《6/25/2016》《 416日目》コロンビア ボゴタ 〜 日本
どうやって旅を終えよう
いつ旅を終えよう
世界一周にふさわしい終わり方ってなんだろう
考えど、考えど、それらしいものは見つからない。
そろそろ帰った方がいい気がすると追い立てられるように帰国が頭によぎっていたアフリカ旅の後半
あぁ、満たされた 今がきっと帰り時だ と寿命でも受け入れるみたいに優しく終わりを意識しながら旅した南米
そんな中みつけた、ボゴタ→成田 58,000円の格安航空券。
これだ。
私の帰国日と旅のルートは、このチケットで決まった。
アメリカがビザ要件を厳しくしたのも、ベネズエラの情勢不安も、メキシコのデモも、
きっと南米で旅を終えておきなさいっていう何かの思し召しなんだろう。
いやいや、それでも行きたいんだから行くよってならなかったのは、今が帰りどきだったからでしょう。
*****
もう帰る準備は万端。
時差ボケ対策も万端。
ドミにこの旅最高音量のいびきマスターがいて、全く寝れなかったからね!
時差ボケ対策はもう完璧です。
残ったお金でお土産にコロンビアのたばこを買って、
バスに乗って空港を目指す。
ぜーーんぜん日本に帰る気なんてしないなぁ。
空港にいる私はいつものように出国直前で手持ちがなくて、空港の高いごはんは食べられなかった。
トランジットのメキシコの空港では、書き残してたブログを書いて過ごして、空き時間の使い方はいつも通りだ。
持ってる荷物はお土産もいれてたったの13kg。
私の半年間の全てが、たったの13kg。
生きていくだけなら、必要なものなんてそうないんだなぁ。
私は意外にも落ち着いていて、胸いっぱいになったりはしなかった。
だけど、コロンビアのイミグレで、パスポートに出国スタンプがおされたとき、
あぁ、終わったんだなって思った。
そのあとは、もう流れ作業かのように、淡々と空港で時間をつぶして、気づけば成田空港にいた。
エンディングは必ずしもドラマチックじゃない。
静かに、普通に、日本に帰ってきたみたいに、
日本の日常にはきっとすごく普通に戻って行くんだと思います。
たくさん見てきた絶景や
美味しかったりまずかったりしたごはん
苦しかった登山
真夜中の大富豪や
世界各地のビール
現地の親切な人や
愉快な旅の仲間たち
少ないけれど、できた国籍の違う友達
自由気ままでたまに寂しい一人旅
色んなことが、起こった全てが、夢のように、頭から少しずつ少しずつ、日常の中で消えていってしまうかもしれません。
忘れたくないなぁと思います。
あの出の悪いシャワーや、味のないお肉や、屋根のない寝床や、できもしないロシア語でバトルを繰り広げた日々や、なんだって全部大切な大切な私の思い出です。
旅を始める前のわたしと終えた今のわたしは、違う人間で、
今の自分の方が、私は好きです。
これから、どんな暮らしになるのかわからないけれど、
旅に出て失ったものもあったけれど、
得たものは、たしかにあります。
ちょっと早目の冥土の土産つくりの世界一周で、大義名分は何もないお気楽旅だったけれど、
悔いはない。
1年2ヶ月、
38カ国、
そりゃあもう色んなことがあって、
この1年間は私の人生のハイライトであることは間違いなし。
今までコツコツ生きてきた道を蹴っ飛ばすのは怖かったけれど、蹴っ飛ばしてみてよかった。
あーーーーーーーーーーー
ほんっとーーーに楽しかった!!!
お父さん、お母さん、心配かけて本当にごめんなさい。
五体満足コブなしで帰ってきたよ!
当ブログも、お付き合いいただき、ありがとうございました。
コメントに励まされること、何度もありました。
これから少し総集編記事を書いてゆこうと思います。
更新頻度がた落ちですが、もう少しだけお付き合いください!
******
ブログランキングに参加中!
クリック後、ブログ村のページの読み込みが終了すると順位に反映されます。
1日ワンクリックまて有効。
応援クリック、いつもありがとうございます!
にほんブログ村
最後まで読んでくれてありがとうございます(^^)