普通救命講習
街の駅や公共施設でよく目にするAED。
かなりの普及率のように思える。
しかし、実際にどう扱うのか、どれだけの人が知っているのだろうか。
介護の仕事をしている人に、「誰でも使えるほど、簡単なものなのでしょうか」と聞いてみると、
AEDのメインスイッチを入れれば、機械がその使用方法を音声装置によって説明してくれるという。
しかし、実際に、そういう場に遭遇したとき、冷静に対処できるかどうか、正直不安は大きい。
ということで、本日、普通救命講習を受けてみることにした。
今年の最初のエントリーで、今年はできるだけの資格(ライセンス)や講習を受けてみることにしたいと書いた。
その第一弾として、僕はこの講習を選んだ。
講習場所は自治体の消防署などで、時間は3時間。講習の料金は無料である。
内容は心肺機能、呼吸の停止の確認から、蘇生法の手順。
気道の確保、人口呼吸、そしてAEDの使用方法である。
*AED 自動体外式除細動器
心肺機能・呼吸の停止からの蘇生方法だが、なんとなくこんなことをやるんだろうなぐらいの知識であったが、こうやって改めて教えてもらうと、気をつけるべきポイントやその方法の意味などを詳しく知ることができた。
心臓と呼吸が止まってから時間経過における救命との関係は、
4分間以内の蘇生方法開始では約50%の確立で命を救える。
しかし、なんの蘇生もしなければ、25%と半分に確立は落ちる。
AEDだけではなく、胸骨圧迫だけでも、救命率は大幅に向上する。
そしてこのAEDだが、傷病者の身体にセットすると、機械が傷病者の心電図を計測し、心室細動(非常にテンポが早い状態。痙攣のような状態)の解析をし、電気ショックが必要かどうかの判断をする。
それからの使用方法はいたって簡単である。
気道の確保、人口呼吸、そしてAEDの使用方法の実技訓練をして、
僕は、普通救命講習修了証をもらい、「市民救命士」となった。
街のどこかで、このような傷病者と発見したとき、もしかすると命を救えるかもしれない。
みなさんも、講習を受けてみてはいかがでしょうか。