『【狛犬２】人見神社 千葉県君津市人見』

千葉県の君津市にある【人見神社】境内社の前にいらっしゃった狛犬様です。

【人見神社１】千葉県君津市人見

かなり痛々しいお姿です。
破損した部分も白化してますので、こんなになってしまったのはかなり前のことなのでしょう。

優雅な曲線美だったのではなかろうかということを感じさせる後ろ姿。
前脚部分も、もしかしたら後から修繕して継ぎ足したのかもしれませんね。

【阿像】
■奉納：明治12年（1879）
■特徴：尾流れ
■位置：右側・左向き
■附属： -
■場所：海近くの山頂
■表面：部分的に白化
■状態：激しく損傷
■補足：　-

続いて吽像と思われる方。
ちょっと犬っぽい面影が残っているように見えます。

鳥居前の狛犬さん達三体は文化、天和時代のものでも綺麗だったのに、こちらは明治のもでこんな状態。
一体全体どうしちゃったのでしょう？

【狛犬１】人見神社　千葉県君津市人見

石の材質？天災？人災？狂った人（何らかの事情により）が打ち壊しちゃったとか？
とにかく可哀想です・・・。

【吽像】
■奉納：明治12年（1879）
■特徴：尾流れ
■位置：左側・右向き
■附属： -
■場所：海近くの山頂
■表面：主に前面が白化
■状態：かなり損傷
■補足：　-

吽像の方は気持ち、阿像よりは損傷は少ない感じです。
ここまで痛々しい狛犬様ははじめて見ましたが、そのままにしてあるということは何かしらの故事来歴があるのでしょうか。気になりますね。

さて、引き続き房総の神社を紹介していきますので、気を長くお付き合いください。

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