謹賀新年
謹んで 新春のお慶びを申し上げます。
2011年が幕を明けた。
新聞を広げて、一連の記事に目を通したあと、2つのことを考えた。
一つは日本である。
昨年は政権を奪取した民主党の政権元年だった。
しかし、普天間基地問題による鳩山元総理の辞任から参院過半数割れのねじれ国会の結果。
相変わらずの外交問題のひ弱さと、いつまでも拘っている小沢問題。
リーマンショックから次々と立ち直っている諸外国を横目に、日本のマスコミはまた解散総選挙の活字を紙面に躍らせる。
小沢議員一人のおかげで政治がうまくいかないというのは、ただの”言い訳”である。
他にもっとやることがあるんじゃないかと、つっこみを入れたくなるのは私だけではないはずだ。
さてさて、年末に撮りためた「龍馬伝」の総集編もまた楽しく見ている。
古いカタチの幕末日本を、藩に散らばる志士たちにより、時はスピードを増し時代に変化をもたらした。藩がとっていた政策は日本という中央に集約され、まったく新しいニッポンが誕生した、あの明治維新。厳格なまで内向的政治がぐらつきを見せる最中、ペリー提督が携えた一通の書簡が、日本に揺さ振りをかけた。そこに幕末の志士が立ち上がったのだ。
この日本の今年の行く末はいかに。
今、新しい日本をつくるのは、民主党でもなく自民党でもない。
志を分かち合う両党の若き志士たちが、新しい党をつくるべき、そんな時代がきたのではないだろうか。
そのきっかけは、ペリー提督来航のような諸外国からのアクションよりも、日本内部からのアクションであることを期待してやまない。
もう一つは、私事である。