暗記に役立つノート術 コーネル大学式ノート | 試験突破の道具箱 勉強法・時間管理・記憶術・etc
前記事
資格試験 効率の良いテキストの読み方

試験対策として学校での講義の内容をノートにとったり、
テキストの内容をまとめ直すサブノートを作ったりすることがありますよね

今回は暗記や理解に役立つノートの取り方について紹介します

ノートの一般的な目的は講義の内容を記録したり、
テキストの内容をまとめたりすることですが

記録やまとめだけで終わってしまっては
試験勉強の役に立ちません

講義が終わった後や、試験の前にノートを見直して復習したり、
まとめ直したサブノートを見て反復学習して
はじめてノートが役に立つわけです

ところで、あなたのノートは板書を写しただけのものではありませんか?

サブノートは、テキストの文章を抜き出しただけのものではありませんか?

もしそうなら、それはテキストをノートに丸写ししているのとあまり変わらず、
テキストにマーキングした方がよほど効率が良いということになり

わざわざ時間をかけてノートを作る意味がありません

では、どのようなノートなら試験勉強の役に立つかというと、
それは、学習内容のアウトプットを含んでいるノートです

試験勉強の過程には
学ぶ(インプット) 識る(保持) 答える(アウトプット)
の三段階がありますが、

・板書をただ書き写す
・テキストの文を書き出す

これらは、インプットの延長でしかありません

聞いた内容、読んだ内容を自分自身の言葉で説明して
始めてアウトプットできたことになります

試験勉強のためのノートには、このアウトプットを書いていくべきなのです

では、具体的な方法を説明します

まず、ノートの1ページをこの図のように分けます
実際に線を引かなくても、だいたいの目安で十分です

$目指すは消えない知識:記憶術

講義を受けたり、テキストを読んだりしながら、
ノート領域には内容を簡潔にまとめながらメモしていきます

箇条書きでもいいですし、矢印などを使って視覚的にわかりやすく
書くのもいいでしょう

そして、講義が終わった後や、テキストの1章、1項目を
読み終わった後、

キュー部分に内容を表すキーワード、
そのキーワードで内容を思い出すことができるような単語を書きます

最後にサマリー部分に自分の言葉で講義の内容を説明します
できれば1行ぐらいで簡潔にまとめましょう

このサマリー部分に自分の言葉で書くことがアウトプットの練習になり、
理解と記憶を助けます

繰り返しますが、このサマリー部分にテキストの抜き書きを
書いたのでは意味がありません

必ず自分の言葉で文を書いてください

さて、こうして作ったノートの使い方ですが、
まず、サマリー部分は自分自身のアウトプット集になっています

この部分を繰り返し見ることで短時間での反復学習の効果が得られます

また、ノート部分を手で隠して、キュー部分だけを見て
内容を説明する練習をします

つまり、ノートを「単語カード」化するのです

ですから、このキュー部分には後で思い出すヒントにすることを意識して
単語を書いていきましょう


コーネル大学式ノートで、学習、復習、暗記を効率良く行なって
試験合格を目指してください


解説記事

講義ノートの取り方と復習のコツ

自作する方法の紹介

コーネル大学式ノートをDIY

製品販売ページ

Gakken Stqa:Ful