『女が眠る時』

2016/02/27

2016/08/03

監督　ウェイン・ワン
原作　ハビエル・マリアス
脚本　マイケル・Ｋ・レイ、シンホ・リー、砂田麻美
音楽　ヤマモトユウキ

出演　ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、
小山田サユリ、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子

（あらすじ）

スランプの小説家・健二（西島）が
編集者の妻・綾（小山田）と
リゾートホテルにやって来る。

綾は昼間は仕事に出かけていく。
すっかりやる気をなくしている健二は、
会社員として働くことを決めていた。

ここでは綾の友人・恭子（渡辺）も
働いている。

プールサイドで初老の男・佐原（たけし）と
若い女・美樹（忽那）の親し気な様子を見た健二。

親子ほど年の違う２人に目を奪われた彼は、
執着をしていき・・・

（感想）

オチは
健二の妄想。

ラストで彼は作家としてヒット作を手にして、
綾は念願の子供を授かっている。

1989年の村上龍原作・監督で

ラッフルズホテルという作品があって、
それを思い出した。

最後の最後まではっきりしない、
夢かうつつか・・・の世界観。

当時スゴくハマった。
受験生で現実逃避したかったのだと思う。
でも後年観直したら、
何を良いと思っていたのか全然わからなくて・・・(笑)

あの頃は高校生で文系の脳だったけど、
社会人になってからは
理系の脳になってしまったので、
ますますこういう作品がいいとは思えなくなっている。

で、この手の作品の中でも
これはとりわけ不親切な部類に入る出来。

たけし、西島、忽那（すっかり冴えない）、
リリー（うますぎる）、小山田（がっかりボディ）の存在感が
雰囲気を盛り上げるので退屈はしない。

明菜の歌は流れない(笑)