ものすごく小さいものが届いた。
128と書いてあるので何かの番号だろう。
恐らくだが、これは兵士の識別番号ではないだろうか?
死後の最後まで敵に見つからないようにと隠し持っていたものかもしれない。
しかしそれにしても小さすぎる。これでは失くしてしまうかもしれない。
首から下げるひもを通す穴を今度あけてもらおう。
名もなき128番よ。君の事は私が覚えておこう。
今日ご紹介するアイテムはこれだ。
黄色の扉が開き、緑の入口が見えるのがわかるだろうか?
扉が真ん中で90度折れたようなデザインをしている。
この色は扉の警戒レベルを表していて、黄色と緑の組み合わせはレベル3~4程度。そこまで扉のなかは比較的安全だと示している。
緊急用の脱出扉は赤、トラップが仕掛けてあるので気を付けないといけない扉は青とオレンジなど、さまざまな色の組み合わせがある。
ダンジョンや洋館等、敵が潜んでいてもおかしくない場所で安全確認のために冒険者がつけていくものだ。
しかし、まれに頭のいいウィッチが張り替えてトラップルームに誘い込む事もあるので、地図にマーキングしたものの照らし合わせて使わないと意味がない。