寝転がって本を読んでいると、「どうぞ」と息子が飲み物を置いていってくれた。


 でも、こんなところに置いたら、こぼしてしまったりするのになんて思いながら、起き上がってまで飲みもせず眠ってしまった。

 









 

 そして、予想通りの展開に。


 

 わかっているのに、何故か何もせずにそのままにしてしまうことがある。


 きっと間違えると分かりきっているのに、ペンで あやふやな文字を書いて、修正に四苦八苦したり。


 車でこの細道に入り込んで行き止まりだったら、戻りようがないなと思うのに後戻りせずに進んでいったり。


 食べ過ぎると後が苦しいと分かっているのに、食べる・・・。


 性分、好奇心、脳障害、遺伝、無精・・・ 単なる愚か者?


 

 「人は、考える。しかし、その割りにたいしたことをしない。下手な考え休むに似たり?いい考えってどうやったら浮かぶんだろう?」



ぶつぶつ言ってないで、さっさと片付けて!


 「なるほど、僕のレベルだと考える前にとりあえず行動か。」



 おしまい





 

 



 そそ いでもらったオレンジジュース




  



ありがとうと受けとったオレンジジュース 


 決めるのはわたし・・・。


 Have a good day !


 おしまい


 

  高校時代の友達にかまちゃんという子がいた。テニス部で日に焼けて元気で明るいかわいい子だった。


 美術の時間に、風景画を描いた時のことだ。私は、校庭の銀杏並木を描いた。木の幹の質感と地面に落ちた葉や銀杏の色合いを気にしながら、多少油絵がかった感じに仕上げていった。


 少し離れたところで、かまちゃんも一生懸命描いていた。


 しばらくして、提出した作品が帰ってきた。隣の席から私のを見たかまちゃんが、異常なほど絶賛をした。


 「 どうしたらそんな風に描けるのかわからない。信じられない!」と。


 そして、私がかまちゃんの作品を表に返して見ると、それは

どうしたらそんな風に描けるのかわからない。信じられない!!!!! 』 作品だった。


 同じ銀杏並木を描いていたはずなのに、画用紙の真ん中に緑の葉っぱを茂らせた木がドカンと一本。絵の具のチューブから出てきたまんまの色の茶色い木と地面と、の葉っぱ。


どうしたらそんな風に・・・・


 銀杏をみると、必ず思い出すかまちゃん。あの絵をもう一度見たいなと思う。



 おしまい

天が下の全ての事には季節があり、全てのわざには時がある。

生まるるに時があり、死ぬるに時があり、

植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、

殺すに時があり、いやすに時があり、

こわすに時があり、建てるに時があり、

泣くに時があり、笑うに時があり、

悲しむに時があり、踊るに時があり、

石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、

抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、

捜すに時があり、失うに時があり、

保つに時があり、捨てるに時があり、

裂くに時があり、縫うに時があり、

黙るに時があり、語るにときがあり、

愛するに時があり、憎むに時があり、

戦うに時があり、和らぐに時がある。(聖書の中から 伝道の書3章より)






 できればいつもいい時を過ごしたいと思う。でも、それがいい時かどうかを知るためには、やはり反対の経験も必要なのだろうと思う。


 「ココアに落ちなくて良かった~。」


 おしまい


  ちょっと秋がやってきた。あったかいココアが欲しくなった。


 鍋にココアパウダーグラニュー糖を入れ、焦がさないようにサラサラと炒る。だんだんにい香がしてくる。


 それから、温めた牛乳を少しずつ加えてゆっくりゆっくり温めていく。まぜる手を休めずに沸騰直前まで温めたら、カップに注いで、ホイップしておいた生クリームを浮かべる。


 ゆったりと、落ち着いて心の中まで温まる。ココアが大好きだ。


 でも、その前に必ず舌をやけどするのは必要な犠牲なのだろうか。子供のころからどんなに気をつけても必ず通ってしまう道。


 単なる犬舌なのか・・・。


 

 おしまい