼とは思いますが……」と付ける人がたくさんいる。


ワタシは自分で面白おかしくブログを綴っているので、「面白い」と書かれて悪い気は全然しない。

むしろ誉れだと思っている。


だが……真面目にブログを書いていて「面白い」と書かれて怒る人もいるのであろうと思うと……

前述の「日本語が貧しくなっている」と思うのである。


「面白い」には「おかしい」と「興味深い」と言う、大きく分けて二つの意味がある。

本来なら文章の前後や書き手の心情でその意味を理解するべきであろう。


それを書き手も読者も「面白い」イコール「おかしい」と取ってしまう事が貧しさの現われだと思うのである。


その他にも多々、似たような事例がある。


「区別」と「差別」


区別には客観性があり差別には悪意がある。

それをごちゃ混ぜにし……何でもかんでもツッコむ人がいる。


「一般的に」と「十把一絡げ」


ワタシ自身、十把一絡げは嫌いである。

人間、まとめて一緒にして判断すると言うのはナンセンスだと思う。


だが……文章を書く上で、「世間」や「世の中」と挙げる以上、

どうしても「一般的に」な話をしなければならない場合がある。


これを「十把一絡げ」と解釈される方もいる。


「東京の人は冷たい」

「大阪の人は情に深い」

と書けば……これは普通、一般的なイメージと取られるのではないか?


だが

「あんたは東京の人だから冷たい」

「あんたは大阪の人だから人情深い」

と書けば……十把一絡げであろう……。


それこそ書き手の心情と前後の文脈から読み取って判断すべき問題だと思う。


コメント欄が賑わうのはワタシとしては嬉しい事で、

元来討論や話が好きなワタシにとっては読んでいるだけで楽しくて仕方が無い。


だが……人の発言の些細な揚げ足取りばかりをするのではなく、

そのコメントを書いた人の真意を見抜いて反論してこそ真の討論なのではないかと思うのである。





PS.「早く本編を始めてくれー」と仰る方々……

   正直ワタシだって始めたいっ!!

   だが、控訴期限が切れるまでは、なかなか動きづらいのである。

   弁護士無料相談をアップしただけでもイッパイイッパイである。

   文句は「控訴期限は2週間」に言って頂きたい。




まだまだ長くなりそうなので二本目のタバコはこの辺りで……。






以下次号。