前回の記事 (グーグルの歴史)に反響をいただいて、うれしいです。いつかはてブ入りしたいと思っていました。
はてなブックマーク―グーグルの歴史
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://ameblo.jp/tabunsoturon/entry-10005607852.html
今回はグーグルの2002年です。
参考はGoogle Milestones
http://www.google.com/corporate/history.html
2002年(たぶんグーグル飛躍の年)
1.法人向けサービス
・ 2月 Google in a boxを開始。企業のイントラネットなどを検索するサービス。Google in a boxは黄色い箱に入っている(参照http://www.google.com/enterprise/ )
「良いものは黄色い箱に入ってくる」
2.技術コミュニティとの蜜月
・ グーグルと技術コミュニティの蜜月のはじまりは、サーチエンジンの評判がスタンフォードのキャンパスから口コミで広がった頃にさかのぼる。そしてこのロマンスは、2002年2月に開催された2001年サーチエンジンアワードで証明された。グーグルは検索サービス・イメージ検索・デザイン賞などなどで賞を総なめした。
参照 サーチエンジンアワード
http://searchenginewatch.com/awards/article.php/2155891
・ グーグルはプログラミングコンテストを開催した。
参照 グーグルプログラミングコンテスト
http://www.google.com/programming-contest/
この勝者はニューヨークのダニエルさんで、地理データと連動して検索を可能にするプログラムを作った。
グーグルは、最も熱心な技術者を褒め称えるというインセンティブを与え、この蜜月が相互なものであることを示した。
・ そして、グーグル検索API(Google's web application programming interfaces)を公開。このAPIはソフトウェアがグーグルのディレクトリを検索することや、10億以上のWebドキュメントを引き出すことを可能にした。
・ 新しくグーグルツールバーに搭載されたグーグルコンピューター
(参照 http://toolbar.google.com/dc/ )
この機能は、ユーザーの余剰なコンピューティング能力を集めて、科学的の諸問題を解決するのに活用 する機能である。まず行われたのは、目の病気に役立つたんぱく質の解析だった。
3.見たいと思う広告
・ 2002年2月 アドワーズ広告の導入。
アドワーズ広告は、cost-per-crickの価格体系を導入しており、ビッグビジネスと同様、スモールビジネスにとっても、サーチ広告をコスト効率の良いものにした。また、ユーザーの検索キーワードとの関連性に基づいて、広告の配信とランキングを行った。結果として、ユーザーの求める広告が配信されるようになった。この手法により、ユーザーも広告配信業者も利益を得ることができた。
・ 2002年3月 AOLにリステティング(アドワーズ)広告の配信開始
・ 3月 BtoBマガジンがグーグルをナンバー1のB2Bウェブサイトとランキング。オンライン・オフラインを含む広告媒体としても第5位にランクイン。
・ この頃Google Labsを公開
4.クリックに適したニュースを
・ 2002年9月 グーグルニュースのベータ版を公開
世界中の4500ものニュースサイトのソースを活用した。ページが更新されるたびに、ヘッドラインや写真が自動的に選ばれる仕組みをつくった。
・ 2002年12月 フルーグル(froogle)のテスト版を公開。100万ほどの関連のあるWebサイトから、イメージや、価格を表示しつつ、フルーグルは商品を探し出すことができる。