横浜姉妹都市
ウクライナは黒海に面した国です。
そして、黒海沿いにはビーチリゾートがいくつかあります。
そのうちのひとつであるオデッサに行ってきました。
有名なリゾート地ということ。
次の行先への通過点にもなる。
そして、私が生まれ育った横浜と姉妹都市であるということに
親近感も湧いたことで、オデッサ行きを決めました。
それにしても、キエフからオデッサまでが遠かった。
通常であれば7~8時間で到着する距離らしいのですが、
私が行った時期はまだまだバカンスシーズン。しかも週末。
ということで、遠まわりなんだか各駅なんだか理由は知りませんが
15時間もかかる列車のチケットしかとることができませんでした。
しかも当日じゃなくて、2日前にチケット買ったのに。
もちろん、今回は「2等寝台」ということと「下段」ということを
ジェスチャーとイラストを交えて伝えて購入したので、
ばっちり2等寝台・・・・
・・・・でも、上段でした。
しかも、2等の中でも特に狭い場所・・・・
ああ
言葉がわからないって、何とかはなるけど
思い通りにはならないものですね。
人生とは、こんなことの繰り返しです。
例え言葉が通じても、相手を自分の思い通りにすることは
不可能ですからね、何についても・・・
と、つい遠い目をして昔のあんなことやこんなことに思いを
はせてしまいましたが、15時間の列車移動もなかなか楽しかったです。
私は夕飯に弁当を作って持って行ったのですが、途中駅では
地元のおばちゃんが、ご飯を作ってホームに売り来ていました。
アジアや南米の途上国を思い出させる風情です。
弁当いらなかったです。
自転車でフルーツを売りに来ていたおじちゃんは、
私の腕をつかんで、ニコニコ何かを喋り続けていました。
何を喋っていたのかも不明だし、
何で腕をつかんでいるのかも不明です。
夜は、どこをどう列車は走っているのかも不明でしたが、
とにかく星は綺麗でした。
でも上段なので、私が覗ける窓範囲は高さ5cm程度。
その貴重な5cmから必死に星空を眺めていました。
そんなこんなで到着したオデッサ。
え?
横浜?
どちらかと言うと
湘南。
というイメージでしたが、まぁ、人が皆さん親切でした。
そもそもオデッサと言えば、港でもあるけど
ビーチ色のほうが濃厚です。
横浜にビーチなんて、あったかしら?
まぁ、姉妹都市になる基準は「似ている」というものではないけれども。
世界遺産が美しさだけで認定されるわけではないのと同様に。
(唯一感じられたYOKOHAMA)
黒海沿いの一番人気のビーチはイモ洗い状態で、
私はそのイモ洗い状態を眺めつつ、持参していた裁縫道具で
ボロボロになったショルダーバッグをメンテナンスしていました。
え?
オデッサの感想それだけ?
えぇ。
決して悪いイメージは無く、むしろ良いイメージのほうが
多いのですが、特にこれと言って書くことも無いのです。
一番の思い出はやっぱり人の親切さですが、あまりに
親切にされた回数が多いので書くのが面倒くさいです。
それほどに、親切にしてもらったということだけ
皆さんに伝わればオッケイでしょう。
写真も少ないので、オデッサで泊まった部屋の写真でも。
この部屋はものすごく広くてベッドでもWiFi拾えて、
バスタブも広くて良かったなー。
しかも、スタッフが
超イケメン。
で、これまた親切。
イケメン好きのあなたにだけ、宿の名前こっそり教えます。
連絡してください。
それにしても、ウクライナは3都市を訪れましたが
それぞれの街の雰囲気が全く違っていて面白かったです。
リヴィヴはポーランドっぽいし
キエフはモスクワの弟って感じだし
オデッサは、イスラムやラテンの雰囲気がありました。
歴史や民族、地理を考えると当然だけれど、
ひとつの国で様々な表情が見れてお得なウクライナ周遊でした。