ハクソー・リッジ | MusiCinemania by Uzo★mUzo

ハクソー・リッジ



原題:Hacksaw Ridge

映画2017/06/24

監督 メル・ギブソン
脚本 アンドリュー・ナイト、ロバート・シェンカン、
ランダル・ウォレス
原案 グレゴリー・クロスビー
音楽 ルパート・グレグソン=ウィリアムズ

出演 アンドリュー・ガーフィールド、ヴィンス・ヴォーン、
サム・ワーシントン、ルーク・ブレイシー、
ヒューゴ・ウィーヴィング、ライアン・コア、
テリーサ・パーマー、レイチェル・グリフィス、リチャード・ロクスバーグ、
ルーク・ペグラー、リチャード・パイロス、ベン・ミンゲイ、
フィラス・ディラーニ

(感想)

太平洋戦争の沖縄戦での米衛生兵・
デズモンド・T・ドス(アンドリュー)の実体験を映画化。

敬虔なキリスト教徒であった彼の思考に影響を与えたのは、
第一次世界大戦で負った
心の傷が癒えないでいる父(ヒューゴ)の生活、
幼い日に弟に負わせた怪我で彼が決めた武器との決別だった。

彼は兵士になりながらも、
闘わない参加を希望する。

それを貫く困難さが前半で、
後半はそんな彼が多くの兵士の命を救う様子が描かれる。

10年ぶりにメガホンを取った
メルの監督作品の魅力は臨場感だと思う。
映画パッション(2004年) ではキリストの痛みが、
映画アポカリプト(2006年)では原住民の恐怖が
画面から身震いするほど伝わって来たが、
今作では戦場の空気感が伝わって来て、とても怖い。
それによって戦争がどういうものなのか体感出来る。

「ハクソー・リッジ」とは、
戦場となった
「のこぎり崖」と呼ばれていた
沖縄県浦添市前田高地。

沖縄戦が舞台なので日本人が不気味に残虐に描写されているが、
それも仕方がないことだと思う。
そして、日本人の戦い方が
いかに恐ろしい方法だったか、それは日本兵にとってもなのだが、がわかり、
やはり戦争とはどういうものなのかが伝わって来て、やり切れない。

兵士と同じように命がけになって
救助することに邁進するデスモンドの姿に素直に感動する。
誰もが彼のようになったら戦は出来ないが、
彼のような人が多くなったら戦もなくなるのかも知れない。
演じるアンドリューの黒目がちな瞳がそんな希望を感じさせる。

とても有意義な作品。
本年度アカデミー賞で
作品賞・監督賞・主演男優賞を含む6部門にノミネートされて
2部門(調整音響賞・編集賞)を受賞したのも納得の出来。

映画オフィシャル・サイト



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