謹賀新年
今年もどうぞよろしく


数年前、仕事でタイのバンコクへ行きました。
日本のあるメーカーの現地工場の日本人駐在員の研修のために行ったのですが、そこで半日時間が空いたので工場見学をさせてもらったときのことです。
1000人近いワーカーは、ほとんど10代の乙女たちだったのですが、その彼女たちの瞳が輝いていたのです。まるで少女漫画に出てくる乙女のように・・・。

私は、しばし呆然と工場内を歩いていたのですが、そのとき、私に同行していた東京本社の部長が、背後から私に語りかけたのです。

「旅人さん、こんなきれいな目見たの、何年ぶりでしょうね」「日本じゃついぞ見かけませんねぇ」

振り返ると、部長の目は涙ぐんでいたのです。
実は私も涙をこらえながら歩いていました。
実に汚れのない目でした。
まさに大げさでなく、彼女たちの瞳の中には星が輝いていたのです。

その後、工場長との会話で私はあることに気づいたのです。

即ち、セルフエスティームの高い人間は、瞳が輝いているっていうことを。

彼女たちは、遠く実家を離れて、日本企業で働いています。
日本の昔風に言えば「女工哀史」「ああ野麦峠」的になるのでしょうが、彼女たちは、その稼ぎで実家の家族を養っているのです。

だから、自分自身を重要に思えているし、また、工場の生産性もサボタージュもなく、非常に上がっていました。だから自信に満ちていたのです。
寮での集団生活によって、みんな仲がよく、自己好感も高い・・・・

セルフエスティームの条件を兼ね備えていたというわけです。

残念ながら、確かに今の日本ではなかなか見ることの出来ない瞳でした。

もう一度、こんな輝く瞳が見たい・・・・・そんな気持ちを強くして帰国しました。

最近、学校関係の仕事も増え、先生方や教育委員会の方たちとも接する機会が増えてきましたが、まだまだ現場では具体策が見つからず、試行錯誤の日々を送っています。

今年は何か成果を上げたい・・・・・そんな想いを再確認している正月です。
これからもみなさんのお知恵を拝借したいです。どうぞよろしく。
学校現場では、やれ、「学級崩壊」だの「登校拒否」だの「いじめ」だのといろいろな問題が起きているようです。

文部科学省の方針と日教組の方針の対立、先生方の上司への不満・・・・いろいろあるんでしょうが、子供たちには関係のないことなんです。

でも、子供たちは困っています。

最近の児童、生徒は学校でも、家庭でも、なかなかセルフエスティームを高めることが出来ていないような気がして仕方ありません。

教師と生徒、あるいは生徒同士の人間的触れ合いが希薄になっているのではないでしょうか。
学校でも家庭でも、自分の価値を見出せない・・・・・いてもいなくてもいい存在だという感情や、何をやってもうまくいかないという自信の欠如・・・・そんなものが子供たちを取り巻いてしまっているのではないでしょうか・・・

子供たちが元気に飛び跳ねる社会・・・・そんなものが作れたらいいなぁと思ってます。
そのためには何をすればいいんでしょうね?

今日も考えている私です。

でも、最近ちょっと面白い人に会いましてね・・・・。
とある学校でちょっと実験的な試みができそうでして・・・。

また後日報告します。
元々は心理学用語です。
「自己評価意識」という固い訳語があるんですが、どうも日常用語としてはピンと来ませんね(笑)

言い換えれば・・・「自己に対する肯定的な感情」「自尊感情」・・・なんてものがあります。

ちょっと長く表現することが許されるなら・・・・
自分で自分のことを、かけがえのない大切な存在で、難しいこともやれるという自信を持ち、こよなく自分を愛している状態」とでも言えばいいかもしれません。

もちろん独りよがりではなく、周囲の人々からも認められていると言うことはいうまでもありません。

昨今の社会状況を考えますと、どうも日本人のこの「セルフエスティーム」が低いんじゃないか?即ち、自分を粗末にし、自信を無くし、自分を忌み嫌ってる人が多いような気がするわけです。

子供社会では「学級崩壊」「ひきこもり」「いじめ」・・・・
大人社会でも、「自殺の増加」「ニートの増加」・・・・等々、私たちのセルフエスティームがちょっと下がってるんじゃないかという気がしているわけです。

もちろん、こう言っている私も一時期、ドン底状態も経験しました。
でも、数々の友人たちのおかげで、こういう部ログを作れるまでに復活してきました(笑)

そこで、これからは皆さんと一緒に考えていきたいなぁと考えた次第です。

どんなコンテンツになるのか・・・・想像も出来ませんが、とにかく頑張って行きたいと思ってます。

よろしかったらどんどん参加してください。
見てください!!!
これが今夜のご馳走です。
どうです?美味しそうでしょう?
おっと・・・・・キーボードによだれ垂らさないでくださいね(笑)
友人に誘われて、私もついにブログを作成してしまいました。
パソコンのことは詳しくないのですが、一所懸命頑張っていきたいと思います。
ご指導ご鞭撻のほどをどうぞよろしく。