各紙とも組閣速報で大忙し、幼児殺しは死刑でガッツポーズ… | タブロイド監視委員会

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東スポ・夕刊フジ・日刊ゲンダイといったタブロイド紙の“前垂れ”や週刊誌の中吊り広告から社会の動きを独断と偏見で読み取ろうという大胆不敵なブログ(笑)。

20060926

自民党・安倍晋三総裁は今日予定通りに第90代内閣総理大臣に選出され、そして即日組閣人事を発表。タブロイド紙も「速報」の見出しで組閣人事を随時報じるなど大忙し。


全体になんとも花のない人事のような気はするが、ま、それもこれからの実績次第か。麻生氏が外相にそのまま留任したのは大方の予想通りだけど、谷垣派閥が完全に外されたというのは、なかなか優男風の安倍氏にしては厳しい対応。党三役も含めて、とにかく自分の支持者たちで固めて敵は排除、というのははっきりしててそれはそれでいい気もする。参院の候補者見直し発言で対立した青木・参院会長に関しては、すっかり向こうの言い分を飲んで参院から2名入閣させているけど、これは「相手の言い分は全部飲んだ、代わりに参院選の候補者見直しはやらせてもらう」というバーターじゃないか、と指摘する評論家もいたが、さてその分析が正しいかどうか、この先のお楽しみ。注目の女性閣僚としては、高市早苗氏と大田弘子氏が入閣している。


奈良市で新聞販売員が7歳の女の子を殺して性的いたずらもしたという事件の判決公判が開かれ、判決は死刑。なんと、判決が出た瞬間に小林薫容疑者は笑みを浮かべてガッツポーズをしてみせたという…。もちろん、その様子を女の子の両親は傍聴席で見ていた。反省の態度も見せず、更正の自信がないと自ら死刑を望んでいたというが、それにしても最後の最後までこの犯人は自分の性欲のためだけに人を傷つけまくったわけだ。まったく忌まわしい。子供と大人じゃ体も知性も差がありすぎて、大人の一方的な欲望が暴走すれば子供がとんでもない被害者になってしまう。この事件を機に幼児に性欲を持つ趣味は危険だという認識が広まったと思うが、最近じゃマンガやアニメのキャラクターがどんどん若年化してセクシャリティを売る方向に行っていて、そういう趣味を煽っているような気がしてならない。今一度、この事件を知って考えろ、と個人的には言いたい。被害者1人の殺人事件での死刑は珍しいそうだが、これで事件に巻き込まれた人たち、社会としても何か解決したのだろうか…と考えるとなんともやりきれない。


格闘家の桜庭が入院したそうな。前の試合で失神するほど殴られているのにレフェリーが止めずに問題となったことは記憶に新しいが、そのときの影響でなければいいが。

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■夕刊フジ
 完全 組閣 速報
 松井 8号 3ラン 猛打賞


■日刊ゲンダイ
 塩崎 官房長官 高市早苗 入閣
 塩崎 官房長官 麻生 残留
 安倍 新内閣 顔ぶれ決まる
 参院枠は青木の言いなり
 奈良女児誘拐殺害 小林薫 死刑判決

■東スポ
 桜庭 緊急入院
 松井 3ラン
 たけし 痛烈 安倍総裁 斬り


■ナイガイ
 幻の一戦 金子 VS 永井大


■夕刊デイリー
 秀喜 大モメ 8号
 安倍 内閣 顔ぶれ決定

関連本など
「美しい日本」ならぬ「新しい日本」。“鉄の女”サッチャー女史による日本への提言の書。高市早苗女史も、この本に参加している。