なぜいまごろ?宇宙人解剖ビデオのヤラセ告白 | タブロイド監視委員会

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東スポ・夕刊フジ・日刊ゲンダイといったタブロイド紙の“前垂れ”や週刊誌の中吊り広告から社会の動きを独断と偏見で読み取ろうという大胆不敵なブログ(笑)。

20061121東スポ

20061121

東スポが一面で「宇宙人解剖ビデオはヤラセだった」とジョニー・デップの関係者が告白した、という記事を一面に載せている。関係者といっても、告白した人物がデップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」などで特撮メイクなどを担当した特撮アーティストだった、というだけのことだが(笑)。


宇宙人解剖ビデオとは、10年前に日本でもテレビで放送されたビデオで、“ロズウェル事件”で発見された体毛のない人間型宇宙人が解剖されるシーンが収められ、公開された当時はちょっとした騒ぎになった。あのビデオのために宇宙人の死体模型を作ったと告白したのは、特撮アーティストのジョン・ハンフリー氏。10年間の守秘義務期間が過ぎたので告白したのだという。


しかし、その一方で、このビデオを最初に公開したイギリス人音楽プロデューサーは「実際に見た解剖フィルムを再現するためにジョン・ハンフリー氏に死体制作を依頼しただけで本物は別にある」とも。結局、最後の最後で“真相は闇の中”にしてしまうあたり、これも東スポ的エンターテイメントではある(笑)。


ジョン・ハンフリー氏は、この宇宙人解剖ビデオをパロディ化した映画「エイリアン・オートプシー」を今年製作しており、さらに米フロリダ州マイアミで開催されている「宇宙人科学」展では、この死体模型を実際に展示しているという…というわけで、何のことはない、自分の作った映画を宣伝するための話題提供なわけだが、まぁ東スポにしてみりゃ、あの宇宙人死体写真をデカデカと載せられたわけだからシメシメってなところか(笑)。



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