気仙沼~南三陸~石巻~名取 | 立ち上がれ『113』のブログ

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日本人の誇りを持ち、立ち上がり続ける埼玉県内消防士たちの軌跡

東日本大震災の復興支援に向けての活動紹介

震災から一年がたつ…。

今日はよく晴れた1日だったが、とても風が冷たかった。
トンビが沢山飛んでいた。

気仙沼にある安波山(あんばさん)から、気仙沼を見た。
遠くに見える海は、真っ青で、ユックリ大型船、漁船が気仙沼湾に入ってくる。
市街地を見下ろすと、道路がハッキリ見える。そこに走っている車もハッキリ見える。

それは、建物が無くなった証でもある。家が建ち並んでいた場所は、キラキラと光っていた…。水が溜まっている…。満潮の時間だった。
気仙沼、未だマンホールから海水が溢れだし、道、市街地に溜まる。

遠くに見える海から津波が来たんだ…あそこに見える旅館も、魚の駅も、船着き場も…全て流して…。あんなに綺麗な海が…。


南三陸、沢山のボランティアが瓦礫仕分け作業をやっていた。涙が出そうになった。
福興市場を発見した。復興ではなく、福興!なるほど!

立ち上がれ『113』の原点である、石巻。ちょうど11ヶ月前、瓦礫のなかを走りながら、俺達は立ち上がろう!と決めた道。綺麗になり、信号もついていた。しかし、全て更地だ…。辺りは瓦礫の山、ぐちゃぐちゃになった車の山に囲まれ、真ん中に『頑張ろう石巻』『復興するぞ!』と書かれた街。言葉につまる。


大川小学校、目の前にある大きな橋は流され、多くの子供たちが犠牲になった場所だ。昨年末にやっと橋が開通した。6月から9月まで活動した場合は、大川小学校周辺、涙が流れた…。無邪気な心が…


『なつかしい未来へ』という看板を目にした。なつかしい未来かぁ…。未来はいつも今日より良い日を夢見ていた。先の時間を夢見ていた。
ここは、震災前の未来へ…。3月11日14時45分へ…。時を戻した未来へ…。


この場をかりて、全国の消防士に言わせてもらいたい!
おい消防士!
温かいとこで、旨いもの食ってる間にも被災地では常に戦ってる人々がいる!
被災した時から前に踏み出せない人々がいる!
こんな時に立ち上がらないで何が消防士だ!

被災地を見ずに何がわかる?自分の目で見て動き出してみよーぜ!消防士である目で見て動き出してみよーぜ!

全国の消防士が動き出してみろ!踏み出せないでいる人の1人でも踏み出せるかもしれない!
1人でも踏み出せる人が増えれば、一生かけてもいいんじゃねーか?消防士なら!

消防士でいる限り、答えは東北にある。俺はそう思う。